概要:
天文学は古代人にとって生活にかかわる重要な学問として始まった。その後、暦(カレンダー)を作ったり、日食の予言を行ったりと権力者に許された特権学問として発展していった。17世紀の科学革命を経て、誰もが享受できる形で急速に発展し、非常にエキサイティングな学問分野の1つになった。
本講義では、宇宙に対する理解を深め、社会人としての教養を身につけていけるようにする。講義は、最新宇宙像の紹介、各種天体・現象の解説など、毎回テーマを決めて一回完結で行う。天体画像や動画などを多用し、視覚的な理解を促す。本講義では地球を含め我々の太陽系から、太陽系の外に出て銀河系、ブラックホールといった多岐にわたるトピックスを紹介していく。
授業の進め方・方法:
・基本的には座学で進めていく。
・この科目は学修単位のため、毎回ではないが、授業外学習としてレポート課題を課すことがある。
・講義の最後にその講義の内容の知識の定着を確認するための小テストを毎回行う。
・事前学習(予習)は強要しないが、事後学習(復習)は講義のあった日に必ず行うこと。
注意点:
・本講義は、試験返却を含む、16週で完結する構成となっている。
・再試は実施しない。
・受講する学生の人数・興味・関心・理解度によっては、授業内容を変更する場合がある。
・オフィスアワー:講義の前後で対応します。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、宇宙観の変遷と現代の太陽系像 |
古代から現代にむけて理解が進んだ天文学の歴史を理解する。D1:1-3, D2:1-3, D3:1-2, D4:1, D5:1-2
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2週 |
宇宙の観測をするってどういうこと? |
宇宙観測の手法や観測原理を理解する。D1:1-3, D2:1-3, D3:1-2, D4:1, D5:1-2
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3週 |
太陽 |
太陽の性質を理解する。D1:1-3, D2:1-3, D3:1-2, D4:1, D5:1-2
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4週 |
太陽系の天体I |
太陽系内天体の性質を理解する。D1:1-3, D2:1-3, D3:1-2, D4:1, D5:1-2
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5週 |
太陽系の天体II |
太陽系内天体の性質を理解する。D1:1-3, D2:1-3, D3:1-2, D4:1, D5:1-2
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6週 |
疑似科学 |
疑似科学とは何か?またそういったものに騙されないためにはを理解する。D1:1-3, D2:1-3, D3:1-2, D4:1, D5:1-2
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7週 |
中間制作課題発表会 |
日時計といった太陽を利用した物を制作・発表する。D1:1-3, D2:1-3, D3:1-2, D4:1, D5:1-2
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8週 |
試験 |
これまで学んできたことの確認。D1:1-3, D2:1-3, D3:1-2, D4:1, D5:1-2
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2ndQ |
9週 |
太陽系外惑星 |
太陽系外の観測方法やそういった天体の性質を理解する。D1:1-3, D2:1-3, D3:1-2, D4:1, D5:1-2
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10週 |
恒星 |
恒星の一生やその内部で起こっている核融合反応等ついて理解する。D1:1-3, D2:1-3, D3:1-2, D4:1, D5:1-2
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11週 |
恒星の最期、超新星爆発 |
恒星の最後の姿超新星爆発について理解する。
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12週 |
銀河と宇宙の大規模構造 |
銀河の性質やそれらが連なってできる宇宙大規模構造について理解する。D1:1-3, D2:1-3, D3:1-2, D4:1, D5:1-2
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13週 |
宇宙のモンスター、超巨大ブラックホール |
超巨大ブラックホール ブラックホールの性質や、ブラックホールが周辺環境に及ぼす影響を理解する。
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14週 |
期末制作課題発表会 |
3D星座といった恒星に関した制作物を作成、またその発表を行う。D1:1-3, D2:1-3, D3:1-2, D4:1, D5:1-2
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15週 |
期末試験 |
これまで学んできたことの確認。D1:1-3, D2:1-3, D3:1-2, D4:1, D5:1-2
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16週 |
答案返却・解説 |
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