機械材料学Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 機械材料学Ⅱ
科目番号 201329 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械電子工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 小原 嗣朗 「金属材料概論」,朝倉書店,ISBN4-254-24012-0
担当教員 相馬 岳

到達目標

1.炭素鋼の熱処理(焼きなまし,焼きならし,焼入れ,焼戻し)の目的と操作を説明できる。
2.疲労の意味を理解し、疲労試験とS-N曲線を説明できる。
3.機械的性質と温度の関係およびクリープ現象を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
炭素鋼の熱処理(焼きなまし,焼きならし,焼入れ,焼戻し)の目的と操作を説明できる。炭素鋼の熱処理(焼きなまし,焼きならし,焼入れ,焼戻し)の目的と操作を卓越して説明できる。炭素鋼の熱処理(焼きなまし,焼きならし,焼入れ,焼戻し)の目的と操作を説明できる。炭素鋼の熱処理(焼きなまし,焼きならし,焼入れ,焼戻し)の目的と操作を説明できない。
疲労の意味を理解し、疲労試験とS-N曲線を説明できる。疲労の意味を理解し、疲労試験とS-N曲線を卓越して説明できる。疲労の意味を理解し、疲労試験とS-N曲線を説明できる。疲労の意味を理解し、疲労試験とS-N曲線を説明できない。
機械的性質と温度の関係およびクリープ現象を説明できる。機械的性質と温度の関係およびクリープ現象を卓越して説明できる。機械的性質と温度の関係およびクリープ現象を説明できる。機械的性質と温度の関係およびクリープ現象を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械技術者として必要な鉄鋼材料を中心とした材料学について学ぶ.
授業の進め方・方法:
下記の項目ごとに教科書を参考にして解説する。その後にできるだけ例題・演習を取り入れる。
定期試験(90%)と問題演習(10%)から学習到達目標を満たしているか否かを試験期毎に判定する.
注意点:
専門書を利用して講義内容に関連する内容の自学・自習が必要。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 全体ガイダンス
鋼の熱処理(1)
Fe-C系状態図の復習
炭素鋼の熱処理(焼きなまし,焼きならし,焼入れ,焼戻し)の目的と操作を説明できる。
2週 鋼の熱処理(2)
Fe-C系状態図の復習
炭素鋼の熱処理(焼きなまし,焼きならし,焼入れ,焼戻し)の目的と操作を説明できる。
3週 鋼の熱処理(3)
熱処理の目的
炭素鋼の熱処理(焼きなまし,焼きならし,焼入れ,焼戻し)の目的と操作を説明できる。
4週 鋼の熱処理(4)
鋼の変態組織
炭素鋼の熱処理(焼きなまし,焼きならし,焼入れ,焼戻し)の目的と操作を説明できる。
5週 鋼の熱処理(5)
鋼の変態組織
炭素鋼の熱処理(焼きなまし,焼きならし,焼入れ,焼戻し)の目的と操作を説明できる。
6週 拡散・再結晶・析出・焼結その2(1)
時効・析出
時効,析出,焼結について説明できる。
7週 拡散・再結晶・析出・焼結その2(2)
焼結
時効,析出,焼結について説明できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 前期中間試験答案の返却および解説
実用上重要な性質その2(1)
疲労
疲労の意味を理解し、疲労試験とS-N曲線を説明できる。
10週 実用上重要な性質その2(2)
疲労
疲労の意味を理解し、疲労試験とS-N曲線を説明できる。
11週 実用上重要な性質その2(3)
疲労
疲労の意味を理解し、疲労試験とS-N曲線を説明できる。
12週 実用上重要な性質その2(4)
クリープ
機械的性質と温度の関係およびクリープ現象を説明できる。
13週 実用上重要な性質その2(5)
クリープ
機械的性質と温度の関係およびクリープ現象を説明できる。
14週 実用合金その2(1)
二元合金の状態図,Cu-Zn系
二元合金の状態図を理解し,Cu-Zn系および Al-Cu系合金,Fe-C系材料を説明できる。
15週 実用合金その2(2)
Al-Cu系,Fe-C系
二元合金の状態図を理解し,Cu-Zn系および Al-Cu系合金,Fe-C系材料を説明できる。
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験問題演習合計
総合評価割合9010100
基礎的能力45550
専門的能力45550