プロジェクト管理論

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 プロジェクト管理論
科目番号 202215 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学専攻(電気情報工学コース)(2023年度以前入学者) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 柿元 健

到達目標

人的資源,物的資源,コスト,スケジュール,品質などのプロジェクト管理の各種手法についての知識を習得するとともに,プロジェクト型学習を通して,プロジェクト管理者の役割についての理解を深める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
知識管理する内容と関連付けてプロジェクト管理手法について説明できるプロジェクト管理手法について説明できるプロジェクト管理手法について説明できない
適用状況に応じて適切なプロジェクト管理手法を考え適用できる状況に応じて適切なプロジェクト管理が行える状況に応じて適切なプロジェクト管理が行えない
実践PBLにおいて,管理に必要なデータを収集し,プロジェクト管理手法を適切に実践することができるPBLにおいて,プロジェクト管理手法を適切に実践することができるPBLにおいて,プロジェクト管理手法を適切に実践することができる

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 B-2 説明 閉じる
学習・教育目標 B-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
製品開発など大きな目標を集団で達成する際にはプロジェクトが組織される。多数の人が様々な役割を担いプロジェクトに携わることになり,多数の人員とコストがプロジェクトに費やされるため,プロジェクトの失敗は大きな損失を招くこととなる。このようなプロジェクトを成功に導くための活動がプロジェクト管理である。
授業の進め方・方法:
前半は講義を中心に進め,適宜,演習を行う。後半は講義とあわせてプロジェクト型学習により複数人による開発を通してプロジェクト管理を実践することで学習する。プロジェクトの題材としてはソフトウェア開発プロジェクトを取り上げる。
注意点:
・本科目では,統計データ処理で扱う知識が必要である。統計データ処理を修得していることが望ましい。
・グループ開発演習でソフトウェア開発を行うため,プログラミングに関する基礎知識が必要である。
・授業時間以外に,1週に4時間の自主学習が必要である。
・要望があれば試験は期末試験以外に実施する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
プロジェクト管理概論  
・プロジェクトについて説明できる。(B-2)
・プロジェクト管理の意義を説明できる。(B-2)
2週 プロジェクト管理概論
・PMBOKの知識エリア
・PMBOKの知識エリアについて説明できる。(B-2)
3週 プロジェクト管理概論
・プロセス
・プロジェクトのプロセスについて説明できる。(B-2)
4週 プロジェクトの立ち上げと計画立案 ・プロジェクトの計画の意義を理解し,その方法について説明できる。(B-2)
5週 リスク管理 ・リスク管理の意義を理解し,その方法について説明できる。(B-2)
6週 プロジェクトの実行管理と運営
・進捗管理
・費用管理
・プロジェクトで管理する内容とその管理方法について説明できる。(B-2)
・代表的な管理手法について理解し,与えられたデータから管理が行える。(B-2)
7週 プロジェクトの実行管理と運営
・問題管理
・品質管理
・変更管理
・プロジェクトで管理する内容とその管理方法について説明できる。(B-2)
・代表的な管理手法について理解し,与えられたデータから管理が行える。(B-2)
8週 プロジェクトの終結管理と評価 ・プロジェクトを終結管理と評価の意義を理解し,その方法について説明できる。(B-2)
4thQ
9週 プロジェクト型開発演習説明
・演習内容の説明と計画
・プロジェクト型開発演習において,プロジェクト管理手法を適切に実践することができる。(B-3)
10週 グループ開発演習準備
・ソフトウェア開発プロジェクトの管理手法
プロジェクト型開発演習
・ソフトウェア開発プロジェクトの管理手法について説明できる。(B-2)
11週 プロジェクト管理ツール
プロジェクト型開発演習
・プロジェクト管理ツールについて説明できる。
・プロジェクト型開発演習において,プロジェクト管理手法を適切に実践することができる。(B-3)
12週 分析手法
プロジェクト型開発演習
・プロジェクトで用いられる分析手法について説明できる。(B-2)
・プロジェクト型開発演習において,プロジェクト管理手法を適切に実践することができる。(B-3)
13週 設計手法
プロジェクト型開発演習
・プロジェクトで用いられる設計手法について説明できる。(B-2)
・プロジェクト型開発演習において,プロジェクト管理手法を適切に実践することができる。(B-3)
14週 グループ開発型演習 ・プロジェクト型学習において,プロジェクト管理手法を適切に実践することができる。(B-3)
15週 グループ開発型演習
・成果発表
・プロジェクト型学習において,プロジェクト管理手法を適切に実践することができる。(B-3)
16週 試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習課題開発演習合計
総合評価割合402040100
知識300030
適用10101030
実践0103040