建設設計製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 建設設計製図Ⅰ
科目番号 201424 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設環境工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 林 和彦

到達目標

鉄筋コンクリート橋および鋼橋の設計の考え方を理解した上で、それぞれの設計計算書が作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
構造設計に関する考え方考え方を理解し、応用問題を解くことができる考え方を理解し説明ができる考え方を理解していない
設計計算自分で工夫した設計計算書を作成することができる設計計算書を手順通り作成できる設計計算書を作成できない

学科の到達目標項目との関係

 学習・教育到達度目標 B-2 説明 閉じる
 学習・教育到達度目標 C-1 説明 閉じる
 学習・教育到達度目標 C-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
鉄筋コンクリート橋および鋼橋の設計の考え方を講義形式で行った後に、与えられた条件を用いて設計計算を行い、最終的に設計計算書を作成する。
授業の進め方・方法:
設計の考え方や設計法・設計手順について検討項目毎の最初の時間に設計内容のポイントを説明する。項目毎の設計計算が完了した段階で設計計算書を提出する。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・シラバス説明
橋梁の概要
橋梁の概要を理解できる
2週 許容応力度設計法、終局強度設計法 各種設計法を理解できる
3週 限界状態設計法 各種設計法を理解できる
4週 鉄筋コンクリートの基礎 鉄筋コンクリート理論について理解できる
5週 鉄筋コンクリートの設計 曲げに関する検討 曲げに関する理論が理解できる
6週 鉄筋コンクリートの設計 曲げに関する検討 曲げに関する計算ができる
7週 鉄筋コンクリートの設計 曲げに関する検討、つり合い鉄筋比 つり合い鉄筋の考え方が理解できる
8週 鉄筋コンクリートの設計 曲げに関する照査、断面の決定 曲げに関する照査法が理解できる
4thQ
9週 後期中間試験
10週 試験返却と解説、せん断に関する検討 せん断に関する設計の考え方が理解できる
11週 せん断に関する検討 せん断に関する設計の考え方が理解できる
12週 斜め引張鉄筋を配置する区間 斜め引張鉄筋の設計が理解できる
13週 斜め引張鉄筋を配置する区間 斜め引張鉄筋の設計が理解できる
14週 斜め引張鉄筋量 斜め引張鉄筋量の計算ができる
15週 斜め引張鉄筋量 斜め引張鉄筋量の計算ができる
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料コンクリートの長所、短所について、説明できる。4
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。4
配合設計の手順を理解し、計算できる。4
非破壊試験の基礎を説明できる。4
フレッシュコンクリートに求められる性質(ワーカビリティー、スランプ、空気量等)を説明できる。4
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。4
耐久性に関する各種劣化要因(例、凍害、アルカリシリカ反応、中性化)を説明できる。4
プレストレストコンクリートの特徴、分類について、説明できる。4
プレストレス力の算定及び断面内の応力度の計算ができ、使用性を検討できる。4
コンクリート構造物の維持管理の基礎を説明できる。4
コンクリート構造物の補修方法の基礎を説明できる。4
コンクリート構造の種類、特徴について、説明できる。4
コンクリート構造の代表的な設計法である限界状態設計法、許容応力度設計法について、説明できる。4
曲げモーメントを受ける部材の破壊形式を説明でき、断面破壊に対する安全性を検討できる。4
曲げモーメントを受ける部材の断面応力度の算定、使用性(ひび割れ幅)を検討できる。4
せん断力を受ける部材の破壊形式を説明でき、せん断力に対する安全性を検討できる。4
構造断面1次モーメントを理解し、図心を計算できる。4
断面2次モーメント、断面係数や断面2次半径などの断面諸量を理解し、それらを計算できる。4
各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力、曲げモーメント)、断面力図(せん断力図、曲げモーメント図)について、説明できる。4
影響線を利用して、支点反力や断面力を計算できる。4
影響線を応用して、与えられた荷重に対する支点反力や断面力を計算できる。4
鋼構造物の種類、特徴について、説明できる。4
橋の構成、分類について、説明できる。4
橋梁に作用する荷重の分類(例、死荷重、活荷重)を説明できる。4
各種示方書に基づく設計法(許容応力度、終局状態等)の概要を説明でき、安全率、許容応力度などについて説明できる。4
軸力を受ける部材、圧縮力を受ける部材、曲げを受ける部材や圧縮と曲げを受ける部材などについて、その設計法を説明でき、簡単な例に対し計算できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合40600000100
鉄筋コンクリート橋および鉄筋コン鋼橋の設計の考え方を理解できる400000040
鉄筋コンクリート橋および鋼橋それぞれの設計計算書が作成できる060000060