到達目標
到達目標
1.福祉の定義と概念について説明できる。
2.日本の社会福祉制度について体系的に理解できる。
3.福祉環境としての医療施設、特に高度な計画技術が要求される病院建築の計画について理解できる。
4.高齢社会に対応した居住福祉のあり方、各種高齢者福祉施設の現況と課題、高齢者の身体的・生理的特性に配慮したバリアフリー住宅の設計・改修の計画について理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 福祉の定義と概念について、基となる憲法の条文を用いて詳細に説明できる。 | 福祉の定義と概念について、基となる憲法の条文を用いて説明できる。 | 福祉の定義と概念について、説明できない。 |
評価項目2 | 日本の社会福祉制度について体系的に詳細かつ的確に説明できる。 | 日本の社会福祉制度について体系的に説明できる。 | 日本の社会福祉制度について体系的に説明できない。 |
評価項目3 | 福祉環境としての医療施設、特に高度な計画技術が要求される病院建築の計画について詳細な説明ができる。 | 福祉環境としての医療施設、特に高度な計画技術が要求される病院建築の計画について説明できる。 | 福祉環境としての医療施設、特に高度な計画技術が要求される病院建築の計画について説明できない。 |
評価項目4 | 高齢社会に対応した居住福祉のあり方、各種高齢者福祉施設の現況と課題、高齢者の身体的・生理的特性に配慮したバリアフリー住宅の設計・改修の計画について詳細かつ的確に説明できる。 | 高齢社会に対応した居住福祉のあり方、各種高齢者福祉施設の現況と課題、高齢者の身体的・生理的特性に配慮したバリアフリー住宅の設計・改修の計画について説明できる。 | 高齢社会に対応した居住福祉のあり方、各種高齢者福祉施設の現況と課題、高齢者の身体的・生理的特性に配慮したバリアフリー住宅の設計・改修の計画について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
障害の有無や程度に関わらず全ての人が「個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態(Well-being)」な状態で生きることが可能な社会の実現に関しては、生活空間全般において福祉的視点の導入が必要不可欠である。今後少子高齢化が加速していく社会に対応した福祉環境の計画を行うために必要となる知識と考え方について理解するため、以下の4点について授業を行う。
【1】福祉の概念と概念についてそれが発達してきた歴史的背景を学び、理解する。
【2】日本の社会福祉制度について、その変遷と現況について体系的に理解する。
【3】福祉環境としての医療施設、特に高度な計画技術が要求される病院建築の計画について、全ての人が利用しやすく働きやすい空間の実現に必要なポイントを具体的事例を交えながら理解する。
【4】高齢社会に対応した施設福祉と在宅福祉のあり方、各種の高齢者福祉施設の現況、高齢者の身体的・生理的 特性に配慮したバリアフリー住宅設計・改修の計画について理解する。
授業の進め方・方法:
講義を中心とし、前期中間と前期期末の2回の試験を行う。
注意点:
福祉環境を計画するためには、関連する法規や制度への深い造詣と、利用対象者への理解が必要である。福祉制度や利用者のニーズやは日々変化していくため、授業外では積極的に新聞記事やインターネット等にも目を通し、今現在福祉の現場では何が問題となっており、どのようなニーズがあるのかを把握し、既存の制度や福祉環境がいかに関連しているのかを知る又は考えることによって、本科目についての理解を深めてほしい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション 福祉とは何か |
本科目の目的と構成,進め方,評価方法等を知る。福祉に関する定義と概念について説明できる
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2週 |
社会福祉制度の体系 |
日本における社会福祉制度の変遷について説明できる
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3週 |
福祉環境としての医療施設 |
医療施設の現状と課題が説明できる 医療施設の全体計画(部門構成と面積割合)が説明できる
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4週 |
医療施設の内部機能と全体計画 |
病院のプロックプランの変遷や増改築・改装・更新に対応する工夫が説明できる。
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5週 |
病棟・外来・診療・供給・管理の各部門の計画 |
病棟・外来・診療・供給・管理の各部門の計画が説明できる。
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6週 |
診療所の計画 |
診療所の役割と診療所計画の配慮事項が説明できる。
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
高齢者の生活環境 |
高齢者をとりまく社会の現状と高齢者福祉の流れについて説明できる。高齢者生活支援内容と施設体系と概要について説明できる。
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2ndQ |
9週 |
高齢者の生活環境 |
高齢者居住の計画的課題とこれからの施設計画と高齢者居住施設の事例について説明できる。
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10週 |
ハウスアダブテーション(住環境整備の進め方) |
ハウスアダブテーション(住環境整備の進め方)について説明できる
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11週 |
住宅改修の基本技術 |
部位別の配慮事項について説明できる。
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12週 |
住宅改修の基本技術 |
部屋別の基本技術と配慮事項について説明できる。
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13週 |
福祉のまちづくりの展開 |
福祉のまちづくりの展開について説明できる。
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14週 |
総括 |
全体について学習内容を説明できる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
テスト返却と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 4 | 前3,前4,前5,前6 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 200 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 200 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |