生産工学特論

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 生産工学特論
科目番号 0013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 専攻科(一般・専門基礎共通科目) 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 教科書:プリントを配布し,それに基づき講義および演習を行う。 参考書:本位田光重・皆川健多郎「生産工学入門」(コロナ社),藤本隆宏「生産・技術システム」 (八千代出版),ASTME編著「航空機&ロケットの生産技術」(大河出版)
担当教員 鈴木 信行

到達目標

【到達目標】
1.生産活動の体系とそれを支える技術,ものづくりのシステム技術を理解する。
2.生産計画,設備計画,工程計画,スケジューリングなどができる。
3.ハードウェア技術,ソフトウェア技術,センシング技術を理解する。
4.生産管理,品質管理,生産における設備保全,在庫管理などができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ものづくりのシステム技術を広く理解するものづくりのシステム技術を理解できるものづくりのシステム技術が理解できない
評価項目2生産計画,設備計画,工程計画,スケジューリングなどができる生産計画,設備計画,工程計画などを理解できる生産計画,設備計画,工程計画などを理解できない
評価項目3設備保全,在庫管理などの計画ができる設備保全,在庫管理などを理解できる設備保全,在庫管理などが理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
(1) 生産活動の体系とそれを支える技術,(2) ものづくりのシステム技術や評価および設計,(3) 生産における計画と準備,(4) 情報の流れにかかわる要素技術,(5) 運営・管理などの項目について分かり易く教授し,社会において生産工学を幅広く活用できる能力を養成する。
授業の進め方・方法:
教科書にしたがって講義形式で伝える
注意点:
試験の成績を70%,平素の学習状況(課題・小テスト等を含む)を30%の割合で総合的に評価する。実務に応用できる専門基礎知識として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 生産工学とは何か、生産加工の重要性を学ぶ。 生産加工とは何かを理解し、その重要性を理解する。
2週 鋳造の概要、加工技術としての特性を学ぶ。 鋳造技術の概要を理解する。
3週 鋳造法の種類、製品特性、プロセスを学ぶ。 鋳造法の種類、製品特性、プロセスを理解する。
4週 特殊鋳造法、鋳造欠陥について学ぶ。 特殊鋳造法、鋳造欠陥について理解する。
5週 塑性加工の概要、加工技術としての特性を学ぶ。 塑性加工の概要を理解する。
6週 圧延の概要、これにより生産される板、形材について学ぶ。 圧延加工の概要を理解する。
7週 押出し、引抜きの概要、これによる製品について学ぶ。 押出し、引抜きの概要、これによる製品について理解する。
8週 板成形の概要について学ぶ。 板成形の概要を理解する。
4thQ
9週 粉末成形の概要について学ぶ。 粉末成形の概要を理解する。
10週 切削加工の概要について学ぶ。 切削加工の概要を理解する。
11週 研磨、研削加工の概要について学ぶ。 研磨、研削加工の概要を理解する。
12週 放電加工、化学加工の概要について学ぶ。 放電加工、化学加工の概要を理解する。
13週 超塑性成形/拡散接合の概要について学ぶ。 超塑性成形/拡散接合の概要を理解する。
14週 接合組立の種類、概要について学ぶ。 接合組立の種類、概要について理解する。
15週 トヨタ生産システムの概要について学ぶ。 トヨタ生産システムの概要について理解する。
16週 設備保全、工場管理の概要について学ぶ。 設備保全、工場管理の概要を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力3000010040
専門的能力3000010040
分野横断的能力1000010020