到達目標
1.地図から得られる情報を正しく読み解き、目的に応じて活用することができる。
2.地理学的視点から自然現象と人間活動が密接に関わり合っていることを理解し、特徴や課題について自分の言葉で説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 地図やハザードマップから得られる情報を正しく読み取って活用し、発展的な内容で地域の姿を他者に発展的な内容で説明できる。 | 地図やハザードマップから得られる情報を読み取り、地域の姿を正しく捉えて他者に説明できる。 | 地図やハザードマップから情報を読み取ることができず、地域の姿を他者に説明できない。 |
評価項目2 | 自然現象と人間活動が密接に関わっていることについて、その特徴や課題を正しく理解し、さまざまな事例に応用させながら自分の言葉で他者に説明できる。 | 自然現象と人間活動が密接に関わっていることについて、その特徴や課題を正しく理解し、自分の言葉で他者に説明できる。 | 自然現象と人間活動が密接に関わっていることについて、その特徴や課題を正しく理解・説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A-1
説明
閉じる
学習・教育到達度目標 A-2
説明
閉じる
教育方法等
概要:
地理学は、わたしたちの生活が自然と密接に関わり合っていることを実感することのできる学問です。地理学的な視点を身につけることは、社会人として生きていく上でとても重要であり、近年頻発する多様な自然災害と向き合う上でも不可欠です。多角的で分野横断的な、地理学的視点を身につけて地域の特徴を捉えられるようになることには大きな意義があります。この授業では、系統地理学的な内容を中心に取り扱います。地理は暗記科目と捉えられがちな科目ですが、実はそうではありません。仕組みや原理を理解し、基礎知識を応用させながら考える力を身につけましょう。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行います。教科書や補助教材を利用しながら授業を進めます。実際の地形図を読み解いたり、WebGISを利用しながら、地形や事象の特徴を捉えられる場を適宜設定します。また、身近な地形や自然地理学的事象を適宜取り上げ、基礎知識を応用させながら理解を深めます。単元や内容によって、グループワークを取り入れることもあります。
注意点:
授業時間内に内容を理解できるように、集中して授業を受けてください。授業後は配布した資料や教科書,各種教材を活用して復習を行ってください。新しく知った用語について調べたり、資料中に挙げている参考文献を参照して理解を深めましょう。地図帳やWebGISを積極的に活用するのも効果的です。
なお、本授業におけるポートフォリオはレポート課題および小テストの結果を評価します。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業内容の説明 地理学を学ぶ意義 |
地理学を学ぶ重要性を理解し、その社会的意義について探求することができる。
|
2週 |
地図に親しむ |
地図の基礎知識を習得し、地図表現に必要な情報について説明できる。
|
3週 |
読図の基礎 |
読図に必要な知識を習得し、地図上での自分の位置や正しい情報を読み取ることができる。
|
4週 |
投影法 |
目的により適切な投影法を選択する必要があることについて説明できる。 緯度経度について理解し、時差の計算できる。
|
5週 |
地理情報システム(GIS)の活用 |
地理院地図の基本的な操作方法を理解し、利用できる。
|
6週 |
身近な地域の地形図(1) |
地形図から、自分達に身近な地域の特徴を読み取ることができる。 新旧地形図の対比をすることができる。
|
7週 |
身近な地域の地形図(2) |
自分達に身近な地域のハザードマップを利用し、必要な情報を読み取ることができる。
|
8週 |
中間試験 |
これまでの学習をふまえ、到達目標を達成できているか、確認できる。
|
2ndQ |
9週 |
プレートテクトニクス |
プレートテクトニクスの概要を理解し、説明できる。
|
10週 |
火山地形 |
火山地形の形成過程について理解し、説明できる。
|
11週 |
地震 |
海溝型地震と活断層型地震の概要について理解し、説明できる。
|
12週 |
河川地形 |
河川地形とその発達について理解し、説明できる。
|
13週 |
海岸地形 |
海岸地形とその発達について理解し、説明できる。
|
14週 |
カルスト地形 |
カルスト地形の特徴とその発達について理解し、説明できる。
|
15週 |
期末試験 |
これまでの学習をふまえ、到達目標を達成できているか、確認できる。
|
16週 |
前期の振り返り(テスト返却と解説) |
これまでの学習をふまえ、到達目標を達成できているか、確認できる。
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
気候とは何か |
わたしたちを取り巻く気候についての概要を理解できる。
|
2週 |
気流 |
気流が発生するメカニズムを理解し、大気大循環について説明できる。
|
3週 |
海流 |
海流が発生するメカニズムを理解し、海洋大循環について説明できる。
|
4週 |
降水 |
雲と降水が発生するメカニズムを理解し、気温の逓減率に関する計算を正しく行うことができる。
|
5週 |
気候区分 |
ケッペンの気候区分をはじめとする気候区分についての概要を説明できる。
|
6週 |
日本の気候 |
日本の気候の特徴を、気流や海流と関連づけて理解し、説明できる。
|
7週 |
気候変動 |
過去の気候変動についての概要を理解し、説明できる。
|
8週 |
中間試験 |
これまでの学習をふまえ、到達目標を達成できているか、確認できる。
|
4thQ |
9週 |
自然環境と文化 |
自然条件の違いにより地域ごとに異なる文化的特徴がもたらされることを理解し、説明できる。
|
10週 |
自然環境と産業(1) |
日本や世界の農林水産業の現状を理解し、課題について地理学的な視点で説明できる。
|
11週 |
自然環境と産業(2) |
自然環境と工業の立地や人間活動との関連性について理解し、説明できる。
|
12週 |
自然環境と産業(3) |
第三次産業についての現状と課題を理解し、説明できる。
|
13週 |
地球環境の諸問題 |
環境問題の現状を知り、課題の解決について地理学的な視点で探求することができる。
|
14週 |
自然災害の現状と防災 |
身近に起こりうる自然災害について知り、防災について地理学的な視点で探求することができる。
|
15週 |
期末試験 |
これまでの学習をふまえ、到達目標を達成できているか、確認できる。
|
16週 |
後期の振り返り(テスト返却と解説) |
これまでの学習をふまえ、到達目標を達成できているか、確認できる。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文社会科学 | 社会 | 社会 | 世界各地の人口、資源、産業の分布や動向、並びにそれらをめぐる地域相互の結びつき等について理解し、現代社会を地理的観点から説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |