到達目標
IPデータグラムがどのように転送されるのか、説明ができる。
大規模なネットワークが、どのように構成されているのか、想像ができる。
なぜ、そのルーティング方式を用いるのか、説明ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
ルーティングについて | IPネットワークについて、適切な構成方法を選択し、構築することができる。 | IPネットワークについて、動作を理解することができる。 | IPネットワークについて、基本的な動作が理解できていない。 |
学科の到達目標項目との関係
到達目標 C 1
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JABEE d-1
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教育方法等
概要:
この科目の内容は、インターネットプロトコルについての授業である。本科ネットワークアーキテクチャ、情報システム実験で TCP/IP プロトコル、ソケットインターフェース、ネットワーク構築の講義・演習を行ってきた。この科目では、各種のルーティングを学修し、IPネットワークがどのように構成されているのかを深く学ぶ。
授業の進め方・方法:
実際のネットワークで確認しながら授業を進める。そのため、ネットワーク機器や解析ツールを使用した多くの演習を行う。演習用ネットワークの構築、演習後のデータ解析・整理、レポート作成に授業の倍程度の自学・自習時間を要する。
注意点:
【関連科目】 本科:情報通信工学、ネットワークアーキテクチャ、情報システム実験
専攻科:通信ネットワーク工学、情報電子工学総合実験
【評価法】 最終評価点=期末試験×8割+レポート×2割
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 【事前事後学習の内容(2時間)】復習 |
この授業の目的と概要を掴む。最近の動向についてもふれ、インターネットの役割がますます大きくなってきたことを理解する。
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2週 |
インターネットアーキテクチャ 【事前事後学習の内容(2時間)】予習 |
インターネットプロトコル(IP)は、ネットワークを仮想化する仕組みの一つと理解する。階層モデルと実際のネットワークの構造を対比しながら理解を深める。
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3週 |
物理ネットワーク 【事前事後学習の内容(4時間)】予習 |
Ethernetなどのネットワーク技術について復習する。CSMA/CD、フレーミングフォーマット、MTU等の用語を、再度、確認して説明できるようになる。
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4週 |
インターネットプロトコル 【事前事後学習の内容(4時間)】予習 |
IP層について,本科で学んだスタティックルーティングに加えて,ダイナミックルーティングの概要を理解する。
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5週 |
演習環境の構築(1) 【事前事後学習の内容(4時間)】実習の残り |
次回からの演習で使用する実験ネットワークの構築、ネットワーク監視用コンピュータのセットアップを完了させる。
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6週 |
演習環境の構築(2) 【事前事後学習の内容(4時間)】実習の残り |
簡単な同一セグメント内の通信環境を作成し、フレームを観察する手法を確認できるようになる。
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7週 |
Ethernet(1) 【事前事後学習の内容(6時間)】実習の残りと復習 |
経路冗長化の方法であるスパニング・ツリー・プロトコル(STP)について説明できる。
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8週 |
Ethernet(2) 【事前事後学習の内容(6時間)】実習の残りと復習 |
VLANについて学び、ブロードキャスト・ドメインを分割することを理解する。更に、トランクを理解する。
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4thQ |
9週 |
スタティックルーティング(1) 【事前事後学習の内容(6時間)】実習の残りと復習 |
2台のルータで構築する規模のネットワークを稼働させることができる。
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10週 |
スタティックルーティング(2) 【事前事後学習の内容(6時間)】実習の残りと復習 |
各班が前回作成したネットワークを相互に結合した規模のネットワークを稼働させることができる。
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11週 |
RIP(1) 【事前事後学習の内容(6時間)】実習の残りと復習 |
動的ルーティングの一つであるRIPを学び、機器を活用し稼働させることができる。
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12週 |
RIP(2) 【事前事後学習の内容(6時間)】実習の残りと復習 |
経路断やルータ・ダウン時にも、ネットワークが動き続けることを実現できる。
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13週 |
OSPF,BGP 【事前事後学習の内容(6時間)】実習の残りと復習 |
大規模なネットワークを構成する際に使用するプロトコルを稼働させることができる。
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14週 |
総括 |
各演習で学んだ事柄に関し、各ルーティング方式の特徴について、理解を深めたうえで,説明できる。
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15週 |
期末試験 |
演習で確認した事柄について理解しているか確認できる。
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16週 |
まとめ |
試験の解答の解説を受けて,不足している学習事項について把握できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 情報通信ネットワーク | プロトコルの概念を説明できる。 | 5 | 後1 |
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。 | 5 | 後1 |
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。 | 5 | 後3 |
インターネットの概念を説明できる。 | 5 | 後4 |
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。 | 5 | 後1 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他(レポート) | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |