概要:
本校の専門6コースの基礎的な内容を具現する実験・実習テーマを設定し、1年生の時期から工学的な現象を体験し、工学に対する興味と関心を高めるとともに、実験データのまとめ方やレポート作成に関する基本的な方法を身につける。また,専門6コースの内容と実験・実習テーマとの関連性を理解させる.
授業の進め方・方法:
クラス毎に班編成し,順次巡回方式で各コース2週で全6コースの実験・実習を実施する(12週分).なお第1週は総合ガイダンス,第2週は安全教育,レポートの書き方や関数電卓の使用方法などの共通授業,第15週はまとめを実施する.
注意点:
下記授業計画の3週〜14週は,班によってその順序が異なる.
「ポートフォリオ」100%は,「レポート」100%で評価する.
すべてのレポートの点数をもとに算出された平均が60点以上を合格とする.
なお,レポート作成方法を説明する際に,レポート評価の観点についても併せて説明する.
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
総合ガイダンス |
本科目履修の目的と概要を把握できる.各コースの実験・実習内容の概要を把握できる。
|
2週 |
安全教育,レポート作成ガイダンス,関数電卓実習
|
実験・実習の安全意識を高め,安全に関する注意事項を理解できる。実験・実習レポートの作成方法,関数電卓の基本的な使用方法を理解できる.
|
3週 |
エネルギーコース(1)電気エネルギーに関する実験(1) |
電気エネルギーに関する基礎的な実験を通して,基礎的な電気現象について説明できる。
|
4週 |
エネルギーコース(2)電気エネルギーに関する実験(2) |
電気エネルギーに関する基礎的な実験を通して,基礎的な電気現象について説明できる。
|
5週 |
応用化学コース(1)香り成分の合成実験 |
基本的な化学反応のメカニズムについて、実験を通して理解できる。
|
6週 |
応用化学コース(2)染料による染色実験 |
基本的な化学の現象のメカニズムについて、実験を通して理解できる。
|
7週 |
環境生命コース(1)環境に関する実験 |
環境と物質に関する実験を通して環境と物質の影響を理解できる。
|
8週 |
環境生命コース(2)生命に関する実験 |
生命と物質に関する実験を通して生命と物質の影響を理解できる。
|
4thQ |
9週 |
メカニクスコース(1)工作機械による金属加工の見学 |
工作機械の名称と機能を理解できる.
|
10週 |
メカニクスコース(2)手作業による金属加工の見学 |
手作業で使用する工具の名称と機能を理解できる.金属の切断・接合の方法を理解できる
|
11週 |
情報システムコース(1)プログラミング体験(1) |
ピコクリケットの基本的な使い方をマスターし,電子部品(モータ、タッチセンサなど)の機能を理解できる.
|
12週 |
情報システムコース(2)プログラミング体験(2) |
プログラムの基本構造(順次,条件、繰り返し)を理解し,ブロックを組み合わせてプログラミングできる.
|
13週 |
建築コース(1)概要説明および構造物の作製および測定(1)
|
課題の概要を理解することができる. 構造物を作製して,高さおよび強さなどについて確認することができる.
|
14週 |
建築コース(2)構造物の作製および測定(2)
|
構造物を作製して,高さおよび強さなどについて確認することができる.
|
15週 |
創造工学実験実習のまとめ |
体験した6コースの実験・実習を各コースの専門に関連付けて説明できること.
|
16週 |
|
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。 | 1 | 後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。 | 1 | 後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。 | 1 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |