電気工学PBL

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 電気工学PBL
科目番号 0102 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材
担当教員 碇賀 厚,日髙 良和,春山 和男,成島 和男,岡本 昌幸,仙波 伸也,碇 智徳,濱田 俊之,三澤 秀明,池田 風花

到達目標

エンジニアに必要な課題解決能力を修得することを目的とする。
①課題を理解し、計画を立てて継続的な取り組みができる。
②参考文献などの調査を行い、課題に対する解決法の妥当性を検証することができる。
③成果をレポートにまとめ、他人に説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1課題解決に向けて、自ら計画を立て継続的に取り組むことができる。課題解決に向けて、教員の助言をもとに計画を立て継続的に取り組むことができる。課題解決に向けて、教員からの助言を受けても計画的に取り組むことができない。
評価項目2文献を調査するなどして課題の解決法を自ら考えることができる。教員の助言をもとに課題の解決法を考えることができる。教員の助言があっても課題を解決することができない。
評価項目3自ら成果をレポートにまとめ、わかりやすく他人に説明することができる。教員の助言のもとに成果をレポートをまとめ、他人に説明することができる。成果をレポートをまとめることができず、他人に説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (D)③ 説明 閉じる
教育目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
第2学期開講
下記のようなテーマから取り組むプロジェクトを選択し,1学期間課題解決に取り組む。
文献調査などにより習得した知識や技術に基づく課題解決法を報告書にまとめる。
授業の進め方・方法:
少人数毎に各研究室に配属し、担当教員から与えられたプロジェクトに対し、個人あるいはチームで解決法を考えていきます。
最終的に習得した知識や技術及びプロジェクトに対する解決法を報告書にまとめて提出してもらいます。
注意点:
教員からの一方的な講義ではなく、各自が自らプロジェクト課題の解決法を考えていきます。受け身では全く前進できませんので、自ら考え、行動することを心がけてください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 碇賀研 ・鉄心磁束と磁気損失の実験観測
2週 日高研 ・LEDを用いた照明装置の開発
・車両運転状況検出装置の開発
3週 春山研 ・超音波起床・離床検知装置の開発
・電灯線通信装置の開発
・安否確認装置の開発
・車いす用の安全装置の開発
・センサとマイコンを用いた育苗器の開発
4週 成島研 ・酸化物超伝導体の試作ならびに授業への展開の検討など
・有機薄膜太陽電池の作製のための準備
5週 岡本研 ・GaNトランジスタを用いた電力変換回路の製作
6週 仙波研 ・強磁性トンネル接合の作製と評価
・相変化メモリ素子に向けた材料開発
・熱電発電システムの設計
・自己提案型研究
7週 碇研 ・SiC表面における酸化プロセスの解明
・有機分子薄膜形成メカニズムの解明
・HOPG表面における異種原子の挙動の調査
・スピン偏極装置の開発
8週 濱田研 ・太陽光発電設備の安全性
・大気圧非平衡プラズマの応用
・屋内電気配線設計技術の理解と実習
4thQ
9週 三澤研 ・ジェスチャーコントロールについての検討
・ときわ公園で使用するアプリについて検討
10週 池田研 ・単相3線式配電用アクティブパワーフィルタの制御法
・電気自動車用双方向充電器に用いる絶縁型DC-DCコンバータの研究
・電気自動車用双方向充電器の正弦波充電法
・単相3線式配電線の電力品質保証機能を付加したPCSの研究
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3

評価割合

レポート発表相互評価合計
総合評価割合702010100
基礎的能力0000
専門的能力702010100
分野横断的能力0000