機械製図基礎

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 機械製図基礎
科目番号 0049 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(機械創造システムコース) 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 初心者のための機械製図 第5版、藤本元 御牧拓郎 他、森北出版株式会社
担当教員 吉武 靖生

到達目標

・写図ができ、読む人のために見やすく描くことができる。
・機械要素、はめあいについ説明でき、計算・図示できる。
・幾何公差、溶接について説明でき、製図ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1写図ができ、見やすく描くことができる。図面例を見ながら、写図ができる。図面例を見ても、写図ができない。
評価項目2機械要素、はめあいについて説明でき、製図・計算することができる。機械要素、はめあいの製図・計算ができる。機械要素、はめあいについて理解しておらず、製図も計算もできない。
評価項目3幾何公差、溶接について説明でき、製図ができる。幾何公差、溶接の製図ができる。幾何公差、溶接を理解しておらず、製図もできない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
学習・教育到達度目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。

教育方法等

概要:
日本産業規格(JIS)に定める「機械製図」の規格を理解・把握し、誤りなく図面を読み、作図を行うための知識と技術を習得する。
授業の進め方・方法:
JIS規格に基づいた製図の各規則、および基本となる約束事項の習得を目指す。各項目の説明の後、演習を主体とした授業を行う。
受講にあたって基礎製図A及びBの内容をよく復習しておくこと。中間試験・定期試験を実施する。
注意点:
履修上、最低限の製図用具は必要となる。
演習、課題を必ず期限内にすべて提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ・ガイダンス
・はめあい
・はめあいについて説明できる。
・はめあいに関する計算ができる。
2週 ・はめあい ・はめあいを含んだ製図ができる。
3週 ・キー、キー溝、ばねの製図 ・キーについて説明できる。
・キー溝の製図ができる。
4週 ・軸受け、歯車の製図 ・軸受、ばねについて説明できる。
5週 ・表面性状 ・表面性状パラメータの種類が説明できる。
6週 ・表面性状 ・表面性状の記号を用いた製図ができる。
7週 ・1~6週の復讐 ・1〜6週までの内容を理解し、製図できるようになる。
8週 ・中間試験 ・1~7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
4thQ
9週 ・試験解説
・その他の製図
・中間試験の内容を理解する。
・電気、化学等、機械以外の製図について説明できる。
10週 ・幾何公差 ・幾何公差について説明できる。
11週 ・溶接、材料記号 ・溶接、材料記号について説明できる。
12週 ・部品図の写図 ・簡単な製品に使われている部品を写図し、製図のルールを定着させる。
13週 ・部品図の写図 ・簡単な製品に使われている部品を写図し、製図のルールを定着させる。
14週 ・部品図の写図 ・簡単な製品に使われている部品を写図し、製図のルールを定着させる。
15週 ・製図のルールの復讐 ・過去の製図の授業および機械製図基礎で学習した内容を復習し、理解の定着を図る。
16週 ・定期試験内容についての解説 ・定期試験の内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野設計製図図面の役割と種類を適用できる。3後12,後13,後14
製図用具を正しく使うことができる。3後12,後13,後14
線の種類と用途を説明できる。3後12,後13,後14
物体の投影図を正確にかくことができる。3後12,後13,後14
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3後12,後13,後14
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3後1,後2,後5,後6
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。2後3,後4

評価割合

試験演習・レポート合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力60400000100
分野横断的能力0000000