工学実験・実習Ⅱ(建設環境工学コース)

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 工学実験・実習Ⅱ(建設環境工学コース)
科目番号 0013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学専攻(建設環境工学コース)(2023年度以前入学者) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 参考書:星野匡男,田中久稔(2016):Rによる実証分析-回帰分析から因果分析へ-,オーム社 その他,必要に応じてプリントを配付する。
担当教員 林 和彦,長谷川 雄基

到達目標

1) 自ら実験・実習の準備,遂行,結果の整理を行い,報告書にまとめることができる。
2) 観測データを正確に整理・分析し,計算値との比較を行うことができる。
3) 統計データを整理分析し,考察をすることができる。
4) 口頭や報告書等を通して,第三者に使用機器,理論,結果などについて正確に説明できる。
5) 必要な情報を様々なメディアを通して得ることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3
評価項目4
評価項目5

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 C-1 説明 閉じる
学習・教育目標 D-1 説明 閉じる
学習・教育目標 E-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建設環境工学の物性・力学特性・非破壊試験分野における幾つかの実験テーマや統計処理実習に積極的に取組むことにより,主体性や問題解決能力などを涵養する。その過程において,実験・実習テーマに関わる基礎理論を理解し,実験値と計算値との比較検討ができる能力や,実験・実習結果をまとめ,報告書作成を通して第3者に分り易く情報を伝達する能力を向上させる。
授業の進め方・方法:
・担当教員の指導のもと,提示した実験・実習テーマに取組む。
・実験・実習では,その準備,試験体作製,実行,データ整理,報告書作成のすべてを体験する。
・必要に応じて,参考資料や演習課題の提供を行い,理解を深める。

価の点数は,実験内容の統計データの多変量解析(33%),コンクリートの基礎物性試験(22%),コンクリートの非破壊試験(12%),構造物の振動計測(33%)ずつ評価に入れる。
注意点:
原則として,報告書の作成はコンピュータ等を有効に利活用して作成すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
統計データの多変量解析(1)
2週 統計データの多変量解析(2)
3週 統計データの多変量解析(3)
4週 統計データの多変量解析(4)
5週 統計データの多変量解析(5)
6週 コンクリートの基礎物性試験(1)
7週 コンクリートの基礎物性試験(2)
8週 コンクリートの基礎物性試験(3)
4thQ
9週 コンクリートの非破壊試験(4)
10週 コンクリートの非破壊試験(5)
11週 構造物の振動計測(1) 振動の知識
12週 構造物の振動計測(2)
13週 構造物の振動計測(3)
14週 構造物の振動計測(4)
15週 構造物の振動計測(5)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。5
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。5
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。5
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。5
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。5
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。5
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。5
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。5
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。5
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。5
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。5
専門的能力分野別の工学実験・実習能力建設系分野【実験・実習能力】建設系【実験実習】コンクリートの強度試験について理解し、器具を使って実験できる。5
各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。5

評価割合

統計レポート物性レポート非破壊レポート振動レポート合計
総合評価割合33221233100
評価項目110741031
評価項目20741021
評価項目31003013
評価項目410601026
評価項目532139