電気工学

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 電気工学
科目番号 201118 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 小林敏志,坪井望 基本を学ぶ電気と回路 森北出版(ISBN:978-4-627-73401-2)
担当教員 徳田 太郎

到達目標

1.直流回路の基礎(オームの法則,キルヒホッフの法則,重ねの理,テブナンの定理)の基本的な計算ができる。
2.交流の複素表示を用いて簡単な交流回路の計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1直流回路の基礎(オームの法則,キルヒホッフの法則,重ねの理,テブナンの定理)を用いてやや複雑な回路の計算ができる。直流回路の基礎(オームの法則,キルヒホッフの法則,重ねの理,テブナンの定理)を用いて簡単な回路の計算ができる。直流回路の基礎(オームの法則,キルヒホッフの法則,重ねの理,テブナンの定理)の基本的な計算ができない。
評価項目2交流の複素表示を用いてやや複雑な交流回路の計算ができる。交流の複素表示を用いて簡単な交流回路の計算ができる。交流の複素表示を用いた簡単な交流回路の計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
回路解析の基本となる定理を理解し,基本的な回路素子に関する電気現象を学習する。また,電気現象を量的に取り扱う能力,電気的な諸量の相互関係について計算できる能力を身につける。
授業の進め方・方法:
教科書の項目ごとに基本的な解説をした後,できるだけ多くの例題を取り扱う。また,授業終了時に小テストを実施(年間20回程度)するので講義は集中して取り組むこと。理解を深めるために,各節終了時にレポートを課すので必ず取組んで提出すること。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オームの法則について学ぶ。 オームの法則について理解し,簡単な計算ができる。
2週 電荷と電流,電位,電力についてそれぞれ学ぶ。 電荷と電流,電位,電力についてそれぞれ理解し,簡単な計算ができる。
3週 電流の熱作用,キルヒホッフの法則について学ぶ。 電流の熱作用,キルヒホッフの法則について理解し,回路の計算ができる。
4週 抵抗の直列接続,並列接続について学ぶ。 抵抗の直列接続,並列接続について理解し,合成抵抗の計算ができる。
5週 抵抗の直並列接続などやや複雑な回路について学ぶ。 抵抗の直並列接続の合成抵抗や電流,電圧の計算ができる。
6週 重ねの理について学ぶ。 重ねの理について理解し,回路の計算ができる。
7週 テブナンの定理について学ぶ。 テブナンの定理について理解し,回路の計算ができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 正弦波交流について学ぶ。 正弦波交流について理解し,瞬時値,周期,周波数等について説明できる。
10週 正弦波交流の平均値,実効値について学ぶ。 正弦波交流の平均値,実効値について理解し,積分を使って計算できる。
11週 複素数,複素平面について学ぶ。 複素数,複素平面について簡単な計算ができる。
12週 交流の複素数表示について学ぶ。 交流の複素数表示について理解し,説明できる。
13週 複素インピーダンスについて学ぶ。 複素インピーダンスについて理解し,簡単な計算ができる。
14週 複素数表示を用いた簡単な回路計算について学ぶ。(1) 複素数表示を用いた簡単な回路計算ができる。
15週 複素数表示を用いた簡単な回路計算について学ぶ。(2) 複素数表示を用いた簡単な回路計算ができる。
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テストレポート合計
総合評価割合702010100
到達目標13510550
到達目標23510550