建設環境工学演習Ⅰ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 建設環境工学演習Ⅰ
科目番号 200414 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設環境工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 演習用プリントを配付する。
担当教員 長谷川 雄基

到達目標

基礎力学I(2年生)や構造力学Ⅰ(3年生)などで学んだ基礎を定着させるとともに,公務員試験や就職採用試験,各種資格試験に対応できるように効率の良い解法のテクニックを習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
工学の基礎 (数学・物理)工学に必須な数学と物理学に関する応用的な問題を解くことができる。工学に必須な数学と物理学に関する基礎的な問題を解くことができる。工学に必須な数学と物理学に関する基礎的な問題を解くことができない。
構造力学の基礎構造力学の基本事項を説明できる。応用的な問題を解くことができる。構造力学の基本事項を説明できる。基礎的な問題を解くことができる。構造力学の基本事項を説明できない。基礎的な問題を解くことができない。
土質力学の基礎土質力学の基本事項を説明できる。応用的な問題を解くことができる。土質力学の基本事項を説明できる。基礎的な問題を解くことができる。土質力学の基本事項を説明できない。基礎的な問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 C-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
構造力学と土質力学における頻出問題の演習を通して,基本事項を再確認する。
基本問題や比較的簡単な応用問題に取り組む。
授業の進め方・方法:
授業の前半は,各自が演習問題に取り組み,その後解説を行なう。
適宜,プリントを配布する。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ・初回ガイダンス
・工学に必要な数学・物理学の基礎
微積分やエネルギー保存則,つり合いの式について説明できるとともに,適用できる。
2週 構造力学
物体のつり合い
各種静定ばりを中心とした構造物のつり合いの式を立てることができる。
3週 構造力学
はりの反力と断面力の計算
各種静定ばりの反力と断面に作用する内力としての断面力(せん断力、曲げモーメント)を計算できる。断面に作用する垂直応力、せん断応力について、説明できる。
4週 構造力学
トラスの部材力の計算
トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。節点法や断面法を用いて、トラスの部材力を計算できる。
5週 構造力学
断面力図の作成
各種静定ばりの断面力図(せん断力図、曲げモーメント図)を作成できる。
6週 構造力学
材料の力学的性質
応力とその種類、ひずみとその種類、応力とひずみの関係を理解し、弾性係数、ポアソン比やフックの法則などの概要について説明でき、それらを計算できる。
7週 ここまでの復習
8週 中間試験
4thQ
9週 構造力学
内部応力と図心の計算
断面1次モーメントを理解し、図心を計算できる。断面2次モーメント、断面係数や断面2次半径などの断面諸量を理解し、それらを計算できる。
10週 土質力学
土の構成と状態
土の構成と状態を説明できる。土の状態を表す諸量を求めることができる。
11週 土質力学
土の粒度とコンシステンシー
土の粒度とコンシステンシーを説明できる。粒径加積曲線を描き,諸量を求めることができる。
12週 土質力学
土の締固め
土の締固めについて説明できる。締固め曲線を描き,諸量を求めることができる。
13週 土質力学
土中の水の流れ1
ダルシー則を説明できる。ダルシー則を適用して計算ができる。
14週 土質力学
土中の水の流れ2
土の透水性について説明できる。透水係数を求めることができる。
15週 ここまでの復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野構造断面1次モーメントを理解し、図心を計算できる。4後1,後15
断面2次モーメント、断面係数や断面2次半径などの断面諸量を理解し、それらを計算できる。4後1,後9
各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力、曲げモーメント)、断面力図(せん断力図、曲げモーメント図)について、説明できる。4後3,後9
トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。4後5
節点法や断面法を用いて、トラスの部材力を計算できる。4後4
応力とその種類、ひずみとその種類、応力とひずみの関係を理解し、弾性係数、ポアソン比やフックの法則などの概要について説明でき、それらを計算できる。4後4
断面に作用する垂直応力、せん断応力について、説明できる。4後6

評価割合

演習課題試験合計
総合評価割合5050100
工学の基礎101020
構造力学の基礎202040
土質力学の基礎202040