表現コミュニケーションⅡ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 表現コミュニケーションⅡ
科目番号 211030 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 なし(教員作成ハンドアウト)
担当教員 市川 研

到達目標

高等教育機関や卒業後に社会人として活躍する際、自ら自己表現をする機会は益々増加してきている。本講義では、受講生が主としてプレゼンテーションをできる力の素地を養う事を第一目標とする。そのためには、アウトプットの前提としてのインプットを重視し、主として前期にその力を養う。後期はグループごとにプレゼンテーションを行う機会を設け、自己表現する力、コミュニケーション能力とともに、将来社会に進出したときに重要となる団結力・協調性・主体性なども涵養できるようにする。自ら情報を取得し、考え整理し、個人もしくはグループで積極的に表現する力を養えるようになってもらいたい。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英語の基本構造を理解し、演習問題を経て基本的知識を体得できる。英語の基本構造をおよそ理解し、演習問題を経て基本的知識を体得できる。英語の基本構造を理解し、演習問題を経て基本的知識を体得できていない。
評価項目2習得した英語の知識を使用して基本的な英文を読解できる。習得した英語の知識を使用して基本的な英文をある程度読解できる。習得した英語の知識を使用して基本的な英文を読解できていない。
評価項目3TOEIC-Bridgeレベル程度の英文が理解できる。TOEIC-Bridgeレベル程度の英文がおよそ理解できる。TOEIC-Bridgeレベル程度の英文が理解できていない。
評価項目4プレゼンテーションを通して自己表現が出来る。プレゼンテーションを通して自己表現がおよそ出来る。プレゼンテーションを通して自己表現が出来ない。

学科の到達目標項目との関係

 学習・教育到達度目標 D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
プレゼンテーションに必要なインプットを前期に主として行い、アウトプットはプレゼンとしてグループにて後期に行う。使用言語は主として英語とし、担当教員が作成した英語教材を使用する。英語を学習するのではなく、英語を道具として捉え、英語を使用して考え何かを習得する、というスタンスで学習してもらいたい。なお、内容は異文化コミュニケーション、異文化トレーニング関係のものを扱う予定である。
授業の進め方・方法:
出席確認をしたのち、予習確認を行う(検印を押す)。その後、主に指名方式によって前期は英文読解を、後期はプレゼンテーションの形で進めてゆく。
注意点:
インプットが優先される前期では予習をする事を絶対条件とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション オリエンテーションを実施する。
2週 You and I are Equals 1(英文読解・議論) 英文を正確に理解・読解でき、議論に持ち込むことができる
3週 You and I are Equals 2(問題演習) 各章で読み込み、考えをまとめたものを問題演習を通じて確認と整理をする。
4週 You and I are Close Friends 1(英文読解・議論) 英文を正確に理解・読解でき、議論に持ち込むことができる
5週 You and I are Close Friends 2(問題演習) 各章で読み込み、考えをまとめたものを問題演習を通じて確認と整理をする。
6週 You and I are Relaxed 1(英文読解・議論) 英文を正確に理解・読解でき、議論に持ち込むことができる
7週 You and I are Relaxed 2(問題演習) 各章で読み込み、考えをまとめたものを問題演習を通じて確認と整理をする。
8週 You and I are Independent 1(英文読解・議論) 英文を正確に理解・読解でき、議論に持ち込むことができる
2ndQ
9週 前期中間試験 試験で達成度を確認する。
10週 You and I are Independent 2(問題演習)People as Individuals 1(英文読解・議論) 各章で読み込み、考えをまとめたものを問題演習を通じて確認と整理をする。
11週 People as Individuals 2(問題演習) 各章で読み込み、考えをまとめたものを問題演習を通じて確認と整理をする。
12週 Being Original 1(英文読解・議論) 英文を正確に理解・読解でき、議論に持ち込むことができる
13週 Being Original 2(問題演習) 各章で読み込み、考えをまとめたものを問題演習を通じて確認と整理をする。
14週 プレゼンテーション(グループ) グループにてプレゼンテーションを行い、自己で表現する力を磨く事が出来る。
15週 プレゼンテーション(グループ) グループにてプレゼンテーションを行い、自己で表現する力を磨く事が出来る。
16週 前期末試験 試験で達成度を確認する。
後期
3rdQ
1週 秋学期オリエンテーション、席替え オリエンテーション、席替えを実施する。
2週 Questions, Questions! 1(読解、議論) 英文を正確に理解・読解でき、議論に持ち込むことができる
3週 Questions, Questions! 2(読解、問題演習) 各章で読み込み、考えをまとめたものを問題演習を通じて確認と整理をする。
4週 Answer to the point! 1(読解、議論) 英文を正確に理解・読解でき、議論に持ち込むことができる
5週 Answer to the point! 2(読解、問題演習) 各章で読み込み、考えをまとめたものを問題演習を通じて確認と整理をする。
6週 Conversational Ballgames 1(読解、議論) 英文を正確に理解・読解でき、議論に持ち込むことができる
7週 Conversational Ballgames 2(読解、問題演習) 各章で読み込み、考えをまとめたものを問題演習を通じて確認と整理をする。
8週 後期中間試験 試験で達成度を確認する。
4thQ
9週 Don’t Apologize! 1(読解、議論)
Don’t Apologize! 2(読解、問題演習)
英文を正確に理解・読解でき、議論に持ち込むことができる
10週 Nobody Told Me! 1(読解、議論) 英文を正確に理解・読解でき、議論に持ち込むことができる
11週 Nobody Told Me! 2(読解、問題演習) 各章で読み込み、考えをまとめたものを問題演習を通じて確認と整理をする。
12週 プレゼンテーション(個人・グループ) グループにてプレゼンテーションを行い、自己で表現する力を磨く事が出来る。
13週 プレゼンテーション(個人・グループ) グループにてプレゼンテーションを行い、自己で表現する力を磨く事が出来る。
14週 プレゼンテーション(個人・グループ) グループにてプレゼンテーションを行い、自己で表現する力を磨く事が出来る。
15週 プレゼンテーション(個人・グループ) グループにてプレゼンテーションを行い、自己で表現する力を磨く事が出来る。
16週 後期末試験 試験で達成度を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験予習小テスト、提出物、発言合計
総合評価割合504010100
基礎的能力504010100
専門的能力0000
分野横断的能力0000