CAD応用(建築系)

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 CAD応用(建築系)
科目番号 0139 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 土木建築工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 適宜資料を配布
担当教員 劉 懋,江本 晃美

到達目標

1:建築の空間表現としての3 次元モデルを作成することができる。
2:3次元モデルを生成し、空間の意匠表現のための加工ができる。
3:プレゼンテーション用の効果的なCGを作成してプレゼンテーションできる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
3次元モデルの作成一定程度の複雑な3次元モデルを時間内に生成することができる。3次元モデルの生成が時間内にできる。3次元モデルの生成ができない。
3次元モデルの意匠表現加工生成した3次元モデルの意匠表現を工夫して加工することができる。生成した3次元モデルに素材などの加工を施すことができる。3次元モデルの意匠加工ができない。
効果的なプレゼンテーションモデルの作成プレゼンテーション用の3 次元モデリングを目標時間内に作成し、空間を創造的に表現することでができる.プレゼンテーション用3 次元モデリングを目標時間内に作成し、プレゼンできる。プレゼンテーション用の3 次元モデリングを目標時間内に作成できない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築設計における2 次元CADによる空間表現から、実務レベルを想定し、プレゼンテーション表現を豊かにする3次元モデルの生成と意匠表現の加工を行う。技術を習得するための演習課題と各自の意匠性を表現する自由課題を通じて講義を進める。
授業の進め方・方法:
AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎を小課題から身につけ、最終的に創造的なCG作成からプレゼンテーションを行う。定期試験においては空間認知と簡易モデルの作成能力を問う。技術的な習熟度に応じて、課外で課題に取り組む時間を確保することが望ましい。
注意点:
授業内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。
◎成績評価:最終成績=中間試験(20%)+ポートフォリオ(70%)+発表(10%) (合格基準:60点以上)
 再試験:必要に応じて実施する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・3 次元モデリングの基本操作 AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が習得できる。[ 学習シート1]
2週 3 次元モデリングの基本操作 AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が習得できる。[ 学習シート2]
3週 3D オブジェクトの操作 AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が習得できる。[ 学習シート3]
4週 サーフェスモデリング AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が習得できる。[ 学習シート4]
5週 メッシュオブジェクト AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が習得できる。[ 学習シート5]
6週 メッシュオブジェクト AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が習得できる。[ 学習シート6]
7週 メッシュオブジェクト AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が習得できる。[ 学習シート7]
8週 中間試験 単純な平面図立面図から3D 図の作成の確認ができる。(練習課題の提出締め切り)
4thQ
9週 レンダリング AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が活用できる。[ 学習シート8]各自データを持参
10週 アニメーションの作成 AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が活用できる。[ 学習シート9]
11週 3D モデル① AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が活用できる。[ 学習シート10]
12週 3D モデル② AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が活用できる。[ 学習シート11]
13週 3D モデル③ AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が活用できる。[ 学習シート12]
14週 3D モデル④ AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が活用できる。ポートフォリオの作成。
15週 プレゼンポスター・ポートフォリオの作成 AutoCAD を用いて3 次元モデリングの基礎知識が活用できる。ポートフォリオの完成
16週 プレゼンテーション プレゼンテーション・アンケート入力

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。4
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。4
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。4
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。4
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。4
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。4
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。4
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。4
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。4
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。4
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。4
建築における形態(ものの形)について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合201000700100
基礎的能力0000000
専門的能力201000700100
分野横断的能力0000000