到達目標
世界の歴史の大きな枠組みと流れを、日本の歴史と関連付けながら理解させ、文化の多様性と現代世界の特質及び人類の課題を広い視野から多角的に考察させることによって、歴史的思考を培い、国際社会に主体的に生きる日本人としての資質を養う。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 古代から近代に至る欧米諸国の歴史を詳細に説明できる。 | 古代から近代に至る欧米諸国の歴史の基本的な流れを説明できる。 | 古代から近代に至る欧米諸国の歴史の基本的な流れを説明できない。 |
評価項目2 | 古代から近代に至る西洋世界と非西洋世界との交流を詳細に説明できる。 | 古代から近代に至る西洋世界と非西洋世界との交流の基本的な流れを説明できる。 | 古代から近代に至る西洋世界と非西洋世界との交流の基本的な流れを説明できない。 |
評価項目3 | 歴史が現在の政治や文化に及ぼしている影響について詳細に説明できる。 | 歴史が現在の政治や文化に及ぼしている影響について基本的な流れを説明できる。 | 歴史が現在の政治や文化に及ぼしている影響について基本的な流れを説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
古代から近代に至る世界の歴史を、非西洋世界の歴史と関連付けながら、欧米諸国史を軸に論じていく。世界史の範囲は1年間の授業では網羅できないほど広いし、表層的な授業に陥らないようにするためにも、取り上げるトピックを絞りながら進めてゆく。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で進めるが、「ノートを取って、暗記する」だけの受動的な学習方法では試験に対応することはできない。学生諸君には、授業への積極的な参加を要求する。また、史料や絵画など多様な文献を読み込むことを通じて思考力を養い、音楽・映像教材などを用いて授業の理解を深めてもらう。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション 古代ギリシャ世界の形成 |
古代ギリシャ世界の特徴を説明できる。 古代オリンピックの目的・特徴を説明できる。
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2週 |
アテネの民主政 ペルシア戦争
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アテネの民主政の仕組みと特徴を説明できる。ペルシア戦争の概要を説明できる。
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3週 |
ペロポネソス戦争 マケドニアの覇権
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ペロポネソス戦争の概要を説明できる。 マケドニアがギリシャ世界の覇者となる経緯を説明できる。
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4週 |
アレクサンドロスの東方遠征 ヘレニズム世界の形成
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東方遠征の概要と、遠征がアジアに及ぼした影響を説明できる。 ヘレニズム世界の特徴を説明できる。
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5週 |
共和政ローマ ポエニ戦争
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共和政ローマの特徴を説明できる。 ポエニ戦争の概要を説明できる。
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6週 |
共和政から帝政へ |
古代ローマが共和政から帝政へと変貌する経過を説明できる。
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7週 |
古代ローマ帝国の社会・技術 |
古代ローマ帝国の社会や技術の特徴を説明できる。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
キリスト教の誕生 帝政の変質 |
キリスト教が古代ローマ社会に及ぼした影響を説明できる。 古代ローマ帝国の帝政が変質する経過を説明できる。
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10週 |
西ローマ帝国の滅亡 イスラム教の誕生
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西ローマ帝国が滅亡した原因・経過・影響を説明できる。 イスラム教が誕生した経緯を説明できる。
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11週 |
東ローマ帝国の滅亡 オスマン帝国
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東ローマ帝国が滅亡した経緯を説明できる。 オスマン帝国の特徴を説明できる。
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12週 |
スペイン・ポルトガルの大航海 航海者たち(コロンブス、バスコ・ダ・ガマetc.) |
ポルトガル・スペインが大航海に乗り出す背景・理由を説明できる。主要な航海者たちの航海を説明できる。
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13週 |
アメリカ大陸の古代文明 アステカ帝国・インカ帝国 |
アメリカ大陸の古代文明、特にアステカ帝国とインカ帝国の特徴について説明できる。
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14週 |
新大陸の征服
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新大陸がスペインによって征服されていく経過・意義を説明できる。
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15週 |
大西洋三角貿易
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大西洋三角貿易の概要と、がアジア・アフリカ・アメリカ大陸に及ぼした影響を説明できる。
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16週 |
期末試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
イギリス・オランダの大航海 北米植民地の形成、アジアの勢力図の変化 |
イギリス・オランダの北米・アジアへの進出経過を説明できる。
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2週 |
アメリカ独立革命① 建国の父たち(ワシントン、ジェファーソンetc.)
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アメリカ独立革命の背景を説明できる。
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3週 |
アメリカ独立革命② 独立戦争の経過 |
アメリカ独立革命の経過を説明できる。
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4週 |
アメリカ独立革命③ 国制の形成 |
アメリカ合衆国の独特の国制が形成された背景や特徴を説明できる。
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5週 |
イギリス産業革命① キャラコ生産 |
イギリスで産業革命が起きた背景と概略を説明できる。
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6週 |
イギリス産業革命② 動力革命、交通革命 |
動力革命・交通革命の概略を説明できる。
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7週 |
イギリス産業革命③ 「二つの国民」、共産主義思想
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フランス革命とナポレオン戦争後のヨーロッパ情勢の基本的な流れを説明できる。
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8週 |
中間試験 |
イギリス産業革命がもたらした光と影を説明できる。 共産主義思想について説明できる。
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4thQ |
9週 |
大英帝国の形成① アイルランドと現代アイルランド問題
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大英帝国が形成されていく経過、特にアイルランドとの関係を説明できる。アイルランド問題について説明できる。
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10週 |
大英帝国の形成② インド大反乱とアヘン戦争 |
大英帝国が形成されていく経過、特にインド・中国との関係を説明できる。
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11週 |
第二次産業革命①(ドイツ、フランス) 発明家・科学者たち(ジーメンス、パストゥール、キュリーetc.) |
第二次産業革命の背景と概略を説明できる。 主要な発明家・科学者たちの功績を説明できる。
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12週 |
第二次産業革命②(アメリカ) 発明家・科学者たち(エジソン、テスラetc.) |
第二次産業革命の背景と概略を説明できる。 主要な発明家・科学者たちの功績を説明できる。
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13週 |
帝国主義の時代① アフリカ争奪戦
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アフリカ大陸がヨーロッパ列強によって征服・分割されていく経過・影響を説明できる。
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14週 |
帝国主義の時代② 太平洋諸島の植民地化 |
ハワイなどの太平洋諸島が欧米列強によって征服・分割されていく経過・影響を説明できる。
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15週 |
インド独立運動 |
インドの独立運動の経過・意義を説明できる。
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16週 |
学年末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 96 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 96 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |