到達目標
1.水、大気汚染の実態を理解し、その動態を簡単なモデルを用いて理解できる。
2.廃棄物問題の実情を理解し、リサイクルや処理方法に関して熱力学的方法をもって理解できる。
3.環境化学物質の拡散をモデルを用いて理解できる。
4.環境リスクの概念を理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 水、大気汚染の実態を理解し、その動態を簡単なモデルを用いて理解できる。 | 水、大気汚染の実態を理解できる。 | 水、大気汚染の実態を理解できない。 |
評価項目2 | 廃棄物問題の実情を理解し、リサイクルや処理方法に関して熱力学的方法をもって理解できる。 | 廃棄物問題の実情を理解できる。 | 廃棄物問題の実情を理解できない。 |
評価項目3 | 環境化学物質の拡散をモデルを用いて理解できる。 | 環境化学物質の拡散を理解できる。 | 環境化学物質の拡散を理解できない。 |
評価項目4 | 環境リスクの概念を理解し、リスクを算出できる。 | 環境リスクの概念を理解できる。 | 環境リスクの概念を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義では、環境問題を考える上で必要不可欠な「環境システム解析」と「熱力学的方法」の知識の習得とその使い方を習得することを目的とする。例題として身近な環境問題である水環境や廃棄物問題を取り扱い、その中で具体的な課題について計算を交えて理解を深める。また環境リスクや化学物質の広域移動に関するトピックから環境問題の先端で何が起きているか具体的なイメージとともに理解を深めていく。
授業の進め方・方法:
環境問題は日々進行しており、状況も変化している。普段から新聞、ニュース等から継続的に情報を収集する習慣をつけて欲しい。
【授業時間30時間+自学自習時間60時間】
この科目は学習単位科目のため,事前・事後学習としてレポート等を実施します。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
水の利用と循環1 |
資源としての水、水の利用・再生システムを説明できる。
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2週 |
水の利用と循環2 |
浄水、排水処理の制御因子を説明できる。
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3週 |
大気汚染物質の制御1 |
燃焼によるガス発生量が計算できる。
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4週 |
大気汚染物質の制御2 |
大気汚染を防止する技術を説明できる。
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5週 |
廃棄物の適性処理 |
廃棄物処理方法を説明できる。
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6週 |
廃棄物の資源循環 |
廃棄物の熱利用に関して熱回収効率を計算できる。
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7週 |
廃棄物の最終処分 |
廃棄物の最終処分方法について説明できる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
環境化学物質の循環1 |
コンパートメントモデルを説明できる
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10週 |
環境化学物質の循環2 |
環境化学物質の分解と相間移動を説明できる。
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11週 |
環境リスク1 |
身近な事象のリスクを計算できる。
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12週 |
環境リスク2 |
天然起源のリスクを計算できる。
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13週 |
熱工学とエネルギー1 |
燃焼によるエネルギー収支を計算できる。
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14週 |
熱工学とエネルギー2 |
熱エネルギーから動力エネルギーの変換ができる。
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15週 |
熱工学とエネルギー3 |
エネルギーの持続可能性について説明できる。
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | 小テスト | ポートフォリオ | 発表・取り組み姿勢 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 20 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 10 | 0 | 0 | 30 |
専門的能力 | 60 | 0 | 10 | 0 | 0 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |