工業力学Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 工業力学Ⅱ
科目番号 191132 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 来年度以降開講予定科目

到達目標

1.剛体のつり合い問題について,力とモーメントのつり合い式を求め解くことができる。
2.剛体の慣性モーメントを求めることができる。
3.剛体の運動方程式を求め,運動を計算することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1複雑な剛体のつり合い問題を解くことができる。簡単な剛体のつり合い問題を解くことができる。簡単な剛体のつり合い問題を解くことができない。
評価項目2剛体の慣性モーメントを求めることができる。簡単な剛体の慣性モーメントを求めることができる。簡単な剛体の慣性モーメントを求めることができない。
評価項目3剛体の運動方程式を求め,運動を計算することができる。簡単な剛体の運動方程式を求め,運動を計算することができる。簡単な剛体の運動方程式を求め,運動を計算することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
質点系・剛体の力学の基礎理論とその導出過程を理解することによって,物理的思考力を身につけるとともに,機械工学への応用力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って基礎的事項の解説を行い,演習問題を解くことで理解を定着させる。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
力のモーメント
二次元問題の力のモーメントを計算することができる。
2週 剛体のつり合い 二次元の剛体のつり合い問題を解くことができる。
3週 重心の計算(1) 質点系の重心を求めることができる。
4週 重心の計算(2) 単純な形の剛体の重心を求めることができる。
5週 重心の計算(3) 積分を使って剛体の重心を求めることができる。
6週 ベクトルの外積
力のモーメントと角運動量
ベクトル積を使って力のモーメントと角運動量を求めることができる。
7週 重心の運動
質点系の回転運動
質点系の並進の運動方程式と回転の運動方程式を理解する。
8週 中間試験
2ndQ
9週 剛体の回転運動の関係式 剛体の回転運動の式と回転の運動エネルギーを理解する。
10週 慣性モーメント 簡単な形の物体の慣性モーメントを計算することができる。
11週 固定軸を持つ剛体の運動 固定軸を持つ剛体の運動を解くことができる。
12週 平行軸の定理
剛体振り子
平行軸の定理を応用し剛体振り子の固有振動数や振動周期を計算することができる。
13週 剛体の平面運動の運動方程式(1) 剛体の平面運動の運動方程式の導出課程を理解する。
14週 剛体の平面運動の運動方程式(2) 剛体の平面運動の運動方程式を立てて,解くことができる。
15週 剛体の平面運動と力学的エネルギー 剛体の平面運動の力学的エネルギーを利用して,剛体の運動を計算することができる。
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力4000010050
専門的能力4000010050
分野横断的能力0000000