到達目標
教育に関する基本的知識を身につけながら,現代社会が抱えている教育的諸問題への関心を深めるとともに,自分自身の教育観の形成を目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
教育に関する基本的知識の理解と習得 | 教育に関する基本的知識を習得し,自分の言葉で詳しく説明することできる。 | 教育に関する基本的知識を習得し,簡単に説明することができる。 | 教育に関する基本的知識を習得することができず,説明することもできない。 |
現代社会における教育の諸問題に関する理解 | 現代社会の教育的諸問題について,自分の言葉で説明することができる。 | 現代社会における教育的諸問題について,新聞記事道を用いて簡単に説明することができる。 | 現代社会におけるき教育的諸問題について説明することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
教育観の史的展開を講義するとともに,現代社会における教育的問題についての資料を参考に,各自の教育観の形成を促していく。
授業の進め方・方法:
講義形式を基本として,プリント教材を用いながら進めていく。適宜,新聞記事の紹介または視聴覚教材を通して,授業内容を理解する手助けとしていく。
注意点:
単位追認試験は実施する。担当者への連絡:087-869-3842, E-Mail:taguchi@t.kagawa-nct.ac.jp
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
教育とは? 「教育と私」(レポート作成) |
現代社会における教育的諸問題を通して,教育の基本的概念を理解することができる。
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2週 |
「命の教育」のあり方について(レポート作成) |
配布資料を参考に,「命の教育」の問題点を明らかにして,改善案を示すことができる。
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3週 |
教育観の史的展開 (1)原始時代の教育 (2)古代ギリシャ時代の教育 ①ポリスの教育観(スパルタ,アテナイ) |
原始時代の教育の特徴を理解することができる。 古代ギリシャのスパルタにおける教育の特徴を理解することができる。
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4週 |
②ソフィスト ③ソクラテス |
古代ギリシャ時代の教育思想家ソフィストとソクラテスの教育観の違いを理解することができる。
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5週 |
④プラトン ⑤アリストテレス |
プラトンとアリストテレスの教育観の特徴を理解することができる。
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6週 |
(3)中世の教育観 ①キリスト教における教育観 ②フランク王国における教育観 |
キリスト教の教育への影響について理解できる。
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7週 |
⑤騎士教育 ⑥都市学校 ⑦大学の成立 |
中世の騎士教育,都市学校と大学の成立について理解できる。
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8週 |
(4)近世の教育観 ①ルネサンス |
ルネサンスにおける教育観について理解することができる。
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2ndQ |
9週 |
②宗教改革 |
ルターの宗教改革における教育の位置づけと具体的な方法について理解することができる。
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10週 |
「学校教育における体罰」について(レポート作成) |
配布資料を参考に,「学校教育における体罰」の問題点を明らかにして,改善案を示すことができる。
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11週 |
(5)近代の教育観 ①実学主義 ②コメニウス |
近代の教育観の特徴である実学主義並びにコメニウスの教育観を理解することができる。
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12週 |
⑤ロック ⑥ルソー |
ロック,ルソーの教育観の特徴を理解することができる。
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13週 |
⑦カント |
カントの人間観,教育観の特徴を理解することができる。
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14週 |
(6)現代の教育 脱学校論 I.イリッチ |
脱学校論の成立背景とその理論の特徴を,I.イリッチの教育論をもとに理解することができる。
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15週 |
(7)家庭教育 ①親の養育態度と子どもの人格形成 ②望ましい家庭教育 |
親の養育態度と子どもの人格形成との関係を理解するとともに,望ましい家庭教育のあり方について,先哲の思想を通して理解することができる。
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16週 |
前期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 提出物 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |