学外実習

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 学外実習
科目番号 0064 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(電気電子コース) 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材
担当教員 加島 篤,福澤 剛,桐本 賢太

到達目標

企業等における技術者等の実務を体験し、企業・技術者の役割と責任を認識できる。
学んだ専門分野・一般科目の知識が企業・社会で活用されているか認識できる。
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)のために必要なことについて考察できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
企業等における技術者等の実務を体験し、企業・技術者の役割と責任を認識できる。企業等での実習に真摯に取組むことができる。実習を通じて、企業や技術者が果たすべき役割と責任を多面的に説明できる。企業等での実習に真摯に取組むことができる。実習を通じて、企業や技術者が果たすべき役割と責任を説明できる。企業等での実習に真摯に取組むことができない。あるいは、企業や技術者が果たすべき役割と責任を説明できない。
学んだ専門分野・一般科目の知識が企業・社会で活用されているか認識できる。専門分野・一般科目で学んだ複数の知識が企業・社会で活用・応用されているか認識できる。今後、さらに学ぶべき項目を複数挙げることができる。専門分野・一般科目で学んだ知識が企業・社会で活用・応用されているか認識できる。今後、さらに学ぶべき項目を挙げることができる。専門分野・一般科目で学んだ知識が企業・社会で活用・応用されているか認識できない。
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)のために必要なことについて考察できる。自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。キャリアデザインのために、現在不足していることを認識し、今後やるべきことを具体的に説明できる。自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。キャリアデザインのために、現在不足していることを認識できる。自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できない。あるいは、キャリアデザインのために、現在不足していることを認識できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 D① 専門工学の基礎に関する知識と基礎技術を統合し、活用できる。
学習・教育到達度目標 E② 日本語で論理的に記述し、報告・討論できる。
学習・教育到達度目標 F② 工業技術と社会・環境との関わりを考えることができる。
学習・教育到達度目標 F③ 技術者としての役割と責任を認識できる。
準学士過程の教育目標 D① 専門工学の基礎に関する知識と基礎技術を統合し、活用できる。
準学士課程の教育目標 E① 歴史・文化・国語・外国語を学び、コミュニケーションするための基礎的な教養を身に付ける。
準学士課程の教育目標 F② 工業技術と社会・環境との関わりを考えることができる。
準学士課程の教育目標 F③ 技術者としての役割と責任を認識できる。
準学士課程の教育目標 G② 社会人として、技術者として必要な素養、一般常識や礼儀、マナーについて考えることができる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SD① 専攻分野における専門工学の基礎に関する知識と基礎技術を総合し、応用できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SD② 専攻分野の専門性に加え、他分野の知識も学習し、幅広い視野から問題点を把握できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SE② 実験・実習・調査・研究内容について、日本語で論理的に記述し、報告・討論できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SF② 工業技術と社会・環境との関わりを理解し、社会・環境への効果と影響を説明できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SF③ 技術者としての役割と責任(倫理観)を認識し、説明できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SG① メンバーとして、自己のなすべき行動を判断し実行できる。

教育方法等

概要:
企業・公的機関・大学などにおいて短期間の現場実習を体験することで、設計・生産・開発の技術、試験・研究・保守管理などについて実践的に学び、実社会の厳しさを知るとともに、社会人(技術者)として必要な人間性(責任感・協調性・倫理観など)の形成を目指す。また、学外実習を通して、勉学の意味と目標ならびに学生生活の意義を再認識することで、将来の進路選択に役立てる。
授業の進め方・方法:
第4学年時の夏季休業期間を利用して、企業・公的機関・大学などの実習受入れ先で、1~2週間(実30時間以上)の実習を行う。実習内容は、実習受入れ先で計画されたカリキュラムに従って行われる。
①実習受入れ先の選定、事務手続き、学校提出の実習報告書の作成など全般については、学級担任ならびに学生課キャリア支援室の指導を受け、最後まで自覚と責任を持って対応すること。
②事前に、「学外実習届」を学校へ提出すること。
③実習に必要な経費は原則自己負担であること、実習受入れ先によっては申込み時に書類選考があることに注意すること。
④実習に当たっては、実習受入れ先の規律・規則・指導に従い、実習には積極的に取り組み・コミュニケーションに努めるとともに、実習時間外であっても期間中は常に責任ある行動を心がけること。
注意点:
実習受入れ先の選定、事務手続き、学校提出の実習報告書の作成など全般については、学級担任ならびに学生課キャリア支援室の指導を受け、最後まで自覚と責任を持って対応すること。
事前に学外実習届を学校へ提出し、インターンシップ活動賠償責任保険に加入すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実習受入れ先の選定と事務手続き(4月~7月) 学級担任(キャリア支援室)から連絡される「実習受入れ先一覧」から実習希望先を選定する。学級担任を経由して、実習受入れ先へ「実習依頼状・履歴書・自己調査書・誓約書」などを送付する。受入れ決定後、学校へ「学外実習届」を提出する。(学級担任、学生課キャリア支援室)
2週 実習受入れ先での実習(夏季休業期間中) 学級担任が行う「学外実習の諸注意および連絡」を遵守の上、実習受入れ先の指導に従い、1~2週間の実務実習を行う。
3週 学外実習報告書の提出(9月) 実習学生は、学級担任が指示する「実習報告書への記載事項」を遵守し、実習終了後速やかに実習に関する「学外実習報告書」を仕上げ、必ず指定された期日までに学級担任へ提出する。
4週 実習受入れ先からの報告(9月~10月) 実習受入れ先からの報告(9月~10月)
5週 学外実習報告会 実習内容等の発表を行う。
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3前5
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3前5
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3前5
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3前5
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3前5
目標の実現に向けて計画ができる。3前5
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3前5
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3前5
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3前5
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3前5
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前5
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3前5
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3前5
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3前5
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3前5
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3前5
法令やルールを遵守した行動をとれる。3前5
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前5
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3前5
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3前5
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前5
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3前5
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3前5
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前5
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3前5
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3前5
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3前5
企業には社会的責任があることを認識している。3前5
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3前5
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3前5
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3前5
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3前5
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3前5
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3前5
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3前5
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3前5
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3前5

評価割合

実習先からの評価発表相互評価態度実習報告書その他合計
総合評価割合303000400100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力303000400100