基礎電気工学

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 基礎電気工学
科目番号 2101 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 通信ネットワーク工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:高橋 寛 監修「電気基礎(上)」文部科学省検定教科書 コロナ社,関連プリント
担当教員 塩沢 隆広

到達目標

 各学科の専門教科への導入部としての役割を果たす本科目では,下に記す学習到達目標を達成し,2学年以降の専門教科学習における理解を容易にすることを目標とする。中学校で習得した知識の復習もしながら,学習内容を確実なものにする。講義を通して、今後の電気・電子技術の学習への興味と展望を持つ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電気回路の簡単な仕組みが理解できる。電気回路の簡単な仕組みを理解し、説明できる。電気回路の簡単な仕組みが理解できる。電気回路の簡単な仕組みが理解できない。
オームの法則を説明し、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。オームの法則を説明し、電圧、電流、抵抗に関する応用問題が解ける。オームの法則を説明し、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。オームの法則を説明できず、電圧、電流、抵抗に関する計算ができない。
抵抗の直列接続、及び並列接続した時の合成抵抗の値を求めることができる。抵抗の直列接続、及び並列接続した時の合成抵抗に関する応用問題が解ける。抵抗の直列接続、及び並列接続した時の合成抵抗の値を求めることができる。抵抗の直列接続、及び並列接続した時の合成抵抗の値を求めることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 各学科の専門教科への導入部としての役割を果たす本科目では,下に記す学習到達目標を達成し,2学年以降の専門教科学習における理解を容易にすることを目標とする。中学校で習得した知識の復習もしながら,学習内容を確実なものにする。講義を通して、今後の電気・電子技術の学習への興味と展望を持つ。
授業の進め方・方法:
教科書に沿った講義を行う。基本理論および基本的な例題は講義で解説する。練習問題、演習問題については、演習、小テストの形で実施し、理解を深める。
注意点:
新型コロナウイルス感染症予防のため前期の多くの時間が遠隔講義となり小テストが実施できないので、前期の成績は定期試験100%の配点とします。
講義を大切にする。
 私語を慎み、講義を良く聞く。
 講義時間中に出来るだけ講義を理解する。
 理解できなかったところは、必ず復習する。
 講義ノートを作る。
オフィスアワー:毎水曜日放課後~17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 講義の進め方,評価方法
電流,電圧,抵抗
電気回路の簡単な仕組みが理解できる。D2:1
2週 電気回路,オームの法則 オームの法則を説明し、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。D2:2-3
3週 電気回路,オームの法則 オームの法則を説明し、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。D2:2-3
4週 抵抗の直列接続,並列接続 抵抗の直列接続、及び並列接続した時の合成抵抗の値を求めることができる。D2:2-3
5週 抵抗の直列接続,並列接続 抵抗の直列接続、及び並列接続した時の合成抵抗の値を求めることができる。D2:2-3
6週 抵抗の直並列接続 抵抗の直列並列接続等の回路の計算ができる。D2:2-3
7週 抵抗の直並列接続 抵抗の直列並列接続等の回路の計算ができる。D2:2-3
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験問題の解答
直流電流計と直流電圧計
直流電流計、直流電圧計の計測範囲拡大に関する計算ができる。D2:2-3
10週 直流電流計と直流電圧計 直流電流計、直流電圧計の計測範囲拡大に関する計算ができる。D2:2-3
11週 直流電流計と直流電圧計
電流の分流と分流器
直流電流計、直流電圧計の計測範囲拡大に関する計算ができる。D2:2-3
12週 電流の分流と分流器
電圧の分圧と分圧器
分圧器、分流器に関する計算ができる。D2:2-3
13週 電圧の分圧と分圧器
分圧器、分流器に関する計算ができる。D2:2-3
14週 ブリッジ回路 ブリッジ回路の平衡条件を理解し,基本的な問題,及び応用問題が解ける。D2:2-3
15週 ブリッジ回路 ブリッジ回路の平衡条件を理解し,基本的な問題,及び応用問題が解ける。D2:2-3
16週 試験問題の解答
後期
3rdQ
1週 キルヒホッフの法則 キルヒホッフの法則を理解し,基本的な問題,及び応用問題が解ける。D2:2-3
2週 キルヒホッフの法則 キルヒホッフの法則を理解し,基本的な問題,及び応用問題が解ける。D2:2-3
3週 キルヒホッフの法則の演習 キルヒホッフの法則を理解し,基本的な問題,及び応用問題が解ける。D2:2-3
4週 キルヒホッフの法則の演習 キルヒホッフの法則を理解し,基本的な問題,及び応用問題が解ける。D2:2-3
5週 キルヒホッフの法則の演習 キルヒホッフの法則を理解し,基本的な問題,及び応用問題が解ける。D2:2-3
6週 抵抗率 抵抗率に関する計算ができる。D2:2-3
7週 抵抗率 抵抗率に関する計算ができる。D2:2-3
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験問題の解答
10週 導電率 導電率に関する計算ができる。D2:2-3
11週 電力 ジュール熱や電力を求める事ができる。D2:2-3
12週 電力 ジュール熱や電力を求める事ができる。D2:2-3
13週 電流の発熱作用 ジュール熱や電力を求める事ができる。D2:2-3
14週 電流の発熱作用 ジュール熱や電力を求める事ができる。D2:2-3
15週 電池の内部抵抗 電池の内部抵抗に関する計算ができる。D2:2-3
16週 試験問題の解答

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理電気オームの法則から、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。3前2,前3
抵抗を直列接続、及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。3前4,前5
ジュール熱や電力を求めることができる。3後11,後12,後13,後14
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。4前1
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。4前2,前3
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。4後1,後2,後3,後4,後5
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。4前4,前5,前6,前7,前11,前12,前13
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。4前14,前15
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。4後10,後11,後12

評価割合

試験小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力4010000050
専門的能力4010000050
分野横断的能力0000000