到達目標
1.JIS製図法の基本的な作図規則を説明できる。
2.投影法などの図学に関する知識を説明できる。
3.指定された図面を精確に,指定時間内に作図できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
作図規則 | JIS製図法の基本的な作図規則を詳細に説明できる。 | JIS製図法の基本的な作図規則を説明できる。 | JIS製図法の基本的な作図規則を説明できない。 |
図学 | 投影法などの図学に関する知識を説明でき,複雑な図形の投影図,立体図を作図できる。 | 投影法などの図学に関する知識を説明できる。 | 投影法などの図学に関する知識を説明できない。 |
作図能力 | 指定された図面を,曲線なども含め精確に,指定時間内に作図できる。 | 指定された図面をJISで規定された作図規則に矛盾せずに,指定時間内に作図できる。 | 指定された図面を精確に,指定時間内に作図できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機械技術者は機械を設計もしくは製造する仕事に関わる際,設計内容や製造方法について伝達するコミュニケーションツールとして,図面を読み描きする能力が求められる。この授業では,設計製図の入門として,JIS機械製図通則を学び,基本的な機械要素の製図を行うとともに,空間にある立体を紙面に作図する手法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
教科書とプリントを使用し,各自が自主的に課題の作図作業を行うことにより学習する。写図能力と読図能力には,正確さ,美しさに加えて,早く描くという要件も含まれるから,課題は原則授業時間内で仕上げるものとし,持ち帰りを認めない。授業時間内で仕上がらなかった場合は,その旨特定に反映し,追加作業を行う。
注意点:
授業の配布資料や,試験範囲,授業内容の確認資料は,Office365を利用して電子掲示する。
https://kosenjp.sharepoint.com/sites/MEofNITKC
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
Vブロックの写図 |
”JIS”および”ISO”,”CAD”について説明できる。 ドラフターおよび製図道具による平行線の作図ができる。 外形線と中心線の役割と線種を説明できる。
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2週 |
Vブロックの写図 |
表面性状を図示でき,"Ra"の意味と数値の単位,"G"表記の意味を説明できる。 寸法線の役割と線種,数値の単位を説明できる。
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3週 |
パッキン押えの写図
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第三角法について説明できる。 中心器とコンパスを用いて円を作図できる。
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4週 |
パッキン押えの写図
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"Φ"および"R","キリ"の意味を説明できる。
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5週 |
パッキン押えの写図
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参考寸法の表記方法と使用する条件を説明できる。
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6週 |
チャック用ハンドルの写図
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組立図と部品図について説明できる。
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7週 |
チャック用ハンドルの写図
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相貫図について説明できる。 破断線について用途と線の種別を説明できる。
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8週 |
チャック用ハンドルの写図
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断面図の図示法について説明できる。
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2ndQ |
9週 |
チャック用ハンドルの写図
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加工寸法の上限および下限の指定方法を説明できる。 表面性状の上限と下限を指定できる。 ローレット加工について説明できる。
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10週 |
チャック用ハンドルの写図
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”SR”の意味を説明できる。 直径の指示において,"Φ"を表記しないでもいい場合について説明できる。
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11週 |
ねじ製図:ボルト・ナットの作図 |
"おねじ"と"めねじ"について違いを説明できる。
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12週 |
ねじ製図:ボルト・ナットの作図 |
ねじの実形表示,通常図示,略画法について説明できる。
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13週 |
ねじ製図:ボルト・ナットの作図 |
ねじの呼び径について説明できる。
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14週 |
ねじ製図:両ねじ・ナットの作図 |
メートルねじなどのねじのJIS規格を説明できる。
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15週 |
ねじ製図:両ねじ・ナットの作図 |
メートルねじなどのねじのJIS規格を説明できる。
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16週 |
前期末試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
機械製図における投影法 |
等角投影法や第三角法などの機械製図で用いられる投影法を説明でき,実際に作図できる。
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2週 |
豆ジャッキの写図 |
表面性状の簡略図示について説明できる。
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3週 |
豆ジャッキの写図 |
除去加工有無に対する表面性状の図示を正確に使用できる。
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4週 |
豆ジャッキの写図 |
表面性状の指示記号"Rz"を説明できる。
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5週 |
豆ジャッキの写図 |
機械製図における二点鎖線の使用用途を説明できる。
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6週 |
豆ジャッキの写図 |
図面の尺度について説明できる。 カシメ加工について説明できる。
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7週 |
スパナの写図 |
スパナの頭を作図できる。
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8週 |
スパナの写図 |
スパナの頭を作図できる。
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4thQ |
9週 |
スパナの写図 |
隠れ線の用途と線の種別を説明できる。
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10週 |
スパナの写図 |
"実R"表記について説明できる。
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11週 |
ハンドル車の写図 |
製図知識を活用して,ハンドル車を写図できる。
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12週 |
ハンドル車の写図 |
製図知識を活用して,ハンドル車を写図できる。
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13週 |
ハンドル車の写図 |
製図知識を活用して,ハンドル車を写図できる。
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14週 |
ハンドル車の写図 |
製図知識を活用して,ハンドル車を写図できる。
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15週 |
ハンドル車の写図 |
製図知識を活用して,ハンドル車を写図できる。
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16週 |
後期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 図面 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 60 | 100 |
作図規則 | 20 | 10 | 30 |
図学 | 20 | 10 | 30 |
作図能力 | 0 | 40 | 40 |