基礎製図B

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 基礎製図B
科目番号 0086 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(知能ロボットシステムコース) 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 初心者のための機械製図 第5版、藤本元 御牧拓郎 他、森北出版株式会社
担当教員 山本 洋司,吉武 靖生

到達目標

・製図の規格を理解できる。
・図形を正しく書くことができ、寸法を記入することができる。
・断面図、ねじの製図ができ、公差の記入ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1簡単な部品図の製図ができる。図面例を見ながら、製図ができる。図面例を見ても、製図ができない。
評価項目2寸法記入のルールを理解し、適切な寸法補助記号を用いて寸法記入ができる。寸法補助記号を用いて寸法記入ができる。寸法記入の各種ルールを理解しておらず、適切な寸法記入ができない。
評価項目3断面図や公差を理解し、製図・計算をし、図面に記入できる。断面図や公差を記入できる。断面図や公差を理解しておらず製図・計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本産業規格(JIS)に定める「機械製図」の規格を理解・把握し、誤りなく図面を読み、作図を行うための知識と技術を習得する。
授業の進め方・方法:
JIS規格に基づいた製図の各規則、および基本となる約束事項の習得を目指す。各項目の説明の後、演習を主体とした授業を行う。
受講にあたって基礎製図Aの内容をよく復習しておくこと。
注意点:
履修上、最低限の製図用具は必要となる。
演習、課題を必ず期限内にすべて提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・ガイダンス
・基礎製図Aの復習
・製図の重要性を今一度理解する。
・三角法や線種について理解し、三面図が描ける。
2週 ・寸法記入の基礎 ・寸法記入方法を理解し、簡単な図面が描ける。
3週 ・直径、半径、面取りの寸法記入 ・直径、半径、面取りの寸法記号を使いこなせ、これらを含んだ図面が描ける。
4週 ・穴、テーパ、こう配の寸法記入 ・穴の寸法記入方法を理解し、穴を含んだ図面がかける。
・テーパ、こう配を理解し、計算および寸法記入ができる。
5週 ・長穴、ざぐりの製図 ・長穴の寸法記入方法を理解し、長穴を含んだ図面がかける。
・ざぐり、皿ざぐりについて説明できる。
・ざぐりの製図ができる。
6週 ・断面図 ・各種断面図や製図方法について説明できる。
7週 ・1~6週までの復習 ・1〜6週までの内容を理解し、製図できるようになる。
8週 ・中間試験 ・1~7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
2ndQ
9週 ・試験内容についての解説
・断面図
・中間試験の内容を理解する。
・各種断面図が描ける。
10週 ・ねじの製図 ・ねじについて説明できる。
・ねじ記号が判別できる。
11週 ・ねじの製図 ・ねじの製図ができる。
12週 ・サイズ公差 ・サイズ公差について説明ができる。
・サイズ公差に関する計算ができる。
13週 ・サイズ公差 ・サイズ公差を含んだ製図ができる。
14週 ・組立図 ・組立図の役割と製図方法について理解する。
15週 ・9~14週までの復習 ・9〜14週までの内容を理解し、製図できるようになる。
16週 ・定期試験内容についての解説 ・定期試験の内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3前1,前2
製図用具を正しく使うことができる。3前1,前2
線の種類と用途を説明できる。3前1,前2
物体の投影図を正確にかくことができる。3前1,前2
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3前12,前13

評価割合

試験課題合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力60400000100
分野横断的能力0000000