概要:
プレストレストコンクリートの設計手順の基本事項習得を重点に置き,実務へのスムーズな適応を目指す。
この科目では,企業で施工管理・技術開発業務に従事していた教員が,その経験を活かして講義形式で授業を行う。
授業の進め方・方法:
演習を中心とし,自ら考えながら設計を行う。
注意点:
班別演習において理解の早い学生は,班員のレクチャーを行い自らの理解力を深め,教える能力を鍛える。教わる側は対話を尊重して自らの思考も最大限活用して演習に取り組む。レポートは各講義終了までに提出する。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 材料 | 材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。 | 4 | |
鋼材の種類、形状を説明できる。 | 4 | |
鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。 | 4 | |
セメントの物理的性質、化学的性質を説明できる。 | 4 | |
各種セメントの特徴、用途を説明できる。 | 4 | |
骨材の含水状態、密度、粒度、実積率を説明できる。 | 4 | |
骨材の種類、特徴について、説明できる。 | 4 | |
混和剤と混和材の種類、特徴について、説明できる。 | 4 | |
コンクリートの長所、短所について、説明できる。 | 4 | |
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。 | 4 | |
配合設計の手順を理解し、計算できる。 | 4 | |
非破壊試験の基礎を説明できる。 | 4 | |
フレッシュコンクリートに求められる性質(ワーカビリティー、スランプ、空気量等)を説明できる。 | 4 | |
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。 | 4 | |
耐久性に関する各種劣化要因(例、凍害、アルカリシリカ反応、中性化)を説明できる。 | 4 | |
プレストレストコンクリートの特徴、分類について、説明できる。 | 4 | |
プレストレス力の算定及び断面内の応力度の計算ができ、使用性を検討できる。 | 4 | |
コンクリート構造物の維持管理の基礎を説明できる。 | 4 | |
コンクリート構造物の補修方法の基礎を説明できる。 | 4 | |
コンクリート構造の種類、特徴について、説明できる。 | 4 | |
コンクリート構造の代表的な設計法である限界状態設計法、許容応力度設計法について、説明できる。 | 4 | |
曲げモーメントを受ける部材の破壊形式を説明でき、断面破壊に対する安全性を検討できる。 | 4 | |
曲げモーメントを受ける部材の断面応力度の算定、使用性(ひび割れ幅)を検討できる。 | 4 | |
せん断力を受ける部材の破壊形式を説明でき、せん断力に対する安全性を検討できる。 | 4 | |