到達目標
1. 日本建築の工法、構造の変化に伴う建築の様式、都市の変遷と代表的建築様式の変遷・特徴を説明できる。
2. 「世界に通用する」技術者を目指す者として、日本の建築文化への理解を深め、日本の近・現代建築成立への理解へ一助とすると共に、世界各国の建築文化を自ら学び続ける素養を身に付ける。
3. 日本における建築とその周辺環境の歴史的変遷過程を知った上で、建築活動に取り組む姿勢を身に付ける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
日本建築の工法、構造の変化に伴う建築の様式について | 日本建築の工法、構造の変化に伴う建築の様式について理解し、説明できる。 | 日本建築の工法、構造の変化に伴う建築の様式について理解している。 | 日本建築の工法、構造の変化に伴う建築の様式について理解していない。 |
都市の変遷・代表的建築様式の変遷・特徴について | 都市の変遷・代表的建築様式の変遷・特徴について理解し、説明できる。 | 都市の変遷・代表的建築様式の変遷・特徴について理解している。 | 都市の変遷・代表的建築様式の変遷・特徴について理解していない。 |
建築とその周辺環境の歴史的変遷過程を知った上で、建築活動に取り組む姿勢について | 建築とその周辺環境の歴史的変遷過程を知った上で、建築活動に取り組む姿勢について身につけ、実践しようとする。 | 建築とその周辺環境の歴史的変遷過程を知った上で、建築活動に取り組む姿勢について身につけている。 | 建築とその周辺環境の歴史的変遷過程を知った上で、建築活動に取り組む姿勢について身につけていない。 |
学科の到達目標項目との関係
到達目標 C 1
説明
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JABEE d-1
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教育方法等
概要:
日本建築の工法、構造の変化に伴う建築の様式、都市の変遷と代表的建築様式の変遷・特徴について学ぶ。
授業の進め方・方法:
視覚的理解を助けるため、代表事例などはプロジェクターでの投影を活用する。視聴覚教材も利用する。授業内容を理解するために、予習復習のための学習ノート(年表形式)を活用する。その提出は期限を決めて行う。
注意点:
成績評価:中間テスト成績40%(年表シートとは別)、期末テスト(40%)必須レポート(年表シート)20%(提出期限を守れるかどうかも評価対象とする。)を原則とする。
合格基準:60点以上を合格とする。
再試験:実施する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
【授業内容】日本建築史ガイダンス 【事後学習】年表シート記入(目安:1H) |
日本建築史を学ぶ意義、建築の発生と発達の要因についての説明、建築史、都市史変遷の概要の説明、学習ノートの使い方についてのガイダンス について理解できる。
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2週 |
【授業内容】日本古代の建築1 【事後学習】年表シート記入(目安:1H) |
①縄文・弥生・古墳時代の住居・集落。②飛鳥・白鳳時代の寺院。③奈良(天平)時代の寺院。その時代背景の説明 について理解できる。
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3週 |
【授業内容】日本古代の建築2 【事後学習】年表シート記入(目安:1H) |
平安時代の密教寺院、浄土教寺院。その時代背景の説明 について理解できる。
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4週 |
【授業内容】日本古代の建築3 【事後学習】年表シート記入(目安:1H) |
古代の形式を伝承する神社、奈良・平安期成立の神社 について理解できる。
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5週 |
【授業内容】日本古代の建築4 【事後学習】年表シート記入(目安:1H) |
古代の宮殿と都城、寝殿造 について理解できる。
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6週 |
【授業内容】日本中世の建築1 【事後学習】年表シート記入(目安:1H) |
大仏様の建築 について理解できる。
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7週 |
【授業内容】日本中世の建築2 【事後学習】年表シート記入(目安:2H) |
禅宗様の建築、新和様と折衷様の建築 について理解できる。
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8週 |
中間テスト |
日本古代建築、大仏様、禅宗様に関する設問ついて、年表シートを基に解答できる。
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2ndQ |
9週 |
【授業内容】日本中世の建築3 【事後学習】年表シート記入(目安:1H) |
中世の神社 について理解できる。
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10週 |
【授業内容】日本中世の建築4 【事後学習】年表シート記入(目安:1H) |
北山文化・東山文化、中世の民家 について理解できる。
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11週 |
【授業内容】日本近世の建築1 【事後学習】年表シート記入(目安:1H) |
城郭建築、書院造り について理解できる。
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12週 |
【授業内容】日本近世の建築2 【事後学習】年表シート記入(目安:1H) |
茶室、数寄屋風書院 について理解できる。
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13週 |
【授業内容】日本近世の建築3 【事後学習】年表シート記入(目安:1H) |
近世の寺院、近世の神社、近世の民家 について理解できる。
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14週 |
【授業内容】日本近世の建築4 【事後学習】年表シート記入(目安:2H) |
学校、大店、劇場、遊郭 について理解できる。
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15週 |
期末テスト |
中世の神社、北山文化・東山文化、中世の民家、城郭建築、書院造り、茶室、数寄屋風書院、近世の寺院、近世の神社、近世の民家、学校、大店、劇場、遊郭に関する設問ついて、年表シートを基に解答できる。
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16週 |
レポート、期末テストについてのフィードバック |
日本建築史についての復習、歴史的建造物の保存活用について 理解し、学習内容を振り返ることが出来る。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 現代にいたる都市計画論について説明できる。 | 1 | 前5,前14 |
モデュールについて説明できる。 | 2 | 前10 |
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。 | 2 | 前2,前5,前10,前11,前12,前13,前14 |
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 1 | 前14,前15 |
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 1 | 前14 |
原始(例えば、竪穴住居、高床建築、集落など)の特徴について説明できる。 | 4 | 前1,前2 |
古代(例えば、住宅建築、寝殿造、都市計画、神社建築、寺院建築など)の特徴について説明できる。 | 4 | 前2,前3,前4,前5,前16 |
中世(例えば、住宅建築、神社建築、寺院建築(大仏様、禅宗様、折衷様など))の特徴について説明できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前9,前10,前15,前16 |
近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。 | 4 | 前11,前12,前13,前14,前15,前16 |
評価割合
| 前期中間テスト | 前期末テスト | 年表シート課題 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 40 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 40 | 15 | 95 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 5 | 5 |