到達目標
建築設計時に必要となる各種建築環境計画について、基本計画ができる力を身につける
①「光環境」 の基本計画ができる。
②「空気環境」の基本計画ができる。
③「温熱環境」の基本計画ができる。
④「音環境」 の基本計画ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
光環境 の基本計画
| 光環境について 自ら提案し計画できる | 光環境について 概ね計画できる | 光環境について 計画できない |
空気環境の基本計画 | 空気環境について自ら提案し計画できる | 空気環境について概ね計画できる | 空気環境について計画できない |
温熱環境の基本計画 | 温熱環境について自ら提案し計画できる | 温熱環境について概ね計画できる | 温熱環境について計画できない |
音環境 の基本計画 | 音環境について 自ら提案し計画できる | 音環境について 概ね計画できる | 音環境について 計画できない |
学科の到達目標項目との関係
到達目標 C 1
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JABEE d-1
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教育方法等
概要:
建築環境に関する「光環境」、「音環境」、「温熱環境」、「空気環境」の考え方を理解し、快適な建築環境を構築するための具体的な方法を学習する。
この科目では,企業・官公庁で建築設計・建築計画・建築監理業務に従事していた教員が,その経験を活かして演習形式で授業を行う。
授業の進め方・方法:
前半は設計提案及びプレゼンテーションをグループ単位で行う。
後半は講義を中心に前半に行った演習課題の理解を深める。
授業内容を確実に身につけるために、予習復習が望ましい。
注意点:
【関連科目】 建築環境工学(本科4年前期)、環境衛生工学(本科4年前期)
前半のプレゼンテーションは、授業の事前事後に各グループワークが必須となる。
成績評価:演習課題 60%、期末試験40%を原則とする。
合格基準:60点以上を合格とする
再試験 :実施する(演習課題の再提出も含む)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
建築環境工学演習の目的と要素を理解できる
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2週 |
演習課題(日照日射・光・色彩・温熱環境他) |
課題解説、提案空間における環境計画の設計、提案プランの作成グループごとの役割、課題のスケジュール管理について取り組む
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3週 |
演習課題(日照日射・光・色彩・温熱環境他) |
提案空間における環境計画 ①光、温熱、計画等を理解し、提案ができる
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4週 |
演習課題(日照日射・光・色彩・温熱環境他) |
提案空間における環境計画 ②空気、色彩計画等を理解し、提案ができる
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5週 |
演習課題(日照日射・光・色彩・温熱環境他) |
提案空間における環境計画 ③照明器具等を理解し、提案ができる
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6週 |
演習課題(日照日射・光・色彩・温熱環境他) |
提案空間における環境計画 ④配灯計画、建築設備を理解し、提案ができる
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7週 |
演習課題(日照日射・光・色彩・温熱環境他) |
提案空間における環境計画 ⑤総合計画についてグループでまとめポスター作成に取り組む
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8週 |
演習課題(日照日射・光・色彩・温熱環境他) 【ポートフォリオ】演習課題のポスター提出、プレゼンテーション |
演習課題のプレゼンテーションを行い、提案内容を伝えることができる 演習課題を提出する
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4thQ |
9週 |
光環境 講義・問題演習 |
日影図等について理解できる
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10週 |
光環境 講義・問題演習 |
窓からの昼光による室内の明るさを計算、建物の採光計算等について理解できる
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11週 |
空気環境 講義・問題演習 |
必要換気量・換気回数・室内濃度・換気計算等について理解できる
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12週 |
温熱環境 講義・問題演習 |
熱貫流量の計算方法を習得し、断熱材による熱貫流率の変化等を計算できる
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13週 |
空気・温熱環境 講義・問題演習 |
湿り空気線図の使い方を習得し、結露発生の有無等を計算できる
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14週 |
音環境 講義・問題演習 |
様々な騒音源に対する評価方法・対策方法、遮音計画、音響計画等について解説できる
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15週 |
期末試験 |
建築環境工学の主要な計画を理解し、重要な計算が出来る
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16週 |
答案返却など |
期末試験の内容を理解できる
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 環境・設備 | 風土と建築について説明できる。 | 4 | |
建設地と太陽位置について説明できる。 | 4 | |
日照および日射の調節方法について説明できる。 | 4 | |
日照時間および日照時間図について説明できる。 | 4 | |
日照と日射の使い分けについて説明できる。 | 4 | |
紫外線、赤外線、可視光線の効果の違いを説明できる。 | 4 | |
視覚と光の関係について説明できる。 | 4 | |
明視、グレアの現象について説明できる。 | 4 | |
採光および採光計画について説明できる。 | 4 | |
人工照明について説明できる。 | 4 | |
照明計画および照度の計算ができる。 | 4 | |
表色系について説明できる。 | 4 | |
色彩計画の概念を知っている。 | 4 | |
伝熱の基礎について説明できる。 | 4 | |
熱貫流について説明できる。 | 4 | |
室温の形成について理解している。 | 4 | |
温熱環境要素について説明できる。 | 4 | |
温熱環境指標について説明できる。 | 4 | |
湿り空気、空気線図について説明できる。 | 4 | |
結露現象について説明できる。 | 4 | |
空気汚染の種類と室内空気環境基準について説明できる。 | 4 | |
必要換気量について計算できる。 | 4 | |
自然換気と機械換気について説明ができる。 | 4 | |
音の単位について説明できる。 | 4 | |
聴覚の仕組みについて説明できる。 | 4 | |
音心理の三大特性、大きさとうるささ、音の伝搬、減衰、回折について説明できる。 | 4 | |
吸音と遮音、残響について説明できる。 | 4 | |
遮音材料の仕組み、音響計画について説明できる。 | 4 | |
室内環境基準について説明できる。 | 4 | |
熱負荷計算法、空気線図、空気の状態値について説明できる。 | 4 | |
空気調和方式について説明できる。 | 4 | |
熱源方式について説明できる。 | 4 | |
必要換気量について計算できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | ポートフォリオ | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
プレゼンテーション | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |