建設プログラミング

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 建設プログラミング
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境建設工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 島袋 淳

到達目標

複合分野の基礎となる基本的素養を身に着けるために、建設分野で要求される基本的な計算問題についてプログラムを作成する。言語は基本的に自由であるが、授業ではExcelを使って説明するので、Excelを用いた場合は以下のことを到達目標とする。
①FOR~NEXT文の建設系問題への適用
②IF~ENDIF文の建設系問題への適用
③DO~LOOP文の建設系問題への適用
④配列の概念
以上を理解し、応用できることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1土木・建築分野における各種設計・計算問題を適切にプログラムできる。土木・建築分野における各種設計・計算問題をプログラムできる。土木・建築分野における各種設計・計算問題をプログラムできない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 B 1 説明 閉じる
JABEE c-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
プログラミング言語として基本的にはExcel VBAを用い、建設分野で要求されるさまざまな問題を解く際の基礎となる解析手法を理解することを目的にしている。
授業の進め方・方法:
授業のほとんどをパソコンを用いた演習に充てる。各自学習範囲に適合した応用問題を設定してプログラムを開発する。授業内容をより理解するためにも、予習・復習が必須である。また全体で毎回学習シート課題を配布、学生の理解度を確認する。その学習シートの課題を行う事前事後の学習の目安は計2時間程度を必要とする。
注意点:
最終成績=プログラム確認(最大100点)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 建設プログラミング概論
【事後学習の内容(2時間)】
シラバスにしたがって授業内容および方法を説明し、授業の最後に行うプレゼンテーションについて簡単な説明を行う。
2週 プログラミングの基礎
【事後学習の内容(2時間)】
本科で学んだVisualBasic(以下VB)の基本的な手法について説明、演習を行う。
3週 土の物理的性質の計算
【事後学習の内容(2時間)】
本科3年で学んだ土の物理的性質の計算についてプログラムを作成する
4週 断面2次モーメントの計算
【事後学習の内容(2時間)】
長方形、箱型断面の断面2次モーメントを計算するプログラムを作成する
5週 曲げ応力、せん断応力の計算
【事後学習の内容(2時間)】
第4回で作成したプログラムを曲げ応力、せん断応力を求めるプログラムに改良する
6週 モールの応力円(1)
【事後学習の内容(2時間)】
モールの応力円のプログラムを作成する
7週 モールの応力円(2)【事後学習の内容(2時間)】
モールの応力円のプログラムを作成する
8週 土圧の計算【事後学習の内容(2時間)】
クーロン・ランキン土圧を計算するプログラムを作成する
4thQ
9週 行列計算(1)
【事後学習の内容(2時間)】
行列計算のプログラムを作成する
10週 行列計算(2)【事後学習の内容(2時間)】
行列計算のプログラムを作成する
11週 たわみとたわみ角の計算(1)
【事後学習の内容(2時間)】
単純梁のたわみ、たわみ角の計算を行うプログラムを作成する
12週 たわみとたわみ角の計算(2)
【事後学習の内容(2時間)】
色々な梁のたわみ、たわみ書くの計算を行うプログラムを作成する
13週 トラバースの計算(1)
【事後学習の内容(2時間)】
トラバース測量結果の計算を行うプログラムを作成する
14週 トラバースの計算(2)
【事後学習の内容(2時間)】
トラバース測量結果の計算を行うプログラムを作成する
15週 プログラム確認チェック これまで作成したプログラムに汎用性があるかを確認する
16週 まとめ プログラム確認チェックで間違えた個所を確認、修正、考察する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。4
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。4
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。4
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。4

評価割合

試験発表相互評価態度プログラム結果その他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力000010010
専門的能力000080080
分野横断的能力000010010