原価計算論Ⅲ

科目基礎情報

学校	宇部工業高等専門学校	開講年度	令和02年度 (2020年度)
授業科目	原価計算論Ⅲ
科目番号	52026	科目区分	専門 / 必修
授業形態	講義	単位の種別と単位数	学修単位: 2
開設学科	経営情報学科	対象学年	2
開設期	後期	週時間数	2
教科書/教材	(商業330)管理会計　伊藤博
担当教員	田川 晋也

到達目標

１．予算の設定と予算実績の差異分析ができる。
２．事業部制組織の業績評価について説明できる。
３．ABCやバランスト・スコカードのコンセプトが理解できる。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	最低限の到達レベルの目安(可)	未到達レベルの目安
評価項目1	予算の設定と予算実績の差異分析ができる。	予算の設定と予算実績の差異分析が概ねできる。	予算の設定と予算実績の差異分析を大抵説明できる。	予算の設定と予算実績の差異分析をほぼ説明できない。
評価項目2	事業部制組織の業績評価について説明できる。	事業部制組織の業績評価について概ね説明できる。	事業部制組織の業績評価について大抵説明できる。	事業部制組織の業績評価についてほぼ説明できない。
評価項目3	ABCやバランスト・スコカードのコンセプトが理解できる。	ABCやバランスト・スコカードのコンセプトが概ね理解できる。	ABCやバランスト・スコカードのコンセプトが大抵理解できる。	ABCやバランスト・スコカードのコンセプトがほぼ理解できない。

教育方法等

概要:

２学期開講。企業組織の具体的な管理方法について学習をする。本講義では、会計データを用いて、組織を管理する方法を解説する。

授業の進め方・方法:

専門科目に入ると、初めて聞く内容が増えてきて理解するのも大変になります。この講座では、教科書に出てくる難解な内容をできるだけかみくだいて説明したり、身の回りの具体的なものに例えて説明することを心がけて授業を行う予定です。進む進度もすこしゆっくりめに設定しています。

注意点:

経営組織論の講義では、後期に、組織の管理について学習する。特に、組織の管理手法として重要性の高い管理会計について学習する。

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	ガイダンス 管理会計の基礎	シラバスから学習の意義、授業の進め方、評 価方法を理解できる。 管理会計の意義と目的を説明できる。
		2週	直接原価計算①	利益計画における直接原価計算の役割を説明できる。 セグメント別の損益計算書を利用できる。
		3週	直接原価計算②	直接標準原価計算における差異分析ができる。
		4週	短期利益計画①	原価分解ができる。 短期利益計画におけるCVP分析の役割を説明できる。
		5週	短期利益計画②	感度分析ができる。 最適セールス・ミックスを決定することができる。
		6週	企業予算①	企業予算の編成プロセスを説明できる。
		7週	企業予算②	予算実績差異分析を説明できる。
		8週	経営意思決定①	埋没原価、機会原価を説明できる。 受注する否かの意思決定ができる。
	4thQ
		9週	経営意思決定②	Make or Buy の意思決定ができる。 継続か廃止かの意思決定ができる。
		10週	戦略的原価計算①	活動基準原価計算ができる
		11週	戦略的原価計算②	品質原価計算ができる。 ライフサイクル・コスティングができる。
		12週	戦略的原価計算③	原価企画を説明できる。 バランススコアカードを説明できる。
		13週	事業部制の業績管理①	部門業績について説明できる。 本社費・共通費の配賦について説明できる。
		14週	事業部制の業績管理②	グループ経営の業績管理について説明できる。
		15週	定期試験
		16週	答案返却・解答解説 全体の授業改善アンケートの実施学習事項のまとめ	試験問題の解説を通じて，間違った箇所を理解できる。 全体の学習事項のまとめが理解できる。

評価割合

	試験	発表	相互評価	態度	ポートフォリオ	レポート	合計
総合評価割合	80	0	0	0	0	20	100
知識の基本的な理解	80	0	0	0	0	20	100
思考・推論・創造への適用力	0	0	0	0	0	0	0
汎用的技能	0	0	0	0	0	0	0
態度・志向性(人間力)	0	0	0	0	0	0	0
総合的な学習経験と創造的思考力	0	0	0	0	0	0	0