総合科学Ⅰ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 総合科学Ⅰ
科目番号 0013 科目区分 一般 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(知能ロボットシステムコース) 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「高等学校 地学基礎」 第一学習社,「最新図学地学」第一学習社,「ネオパルノート 地学基礎」第一学習者
担当教員 宮内 真人,油谷 英明

到達目標

1. 地球の外観, 構造, 活動, 地球環境について説明ができる
2. 生物に共通な特徴と性質を説明できる
3. 持続可能社会を築くために必要な事柄が、科学的に理解できる
4. 学習内容に関連する課題やレポートを期日までに提出できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 アースサイエンスアースサイエンスが良く理解できている アースサイエンスの基礎が理解できる アースサイエンスの基礎が理解できない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
理科各分野中で、物理、化学の教科として取り扱わない分野全般を学習する。アースサイエンスの分野の基礎を理解し、持続可能社会を築くために必要な資源科学、環境科学の分野でも科学的思考ができる基礎力をつけるようにする。
授業の進め方・方法:
アースサイエンスを学習していく。複数の教員で担当し、教科書だけでなく図録を用いて最先端の事項にも触れて授業を行う。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス配布、教科概要説明
地球の概観
・地球の形と大きさ
・地球の形の特徴と大きさ
・地球の内部構造
・地球内部の動き
地球の概観、 地球の内部と活動、陸地および海底の大地形とその形成を理解している。
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。
その内容に関する問題に答えることができる。
2週 プレートの運動
・プレートの分布と運動
・プレートの境界
・地球の変動と地質構造
・変成作用
・大地形の形成
プレートテクトニクスを理解している。
プレート境界における発散境界・収束境界・すれ違い境界について違いを理解している。
地殻の変動と地質構造を理解している。
変成作用について理解している。
大地形の形成について説明できる。
その内容に関する問題に答えることができる。
3週 地震
・地震との発生と分布
・地震波の伝わり方
・日本付近で発生する地震
地震の発生と分布について説明できる。
地震波の伝わり方の説明ができ、震源・震央を求めることができる。
日本付近で発生する地震について、自身の種類などを説明できる。
その内容に関する問題に答えることができる。
4週 火山活動
・火山の分布
・火山の形成とマグマ
・火山の噴火
・火山の地形
・火成岩の形成
・火成岩の種類
世界の火山分布と日本の火山の分布の違いについて説明できる。
火山活動の違いを説明できる。
火山の噴出物や、マグマの性質と噴火の特徴で火山の地形を説明できる。
火成岩の形成や種類を理解している。
その内容に関する問題に答えることができる。
5週 地球のエネルギー収支
・大気の構成と特徴
・対流圏における水の変化
・太陽放射と地球放射
・地球を出入りするエネルギー
大気の構成と特徴について説明できる。
対流圏における水の変化によって、大気中の水蒸気の変化と雲のでき方について説明できる。
太陽放射と地球放射の違いが説明できる。
地球を出入りするエネルギーについて説明できる。
その内容に関する問題に答えることができる。
6週 大気と海水の運動(1)
・エネルギー収支の緯度分布
・風
・大気の大循環
緯度分布によるエネルギー収支について説明できる。
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。
その内容に関する問題に答えることができる。
7週 大気と海水の運動(2)
・海洋の構造
・海洋の大循環
・エルニーニョ現象とラニーニャ現象
海洋の構造と海洋の大循環(表層の循環と深層の循環)について理解している。
気候の自然変動による、エルニーニョ,ラニーニャによる日本の気候変化などの気象現象を説明できる。
人間活動による環境変化ニよる、温暖化、砂漠化の問題点、原因と対策について理解し、ディスカッションができる。
8週 中間試験 既学習領域のまとめができている。
2ndQ
9週 答案返却
宇宙と太陽の誕生
・宇宙の探求
・宇宙の始まり
・太陽の誕生
・太陽の活動
既学習領域のまとめ理解ができている。
宇宙の始まりについて説明ができ、星間物質や銀河系の構造について説明ができる。
太陽の誕生と現在の太陽について説明ができる.
太陽の活動について説明ができる。
その内容に関する問題に答えることができる。
10週 太陽系と地球の誕生
・太陽家の構造
・太陽系の誕生
・太陽系の惑星
・生命の惑星・地球
太陽系の構造を理解し、太陽系の誕生を説明ができる。
太陽系の惑星について理解している。
地球の誕生と進化と生命が誕生する条件について説明ができる。
その内容に関する問題に答えることができる。
11週 地層と化石
・地層の形成
・地層の重なりと広がり
・堆積岩
・化石と地質時代
地層の形成について風化や河川の動きについて説明ができる。
地層の重なりと広がりについて説明ができる。
堆積岩について説明ができる。
化石と地質時代の関係を理解している。
その内容に関する問題に答えることができる。
12週 地球と生物の変遷
・先カンブリア時代
・古生代
・中生代
・新生代
地球が誕生して46億年であり大部分が先カンブリア時代が40億年であることを理解し、地球誕生からその時代に何が起きたのかを理解している。
古生代の示準化石や生物の進化を説明ができる。
中生代の示準化石や環境変化について説明ができる。
新生代の示準化石や環境変化について説明ができる。
その内容に関する問題に答えることができる。
13週 地球環境の科学
・気候変動
・地球温暖化による変化
・オゾン層の変化
地球の気候変動について説明ができる。
地球温暖化による変化により極地方,海面水位などについて説明ができる。
オゾン層の変化により、地球上での変化について説明ができる。
その内容に関する問題に答えることができる。
14週 地球の自然環境
・自然の恩恵
・季節の変化
・気象災害
・地震災害
・地震による被害の軽減
・火山災害と防災
自然の恩恵と何なのか説明ができる。
日本の式に越境を与えるのが気団であり、式の天気の移り変わりについて説明ができる。
気象災害について説明ができる。
地震災害について説明ができる。
火山災害について説明ができる。
その内容に関する問題に答えることができる。
15週 定期試験 既学習領域のまとめができている。
16週 答案返却 既学習領域のまとめ理解ができている。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3前13,前14
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3前1,前9
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3前1
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。3前1
マグマの生成と火山活動を説明できる。3前3
地震の発生と断層運動について説明できる。3前3
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。3前2
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。3前2
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3前9,前10,前11
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3前9,前10,前11
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3前9,前10,前11
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3前9,前10,前11

評価割合

試験演習・課題相互評価ポートフォリオその他合計
総合評価割合7030000100
基礎的能力000000
専門的能力7030000100
分野横断的能力000000