社会総合ⅡB

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 社会総合ⅡB
科目番号 0030 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 谷田部玲生ほか著『高等学校・新公共』第一学習社
担当教員 前田 隆二

到達目標

1.民主主義の基本原理と発展の概略を説明することができる。
2.日本国憲法の基本原理に基づいた民主政治の概略を説明することができる。
3.現在の日本の政治制度や経済を理解し、さらにそれらを国際的な視野で理解し、それらの概略を説明できる。
4.民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略を説明できる。  
5.1~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1民主主義と日本国憲法の基本原理を踏まえ、民主政治を説明できる。民主主義と日本国憲法の基本原理を踏まえ、民主政治をほとんど説明できる。民主主義と日本国憲法の基本原理を踏まえ、民主政治を説明できない。
評価項目2現在の日本の政治制度や経済を理解し、国際的な視点からも説明できる。現在の日本の政治制度や経済を理解し、国際的な視点からもほとんど説明できる。現在の日本の政治制度や経済を理解し、国際的な視点からも説明できない。
評価項目3現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、説明できる。現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、ほとんど説明できる。現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、説明できない。
評価項目4民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略を説明できる。民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略をほとんど説明できる。民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略を説明できない。
評価項目51~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略を説明できる。1~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略をほとんど説明できる。1~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会の政治や経済に関して民主主義や資本主義の考え方や意義を学ぶ。また、それらの主義が現代における日本の社会にどう関わるかを学ぶ。これらを通じ、国際的な視野を持ち、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、考える力を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
予備知識:中学校レベルの公民分野の知識があること
講義室:2M教室
授業形式:講義
学生が用意するもの:資料集、ノート
注意点:
評価方法:定期試験(合計2回)、出席状況、授業態度、必要に応じて提出物を総合的に判断する。評価基準は、定期試験の成績が80%、その他が20%とし、総合成績60点以上を単位取得とする。
自己学習の指針:予習については、授業の前日に教科書を熟読し、理解を深めてください。その内容を授業中に確認しながら、講義に集中してください。さらに、復習においては、授業後の当日にプリントや教科書などで再度確認し、週末にもう一度確認してください。また、予習・復習の際には資料集も活用してください。さらに、ニュース・新聞を読む習慣をつけ、政治問題や経済問題に対する知識・考え方を身につけてください。
オフィスアワー:火曜日 16:00~17:00 木曜日 16:10~17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション
公共の扉
学習目標や方法・評価などを理解する。
様々な観点から公共の空間を説明できる。
2週 公共的な空間における基本原理
法や規範の意義と役割1
法ができた過程と法の役割や様々な権利について説明できる。
民主主義の下での政治の流れを説明できる。
大日本帝国憲法の内容を説明できる。
日本国憲法の内容を説明できる。
3週 法や規範の意義と役割2 私たちと法について説明できる。
4週 契約と消費者の権利・責任
司法参加の意義
契約の責任や消費者の権利を説明できる。
司法の役割について説明できる。
5週 政治参加と公正な世論形成 国会や内閣の役割、選挙制度と政党について説明できる。
6週 国際社会と国家主権
日本の安全保障と防衛1
日本の安全保障政策について説明できる。
7週 日本の安全保障と防衛2
国際社会の変化と日本の役割
憲法9条等を通して、平和主義を説明できる。
国際社会の秩序維持のためにどのような課題があるのかを考え、説明できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 経済とは何か
雇用と労働問題
私たちと経済について把握し、労働者の権利を説明できる。
10週 社会の変化と職業観 戦後以降の日本経済の変化を理解できる。
現在に至るまでの日本経済について説明できる。
時代の流れとともに変化していく法や制度について説明できる。
11週 市場経済の機能と限界1 経済主体がどのように循環しているのかを説明できる。
需要と供給の関係を説明できる。
生産と市場の関係性を説明できる。
12週 市場経済の機能と限界2 経済成長と環境問題との関係性を説明できる。
13週 金融の働き 銀行の役割や金融政策を説明できる。
14週 財政の役割と社会保障 財政のしくみと社会保障を説明できる。
15週 経済のグローバル化 日本と世界との関係性や様々な問題を説明できる。
16週 後期定期試験

評価割合

試験提出物等合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000