科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 地理
科目番号 0001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 SD 基礎教育・一般科目 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:新詳地理B(帝国書院), 資料:新詳地理の研究(帝国書院), 新詳地理Bノート(帝国書院) 地図帳:新詳高等地図(帝国書院)
担当教員 江口 布由子

到達目標

現代世界の地理的な諸課題を地域性や歴史的背景、日常生活との関連を踏まえて考察し、現代世界の地理的認識を養うとともに、地理的見方や考え方を培い、国際社会に主体的に生きる日本国民としての自覚と資質を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界の地形と平野地形の特徴を理解し、地形図判読ができる。世界の地形と平野地形の特徴を理解できる。世界の地形と平野地形の特徴を理解できない。
評価項目2世界諸地域の多様な民族性や政治経済の状況を理解し、共生社会を実現するために何が必要か考えることができる。世界諸地域の多様な民族性や政治経済の状況を理解できる。世界諸地域の多様な民族性や政治経済の状況を理解できない。
評価項目3日本の風土と災害の関わりを理解し、自らの地域が減災のために何が出来るか考えることが出来る。日本の風土と災害の関わりを理解できる。日本の風土と災害の関わりを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
教科書と資料集をもとに学習を進めていく。地図帳や資料集、パワーポイントを使用しながら、視覚的に世界の地形を理解していく。地理的理解のみならず、地理を背景とした現在の工学のあり方を理解する。
授業の進め方・方法:
視覚資料を多く取り入れながら講義・グループワークをバランスよく織り交ぜ、授業を進めていく。試験の成績を60%,課題やレポート等授業への取り組みを40%の割合で総合的に評価する。学期毎の評価は中間と期末の各期間の評価の平均,学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。なお,後学期中間の評価は前学期中間,前学期末,後学期中間の各期間の評価の平均とする。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
注意点:
暗記科目ではなく,事柄の背景に潜む原理等を追求する学問です。「なぜ,そういう現象が起きるのか?」という疑問を持ち,考えながら授業に臨みましょう。自然や地球環境,国際ニュースと深く関係しています。新聞,テレビ、インターネット等、積極的に活用しましょう。新詳地理Bノートは自学用で利用します。主体的に学習する態度で授業に臨んでください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 地図から捉える現代世界:地球儀の見方、様々な世界地図 球体としての地球が地図(平面)に置き換えられた場合の問題点を理解し、目的に合わせて適切な種類の地図を選ぶことが出来る。
2週 地図から捉える現代世界:方位と時差 地球上の方位と位置の違いによる時差を体感出来る。
3週 地図から捉える現代世界:国家と領域 国家・国境とは何かを理解し、日本の領土問題に残された課題について自分なりの意見を持つことが出来る。
4週 地図から捉える現代世界:強まる世界の結びつき 経済・通信・観光など、世界の新しい結びつきを学び、グローバル化とは何かを視覚的に理解することが出来る。
5週 自然環境と人々の暮らし:世界の地形 地球の大規模な地形の特色を知り、人々との生活とのかかわりを理解できる。
6週 自然環境と人々の暮らし:気候 大気の大循環が地球の気候に大きな影響を与えていることを知り、熱帯や乾燥帯の特色を理解できる。
7週 中間試験
8週 資源と産業の基本理解(1) エネルギー資源の地理的分布や日本のおかれた位置、工業の現状と課題を理解する
2ndQ
9週 資源と産業の基本理解(2) エネルギー資源の地理的分布や日本のおかれた位置、工業の現状と課題を理解する
10週 資源と産業の基本理解(3) エネルギー資源の地理的分布や日本のおかれた位置、工業の現状と課題を理解する
11週 資源と産業:工学の関連を考えるグループワーク(1) エネルギー資源の地理的分布や日本のおかれた位置、工業の現状と課題を理解し説明できる
12週 資源と産業:工学の関連を考えるグループワーク(2) エネルギー資源の地理的分布や日本のおかれた位置、工業の現状と課題を理解し説明できる
13週 資源と産業:工学の関連を考えるグループワーク(3) エネルギー資源の地理的分布や日本のおかれた位置、工業の現状と課題を理解し説明できる
14週 資源と産業:工学の関連を考えるグループワーク(4) エネルギー資源の地理的分布や日本のおかれた位置、工業の現状と課題を理解し説明できる
15週 期末試験
16週
後期
3rdQ
1週 人口・村落・都市(1) 現在の世界および日本の人口の現状と問題、および地域の機能と生活を理解する
2週 人口・村落・都市(2) 現在の世界および日本の人口の現状と問題、および地域の機能と生活を理解する
3週 人口・村落・都市(3) 現在の世界および日本の人口の現状と問題、および地域の機能と生活を理解する
4週 人口減少時代の地域とエンジニア:グループワークで考える(1) 現在の世界および日本の人口の現状と問題、および地域の機能と生活を理解する
5週 人口減少時代の地域とエンジニア:グループワークで考える(2) 現在の世界および日本の人口の現状と問題、および地域の機能と生活を理解する
6週 人口減少時代の地域とエンジニア:グループワークで考える(3) 現在の世界および日本の人口の現状と問題、および地域の機能と生活を理解する
7週 人口減少時代の地域とエンジニア:グループワークで考える(4) 現在の世界および日本の人口の現状と問題、および地域の機能と生活を理解する
8週 中間試験
4thQ
9週 自然環境と自然地理(1) 自然地理の基礎的事項を理解する
10週 自然環境と自然地理(2) 自然地理の基礎的事項を理解する
11週 自然環境と自然地理(3) 自然地理の基礎的事項を理解する
12週 自然災害と防災を考えるためのグループワーク(1) 自然地理の基礎理解をもとに自然災害を理解し、工学による防災のあり方を考える
13週 自然災害と防災を考えるためのグループワーク(2) 自然地理の基礎理解をもとに自然災害を理解し、工学による防災のあり方を考える
14週 自然災害と防災を考えるためのグループワーク(3) 自然地理の基礎理解をもとに自然災害を理解し、工学による防災のあり方を考える
15週 学年末試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合6020101000100
基礎的能力602010 1000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000