到達目標
■自分自身を知る(主に、1、3〜5、11、17、20〜22、28〜29の11回分と関連)→28、29回に作成するポートフォリオで評価
1)現在の自分のスタイル(物事への取り組み方や見方など)と今後の変化の可能性について自分以外の人にわかるように説明することができる
2)現在持っている興味に基づいて、高専卒業後の自分の姿(目標)とそれに向かう道筋(計画)について自分以外の人にわかるように説明することできる
■社会に広く目を向ける(主に、6〜10、14、16、18〜19、23〜27の14回分に関連)→15、30回で行う試験で評価
3)社会に存在するさまざまな職種の一部(複数)について、その仕事を行うための知識・スキルが何であるかの説明することができる
4)現在の社会の仕事にまつわる問題について、授業で取り上げた範囲において、説明することができる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
(到達目標1に対応) | 現在の自分のスタイル(物事への取り組み方や見方など)と今後の変化の可能性について自分以外の人にわかるように説明することができる | 現在の自分のスタイル(物事への取り組み方や見方など)と今後の変化の可能性について、自分以外の人には多少理解できないところがあっても、説明できる | 現在の自分のスタイル(物事への取り組み方や見方など)と今後の変化の可能性について、他の人にうまく説明できない |
評価項目2
(到達目標2に対応) | 現在持っている興味に基づいて、高専卒業後の自分の姿(目標)とそれに向かう道筋(計画)について自分以外の人にわかるように説明することできる | 現在持っている興味と、高専卒業後の自分の姿(目標)とそれに向かう道筋(計画)について、自分以外の人には多少理解できないところがあっても、説明することできる | 現在持っている興味・目標・計画が他の人にうまく説明できない |
評価項目3
(到達目標3に対応) | 社会に存在するさまざまな職種の一部(複数)について、その仕事を行うための知識・スキルが何であるかの説明することができる | 社会に存在するさまざまな職種の1つについて、その仕事を行うための知識あるいはスキルが何であるかの説明することができる | 社会に存在するさまざまな職種の1つについて、その仕事を行うための知識やスキルが何であるかの説明ができない |
評価項目4
(到達目標4に対応) | 現在の社会の仕事にまつわる問題について、授業で取り上げた範囲において、説明することができる | 現在の社会の仕事にまつわる問題について、授業で取り上げた範囲において、部分的に説明することができる | 現在の社会の仕事にまつわる問題についてほとんど説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ソーシャルデザイン入門(キャリアデザイン支援科目)の柱は2つあります。1つ目は、自分自身について知り、それを踏まえ、どういう方向に向かって進んでいくのかの計画を立てることです。計画は立てたらその通りに実行しなければならない、というものではありません。いつでも見直せるものです。計画があれば、行き当たりばったりではなく、その都度その都度の見通しを持って、よりよく見直すことができるようになります。2つ目は、社会に広く目を向けることです。自分自身の見ている世界は限られたものでしかありません。これまでには思いも及ばなかった新しい職業が次々と生まれている中、自分自身の見ている範囲内で、仕事について考えることはあまりお勧めできません。社会を広くとらえ、その中で仕事を考える目を養っていく必要があります。
授業の進め方・方法:
質問に答える形でプリントに記入したり、ビデオを見たり、パソコンや携帯端末を使ったり、みんなで話し合ったりなど、さまざまな方法で学習を進めます。特に重要な方法は、eポートフォリオと言われるシステムを使うことです。このシステムは、高専在学期間、場合によってはその後も使い続けるもので、自分自身についての記録や、自分の作った作品を蓄積していきます。また、学習は授業時間中にだけ行われるものではありません。授業が終わった後の振り返りや、授業前のビデオ視聴などの予習もあります。どれも楽しくできるもので、心配は要りません。
注意点:
評価の割合は、試験の点数が40%、課題提出が40%、eポートフォリオの使用が20%とです。eポートフォリオへの記入は授業中にはほとんど行いませんので、授業外での学習が大切になります。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
第1回 10年後の自分の姿 |
10年後の自分の姿をイメージしてみよう! →10年後の自分の姿を(はっきりしなくとも)説明できる
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2週 |
情報セキュリテイー関連の話① |
コンピュータウイルスや不正アクセスなど,インターネットを安全に使う上で知っておかなければいけないことを知る
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3週 |
第3回 これまでの達成 |
これまでに得たものを振り返ろう! →高専入学までの自分を振り返り、その時までの達成点を説明できる
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4週 |
第4回 高専5年間の計画 |
10年後の自分になるために、高専の5年間の計画を立てよう! →高専5年間の計画を説明できる
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5週 |
第5回 eポートフォリオ |
1〜3回で作成したゴールや計画、また、将来作るであろう作品などを蓄積・活用するためのツール(eポートフォリオ)を使いこなせるようになろう! →eポートフォリオが使えるようになる
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6週 |
第6回 仕事の現実① |
実際に、どういう仕事があり、働き方があるのか、ビデオ視聴を通じて学ぼう! →授業で紹介する仕事についてどのような知識・技術が必要なのか説明できる
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7週 |
第7回 仕事の現実② |
グループで話し合いながら、いろいろな職業について学ぼう! →前回とは別の仕事(宿題として何を調べるか割り当てる)についてどのような知識・技術が必要なのか説明できる
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8週 |
第8回 仕事の現実③ |
グループで話し合いながら、いろいろな職業について学ぼう! →前回とは別の仕事(宿題として何を調べるか割り当てる)についてどのような知識・技術が必要なのか説明できる
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2ndQ |
9週 |
第9回 同じ技術で異なる仕事 |
同じ技術であっても、その生かし方によって仕事が異なることを学ぼう! →同じ技術を使っても異なる仕事となることが説明できる
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10週 |
第10回 いろいろな仕事① |
社会にはいろいろな仕事・職業があることを、自分で調べることによって学ぼう! →職業分類について知り、いろいろな仕事があることを説明できる
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11週 |
第11回 いろいろな仕事② |
社会にはいろいろな仕事・職業があることを、自分で調べることによって学ぼう! →職業分類によって調べた仕事と、自分の興味関心とを結びつけ、それを説明できる
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12週 |
情報セキュリティ関連の話② |
ネットワーク社会におけるセキュリティ技術について理解し、自らを守る方法を知る
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13週 |
情報セキュリティ関連の話③ |
情報に関する法律について学び、個人情報や著作権の重要性について理解すること
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14週 |
第14回 身近な人の仕事や働き方① |
夏休みに身近な人の仕事や働き方についてインタビュー・観察を行うための準備を行おう! →夏休みに身近な人の仕事について聞くという宿題の目標・計画を立て、それを説明できる
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15週 |
第15回 前期試験 |
(リストの中から仕事を選び、その仕事にはどのようなスキルが必要となるのかを記述する(予定))
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
第16回 身近な人の仕事や働き方② |
夏休み中に調べた身近な人の仕事や働き方について発表し、他の人の調査結果を見てみよう! →夏休みの宿題として調べてきた身近な人の仕事について、みんなに向かって説明できる
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2週 |
第17回 振り返り(1) |
この授業でこれまでに学んだこと+入学してからこれまでに学んだこと全部について、振り返る! →前期の学習(この授業に限らない)の成果や気づきなどについて整理し、説明できる
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3週 |
第18回 会社を作ろう!① 会社の仕組み |
会社を作るためにどんなことが必要なのかについて調べてみよう! →会社を作るために必要な要件(概要)について説明できる
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4週 |
第19回 会社を作ろう!② 会社が取り扱うモノ |
会社で取り扱うモノについて考えることによって、社会の仕組みについて学ぼう! →模擬的に作成した会社が取り扱うモノなどを通じて、会社の仕組みについて説明できる
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5週 |
第20回 取り組みのスタイル① |
自分自身の取り組みのスタイル(学習スキル)について考え、自分の得意・苦手を改めて意識しよう! →自分自身がどのような学習スキル(やり方)を持っているのかを自分の得意・苦手と絡めて説明できる
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6週 |
第21回 取り組みのスタイル② |
自分自身の取り組みのスタイル(学習観)について考え、自分の得意・苦手を改めて意識しよう! →自分自身がどのような学習観(み方)を持っているのかを自分の得意・苦手と絡めて説明できる
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7週 |
第22回 スタイルの変化 |
スタイルは変化させることができることを学び、どう変化させていきたいかを考えよう! →例となる話を聞いて、自分自分はどう変わっていきたいのかを説明できる
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8週 |
第23回 時代による職業の違い |
ずっと昔からある職業や新しく生まれている職業のあることを通じて、職業が時代によって変化していることを学ぼう! →職業が時代によって変化していることを例を挙げて説明できる
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4thQ |
9週 |
第24回 地域による職業の違い① |
地方と都会では行われている仕事が異なることや職業の割合が異なることを学ぼう! →職業が地域によって異なることを例を挙げて説明できる
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10週 |
第25回 地域による職業の違い② |
国によっても仕事・職業・働き方に違いがあることを学ぼう! →職業が国によっても異なることを例を挙げて説明できる
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11週 |
第26回 新しい働き方① |
新しい働き方について学ぼう!(会社に行かなくても仕事ができるテレワークについて取り上げます(予定})) →紹介された新しい働き方について、そのメリット・デメリットを説明できる
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12週 |
第27回 新しい働き方② |
新しい働き方について学ぼう!(ブラックバイト、ブラック企業など、新しい働き方の負の側面について取り上げます(予定)) →紹介された新しい働きかたについて、その問題点を説明できる
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13週 |
第28回 振り返り(2)+10年後の自分の姿 |
この1年間で学んだことを振り返り、卒業を経て10年後にはどういう自分になりたいのかをもう一度、考えてみよう! →1年間を通じて学んだことを振り返り、10年後の自分について説明できる(始めに考えた時より進化した形で)
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14週 |
第29回 あと4年の計画 |
10年後の自分になるために、計画を立て直そう! →この1年間の計画を評価し、残り4年間の目標・計画を立て、それを説明できる
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15週 |
第30回 後期試験 |
(仕事に関する現代的な問題についての理解を確かめる(予定))
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題提出 | eポートフォリオ | | | | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 40 | 20 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 40 | 20 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |