情報処理B

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 情報処理B
科目番号 201334 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械電子工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 教科書:稲井寛,はじめての情報理論,森北出版,ISBN 978-4627849112
担当教員 徳永 秀和

到達目標

(1)情報源符号化について,考え方や定理を説明でき,簡単な計算ができる。
(2)通信路符号化について,考え方や定理を説明でき,簡単な計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報源符号化において,重要な定理を説明でき一部導出の説明ができる,簡単な計算ができる。情報源符号化において,重要な定理を説明でき,簡単な計算ができる。情報源符号化において,重要な定理を説明でなく,簡単な計算ができない。
評価項目2通信路符号化において,重要な定理を説明でき一部導出の説明ができる,簡単な計算ができる。津進路符号化において,重要な定理を説明でき,簡単な計算ができる。通信路符号化において,重要な定理を説明でなく,簡単な計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報理論の情報源符号化と通信路符号化の数学的な考え方の基礎を身につける。
授業の進め方・方法:
教科書に基づいた講義を行う。
注意点:
特になし。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 確率分布(平均値,分散,メジアン,メジアン,モード) 確率分布,分布関数を説明でき,簡単な分布の平均値,分散,メジアン,メジアン,モードを計算できる。
2週 2次元確率分布(同時確率分布,周辺確率分布,条件付き確率分布,独立性) 同時確率分布,周辺確率分布,条件付き確率分布,独立性を説明でき,ごく簡単な分布について計算できる。
3週 情報量,エントロピー,結合エントロピー,条件付きエントロピー 情報量,エントロピー,結合エントロピー,条件付きエントロピーを説明でき,簡単な計算ができる。
4週 情報源符号化(無記憶情報源,瞬時符号,クラフトの不等式) 無記憶情報源,瞬時符号,クラフトの不等式を説明できる。
5週 情報源符号化(平均符号長,効率,冗長度) 平均符号長,効率,冗長度を説明できる。平均符号長の下限の導出を説明できる。
6週 情報源符号化(コンパクト符号化,情報源符号化定理) コンパクト符号化,情報源符号化定理を説明できる。
7週 符号化の例(モールス符号,シャノン符号,ファノ符号,ハフマン符号) モールス符号,シャノン符号,ファノ符号,ハフマン符号を説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却解答,通信路(2元対称通信路,事前エントロピー,事後エントロピー,曖昧度,散布度) 2元対称通信路,事前エントロピー,事後エントロピー,曖昧度,散布度の計算ができる。
10週 通信路(相互情報量,雑音のない通信路,確定的通信路) 相互情報量,雑音のない通信路,確定的通信路の説明ができる。
11週 通信路(一様通信路,通信路容量) 一様通信路,通信路容量の説明ができる。
12週 通信路符号化(判定規則,平均誤り率,最大事後判定規則,最大尤度判定規則,平均誤り率,伝送速度) 判定規則,平均誤り率,最大事後判定規則,最大尤度判定規則,平均誤り率,伝送速度を説明できる。
13週 通信路符号化(ハミング距離,誤り検出・訂正,通信路符号化定理) ハミング距離,誤り検出・訂正,通信路符号化定理の説明ができる。
14週 線形符号 線形符号の仕組みを説明できる。
15週 巡回符号 巡回符号通信路符号化の仕組みを説明できる。
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力6000015075
専門的能力200005025
分野横断的能力0000000