建築計画1

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 建築計画1
科目番号 1812D01 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建設コース 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 ①住まいの建築計画(学芸出版社),②伊礼智の住宅デザイン(X-Knowledge),③木造住宅のできるまで(X-Knowledge),④図説やさしい建築計画(学芸出版社),⑤コンパクト版建築史日本・西洋(彰国社),⑥近代時代の中の住居(リクルート出版)
担当教員 多田 豊

到達目標

1 建築計画に関わる基本的な寸法体系や建築述語について理解をする
2 独立住宅に関わる建築計画について理解をする
3 集合住宅に関わる建築計画について理解をする
4 日本と西洋の建築史について理解をする
5 ビルディングタイプ別(教育・交流・医療・商業)に関わる建築計画について理解をする

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)
到達目標1建築計画に関わる基本的な寸法体系や建築述語に関わる課題について80%以上正確に理解ができている.建築計画に関わる基本的な寸法体系や建築述語に関わる課題について70%以上正確に理解ができている.建築計画に関わる基本的な寸法体系や建築述語に関わる課題について60%以上正確に理解ができている.
到達目標2独立住宅の建築計画に関わる課題について80%以上正確に理解ができている.独立住宅の建築計画に関わる課題について70%以上正確に理解ができている.独立住宅の建築計画に関わる課題について60%以上正確に理解ができている.
到達目標3集合住宅の建築計画に関わる課題について80%以上正確に理解ができている.集合住宅の建築計画に関わる課題について70%以上正確に理解ができている.集合住宅の建築計画に関わる課題について60%以上正確に理解ができている.
到達目標4 日本と西洋の建築史について80%以上正確に理解ができている.日本と西洋の建築史について70%以上正確に理解ができている.日本と西洋の建築史について60%以上正確に理解ができている.
到達目標5ビルディングタイプ別(教育・交流・医療・商業)の建築計画に関わる課題について80%以上正確に理解ができている.ビルディングタイプ別(教育・交流・医療・商業)の建築計画に関わる課題について70%以上正確に理解ができている.ビルディングタイプ別(教育・交流・医療・商業)の建築計画に関わる課題について60%以上正確に理解ができている.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 A-2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 B-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
●建築計画に関わる基本的な寸法体系や建築述語を学びます.
●独立住宅,集合住宅,その他のビルディングタイプ(教育・交流・医療・商業)について学びます.
●日本と西洋の建築の歴史について学びます.
●この科目は,企業で建築設計の担当していた教員がその経験を活かし講義を行います.
授業の進め方・方法:
●本授業は講義形式で実施します.授業の途中で集団的な学習を行う場合があります.
●授業時間60時間
注意点:
●本科目は建築士試験の受験資格要件として定めた指定科目であり,修得することにより実務経験年数などの受験資格が有利となります.
●2年次から5年次まで,「はじめからおわりまで」を繰り返し,繰り返し,「なんどもまなぶ」ことで,年々,自分の手に,技術,学術,芸術の力が備わっていくことを実感することができます.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 建築で使用する寸法体系 ・尺貫法,モジュールについて理解をする.
・基本的な人体寸法,動作寸法を理解する.
・教科書①,④を使用する.
2週 建築述語を覚える(1) ・屋根形状,開口部,床・天井,断熱材等の基本的な建築述語について写真や実物をみて名称を覚える.
・教科書①,③,④を使用する.
3週 建築述語を覚える(2) ・窓の採光や換気とプライバシーに関わる基本的な建築述語について覚え,採光・換気に関わる計算をできるようになる.
・教科書③,④を使用する.
4週 建築述語を覚える(3) ・構造材に関わる基本的な建築述語について写真や実物をみて名称を覚える.
・教科書③,④を使用する.
5週 独立住宅の単位空間を学ぶ(1) ・サーブドスペース,サーバントスペースについて理解をする.
・近代住居の基本的な間取りについて理解をする.
・教科書④,⑤を使用する.
6週 独立住宅の単位空間を学ぶ(2) ・リビングルームとキッチン,ダイニングルームの建築計画について理解をする.
・教科書②,④を使用する
7週 独立住宅の単位空間を学ぶ(3) ・近代建築史における重要な独立住宅におけるリビングルームについて建築計画的な側面から理解をする.
・教科書⑤,⑥を使用する
8週 中間試験
2ndQ
9週 独立住宅の単位空間を学ぶ(4) ・近代建築史における重要な独立住宅における個室について建築計画的な側面から理解をする.
・教科書⑤,⑥を使用する
10週 独立住宅の単位空間を学ぶ(5) ・近代建築史における重要な独立住宅における個室について建築計画的な側面から理解をする.
・教科書⑤,⑥を使用する
11週 独立住宅の建築計画を学ぶ(1) ・与条件(要望,敷地,法律等)を整理する方法を理解する.
・教科書①,②を使用する
12週 独立住宅の建築計画を学ぶ(2) ・必要な部屋のゾーニングと規模計画について理解をする.
・教科書①,②を使用する
13週 独立住宅の建築計画を学ぶ(3) ・外観の意匠計画について理解をする.
・教科書①,②を使用する
14週 集合住宅の建築計画を学ぶ(1) ・必要な部屋のゾーニングと規模計画について理解をする.
・教科書④を使用する
15週 集合住宅の建築計画を学ぶ(2) ・平面計画を立面計画に表現する方法について理解をする.
・教科書④を使用する
16週 前期末試験返却
後期
3rdQ
1週 建築史から建築作品を知る(1) ・日本と西洋の先史時代の生活,建築物について理解をする.
・教科書⑤を使用する.
2週 建築史から建築作品を知る(2) ・日本と西洋の古代の生活,建築物について理解をする.
・日本建築史では寝殿造や古代の神社建築について,西洋建築史では古代エジプト,古代ギリシャ,古代ローマの建築物について理解をする.
・教科書⑤を使用する.
3週 建築史から建築作品を知る(3) ・日本と西洋の中世の生活,建築物について理解をする.
・日本建築史では寺院建築について,西洋建築史ではロマネスク,ゴシックの建築物について理解をする.
・教科書⑤を使用する.
4週 建築史から建築作品を知る(4) ・日本の近世の生活,建築物について理解をする.
・日本建築史では書院造,数寄屋造,町家,農家住宅,城郭建築について理解をする.
・教科書⑤を使用する.
5週 建築史から建築作品を知る(5) ・西洋の近世の生活,建築物について理解をする.
・西洋建築史ではルネッサンス,バロック,ネオクラッシズムについて理解をする.
・教科書⑤を使用する.
6週 建築史から建築作品を知る(6) ・日本と西洋の近代(戦前まで)の生活,建築物について理解をする.
・都市問題,アールヌーヴォー,近代建築運動(モダニズム),お雇外国人,日本人建築家の誕生等について理解をする.
・教科書⑤を使用する.
7週 建築史から建築作品を知る(7) ・日本と西洋の近代(戦後)の生活,建築物について理解をする.
・戦災復興,ポストモダンについて理解をする.
・教科書⑤を使用する.
8週 中間試験 各部(寝室・居間・台所・トイレ・浴室・玄関・廊下・階段)の計画上配慮すべき点について理解し説明できる
4thQ
9週 ビルディングタイプ別の建築計画を学ぶ(1) ・小学校の建築計画について,施設設置の根拠法令と目的,基本的な施設数,ゾーニング,単位空間の建築計画,実作品について理解をする.
・教科書④を使用する.
10週 ビルディングタイプ別の建築計画を学ぶ(2) ・幼稚園と保育所の建築計画について,施設設置の根拠法令と目的,基本的な施設数,ゾーニング,単位空間の建築計画,実作品について理解をする.
・教科書④を使用する.
11週 ビルディングタイプ別の建築計画を学ぶ(3) ・図書館の建築計画について,施設設置の根拠法令と目的,基本的な施設数,ゾーニング,単位空間の建築計画,実作品について理解をする.
・教科書④を使用する.
12週 ビルディングタイプ別の建築計画を学ぶ(4) ・美術館の建築計画について,施設設置の根拠法令と目的,基本的な施設数,ゾーニング,単位空間の建築計画,実作品について理解をする.
・教科書④を使用する.
13週 ビルディングタイプ別の建築計画を学ぶ(5) ・病院の建築計画について,施設設置の根拠法令と目的,基本的な施設数,ゾーニング,単位空間の建築計画,実作品について理解をする.
・教科書④を使用する.
14週 ビルディングタイプ別の建築計画を学ぶ(6) ・商業施設の建築計画について,施設設置の根拠法令と目的,基本的な施設数,ゾーニング,単位空間の建築計画,実作品について理解をする.
・教科書④を使用する.
15週 ビルディングタイプ別の建築計画を学ぶ(7) ・事務所の建築計画について,施設設置の根拠法令と目的,基本的な施設数,ゾーニング,単位空間の建築計画,実作品について理解をする.
・教科書④を使用する.
16週 後期末試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合50252500100
基礎的能力20000020
専門的能力3025250080
分野横断的能力000000