到達目標
東洋文化圏の思考方法の特色を知る。
日本の文化の領域を学ぶ。
日本の多様な思想と文化活動を知る。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 日本文化の特色に理解を深められた。 | 日本文化について知ることができた。 | 日本文化について意欲的に学ぶことができなかった。 |
評価項目2 | 日本の文化について理解が深められた。 | 日中両国の文化について理解が得られた。 | 日本文化について、明確な理解が得られなかった。 |
評価項目3 | 日中両国の文化の違いや影響関係を掴めた。 | 日中両国の文化を影響関係が検討できた。 | 日中両国の文化影響関係について理解が得られなかった。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
・東洋文化がどのようにして成り立ったのか、文学や美学の領域から考察することが本講義の目的である。
・考察するにあたり国宝を題材として取り上げ、ついて講義する。
授業の進め方・方法:
・配布した資料をもとに講義を進めていく。
・講義中に発言を求める場合は、自分の意見を積極的に述べるようにすること。
・何事にも興味を持ち、探究する心を忘れないようにすること。
注意点:
・レポートを課す。
・満点を100点とし、60点以上を合格とする。
・50点以上の者に対して再提出を課す場合もある。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
講義ガイダンス 国宝とは何か |
「国宝」の概念について理解する
|
2週 |
国宝の歴史 |
「国宝」認定までの手順、「国宝」制度の成立などを理解する
|
3週 |
風神雷神の意匠 「風神雷神図屏風」を読み説く |
風神雷神の意匠の歴史について学び、その意義を理解する
|
4週 |
インド神話と興福寺「阿修羅像」 |
インド神話世界から阿修羅像の背景を理解する
|
5週 |
「金印」の美学 |
印字の歴史や印の存在意義を理解する
|
6週 |
最古の漫画「鳥獣戯画図」 |
「鳥獣戯画図」を通して、「戯画」「擬人化」の意味を探り、印の意義を理解する。
|
7週 |
文学的カキツバタ 「燕子花図屏風」 |
「燕子花図屏風」を通して、「カキツバタ」の文学・文化的な意味を理解する。
|
8週 |
器の宇宙 「曜変天目」 |
茶道文化の深遠さと器の魅力を理解する
|
4thQ |
9週 |
『源氏物語』と「源氏物語絵巻」 |
「源氏物語絵巻」を題材として、『源氏物語』の背景や内容を理解する
|
10週 |
奇抜な中世 「洛中洛外図屏風 上杉本」 |
「洛中洛外図屏風」を鑑賞し、中世人の世界観を理解する
|
11週 |
二つの松 「松林図屏風」と「雪松図屏風」 |
文化的意匠としての松のイメージを理解する
|
12週 |
あの世を垣間見る 「地獄草子」 |
「地獄草子」を鑑賞し、仏教的世界観を理解する
|
13週 |
「伴大納言絵巻」の謎 |
「伴大納言絵巻」を鑑賞し、平安陰謀譚を理解する
|
14週 |
密教と「曼荼羅」世界 |
「東寺 立体曼荼羅」を鑑賞し、曼荼羅世界を理解する
|
15週 |
東洋的美と日本の美 |
これまでの講義を振り返り、美術を通して東洋的文化世界を考える
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 80 |
専門的能力 | 20 | 20 |