応用数学Ⅰ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 応用数学Ⅰ
科目番号 0117 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(知能ロボットシステムコース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「新微分積分Ⅱ」大日本図書、「新微分積分Ⅱ問題集」大日本図書、「新応用数学」大日本図書、「新応用数学問題集」大日本図書
担当教員 三浦 嵩広

到達目標

1. 2階微分方程式の基本形が解ける。
2.関数のラプラス変換、逆変換が計算できる。ラプラス変換を利用して微分方程式を解くことができる。
3.周期関数をフーリエ級数に展開することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1種々の微分方程式の一般解を求めることができる与えられた2階線形微分方程式を解くことができる簡単な2階線形微分方程式を解くことができない
評価項目2ラプラス変換、逆ラプラス変換を用いて常微分方程式の応用的な問題を解くことができるラプラス変換や、逆ラプラス変換を用いて常微分方程式の基本的な問題を解くことができるラプラス変換、逆ラプラス変換を用いて常微分方程式の基本的な問題を解くことができない
評価項目3フーリエ級数に関する発展的な問題を解くことができる周期関数をフーリエ級数に展開することができる周期関数をフーリエ級数に展開することができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
微分方程式、ラプラス変換、フーリエ変換の基礎的な内容を理解し、専門分野で応用するための基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義と演習を1セットとして進める。理解度の向上と確認のため、毎回小テストを実施する。
注意点:
1.微分積分Ⅱで学習したことは事前に復習しておくこと。
2.予習・復習・課題にしっかり取り組み、できるだけ多くの問題を解くこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 2階微分方程式(1) 斉次線形微分方程式および非斉次線形微分方程式の一般解について理解している
2週 2階微分方程式(2) 定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる
3週 2階微分方程式(3) 定数係数2階非斉次線形微分方程式を解くことができる
4週 2階微分方程式(4) いろいろな微分方程式の解法について理解している
5週 ラプラス変換(1) ラプラス変換の定義を理解し、簡単な関数のラプラス変換を求めることができる
6週 ラプラス変換(2) ラプラス変換の基本的な性質を理解し、いろいろな関数のラプラス変換を求めることができる
7週 ラプラス変換(3) ラプラス変換の基本的な性質を理解し、いろいろな関数のラプラス変換を求めることができる
8週 中間試験
2ndQ
9週 ラプラス変換(4)
いろいろな関数の逆ラプラス変換を求めることができる
10週 ラプラス変換(5) ラプラス変換を利用して、微分方程式を解くことができる
11週 フーリエ解析(1) 周期2πの関数のフーリエ級数の定義を理解できる
12週 フーリエ解析(2) 周期2πの関数のフーリエ級数を 求めることができる
13週 フーリエ解析(3) フーリエ余弦級数、正弦級数を求めることができる
14週 フーリエ解析(4) 一般の周期関数のフーリエ級数の定義を理解できる
15週 フーリエ解析(5) フーリエ級数の収束定理を理解し、一般の周期関数のフーリエ級数を求めることができる
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。3前1,前2,前3

評価割合

試験小テスト・課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000