数学ⅠC

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 数学ⅠC
科目番号 1105 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 通信ネットワーク工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:大日本図書「新基礎数学」/問題集:大日本図書「新基礎数学問題集」/参考書:啓林館「Focus Z I+A,II+B」/補助演習書:駿台文庫「数学の計算革命」
担当教員 橋本 竜太

到達目標

1. 集合や命題に関する基本事項を理解している
2. 関数とグラフに関する基本事項を理解している
3. 指数関数に関する基本事項を理解している
4. 対数関数に関する基本事項を理解している

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1集合や命題を扱えて,諸問題に適用して解を導き出せる集合や命題に関する基本事項を理解している集合や命題について理解していない
評価項目2関数とグラフを扱えて,諸問題に適用して解を導き出せる関数とグラフに関する基本事項を理解している関数とグラフについて理解していない
評価項目3指数関数を諸問題に適用して解を導き出せる指数の実数への拡張を理解して,指数関数に関する基本事項を理解している指数の実数への拡張について理解していないか,または指数関数について理解していない
評価項目4対数関数を諸問題に適用して解を導き出せる対数を理解して,対数関数に関する基本事項を理解している対数について理解していないか,または対数関数について理解していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
集合と命題,関数とグラフ,指数関数と対数関数について学習する。これらの項目の学習を通して,数学の基礎的な計算力と基礎的な考察力を養成する。担当教員作成教材を中心に授業を進めるとともに,教科書や参考書を活用した演習に取り組む。
授業の進め方・方法:
基本事項を予習あるいは担当教員の解説で確認した後,基本事項への理解を深めるための演習問題に取り組む。演習には学生の協同作業を適宜取り入れる。参考書は解説により理解を深めることの他に,答案の書き方を学ぶためにも用いる。補助演習書および担当教員作成プリントにより今後の数学学習に必要な計算力の向上を図る。授業時間だけでは必要な学力は身につかないので,授業時間外学習が必須である。
注意点:
オフィスアワー:月曜日放課後

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 関数のグラフ/逆関数 2つの関数のグラフの簡単な関係(対称性や平行移動など)がわかる。逆関数を扱える。D1:1,2
2週 べき関数と累乗根/指数の拡張 累乗根を理解し,指数法則を拡張し,計算できる。D1:1,2
3週 簡単な指数方程式/簡単な指数不等式 指数に未知数を含む方程式や不等式が解ける。D1:1,2
4週 対数,対数の性質/対数を含む式の計算 対数の基本的な計算ができる。D1:1,2
5週 底の変換公式/簡単な対数方程式 底の変換公式を活用する簡単な計算ができる。真数に未知数を含む簡単な方程式が解ける。D1:1,2
6週 指数関数や対数関数のグラフ/簡単な対数不等式 指数関数や対数関数の性質やグラフを理解する。真数に未知数を含む簡単な不等式が解ける。D1:1,2
7週 演習:拡張された指数を含む式の計算/演習:対数を含む式の計算 拡張された指数や対数を活用できる。D1:1-3
8週 定期試験
4thQ
9週 集合/命題,条件,否定 集合と命題の基本事項を理解する。D1:1-3
10週 対偶,背理法/不等式の証明 不等式の証明ができる。D1:1-3
11週 分数関数/無理関数 分数関数や無理関数を扱える。D1:1,2
12週 常用対数表/常用対数の活用 常用対数を扱うことができる。D1:1,2
13週 指数方程式,対数方程式/累乗や対数の大小比較 指数や真数に未知数を含む方程式が解ける。D1:1-3
14週 指数不等式,対数不等式/累乗や対数を含む式の計算 指数や真数に未知数を含む不等式が解ける。D1:1-3
15週 演習:集合と命題,不等式の証明/演習:関数のグラフの不等式への活用 不等式の求解にグラフを活用できる。D1:1-3
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3後11,後15
簡単な場合について、関数の逆関数を求め、そのグラフをかくことができる。3後1,後7
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。3後2,後7
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3後6,後7,後13,後14
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3後3,後7,後13
対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。3後4,後7,後12
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3後6,後7,後13,後14
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3後5,後7,後13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合9050500100
基礎的能力9050500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000