計算科学Ⅱ

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 計算科学Ⅱ
科目番号 0046 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 複合工学専攻 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 C言語による数値計算入門 皆本晃弥
担当教員 濵田 裕康

到達目標

1. 連立方程式の直接解法としてガウスの消去法を説明できる.
2. 連立方程式の直接解法の丸め誤差を説明できる.
3. 2分法やニュートン法の原理を理解し,誤差の評価ができる.
4. 熱や粒子分布などの拡散を表す拡散方程式について,その数値解を構成できる.
5. ガウスの消去法,2分法,ニュートン法,最小2乗法,オイラー法,ルンゲ・クッタ法,差分法に関し,プログラムを作成でき,そのアルゴリズムとの関係を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1連立方程式の直接解法としてガウスの消去法を説明できる.連立方程式の直接解法としてガウスの消去法をほぼ説明できる.連立方程式の直接解法としてガウスの消去法を説明できない.
評価項目2連立方程式の直接解法の丸め誤差を説明できる.連立方程式の直接解法の丸め誤差をほぼ説明できる.連立方程式の直接解法の丸め誤差を説明でききない.
評価項目32分法やニュートン法の原理を理解し,誤差の評価ができる.2分法やニュートン法の原理を理解し,誤差の評価がほぼできる.2分法やニュートン法の原理を理解し,誤差の評価ができない.
評価項目4熱や粒子分布などの拡散を表す拡散方程式について,その数値解を構成できる. 熱や粒子分布などの拡散を表す拡散方程式について,その数値解をほぼ構成できる.熱や粒子分布などの拡散を表す拡散方程式について,その数値解を構成できない.
評価項目5ガウスの消去法,2分法,ニュートン法,最小2乗法,オイラー法,ルンゲ・クッタ法,差分法に関し,プログラムを作成でき,そのアルゴリズムとの関係を説明できる.ガウスの消去法,2分法,ニュートン法,最小2乗法,オイラー法,ルンゲ・クッタ法,差分法に関し,プログラムを作成でき,そのアルゴリズムとの関係をほぼ説明できる.ガウスの消去法,2分法,ニュートン法,最小2乗法,オイラー法,ルンゲ・クッタ法,差分法に関し,プログラムを作成でき,そのアルゴリズムとの関係を説明できる.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
様々な数値計算法の数学的な理論について学ぶ.
授業の進め方・方法:
予備知識:本科で学んだ数学の知識.
講義室:ICT
授業形式:講義と演習
学生が用意するもの:ノート,USBメモリ
注意点:
評価方法:
自己学習の指針:授業後はノートをもう一度見直し,わからない部分を理解すること.演習課題はじっくり時間をかけて取り組むこと.
オフィスアワー:月曜日 16:00~17:00 金曜日 16:00~17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガウスの消去法 ガウスの消去法を用いて連立方程式を解くことができる
2週 ガウスの消去法のプログラム作成 ガウスの消去法のプログラムを作成できる
3週 ガウスの消去法の誤差解析 ガウスの消去法の誤差解析により誤差評価ができる
4週 2分法,反復法と縮小写像の原理 2分法の原理を理解できる
5週 ニュートン法,収束の速さ ニュートン法の原理とその収束の速さを理解できる
6週 2分法とニュートン法のプログラム作成 2分法とニュートン法のプログラムを作成できる
7週 誤差評価 数値計算における誤差の分類により,誤差を予測できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 最小2乗法 最小2乗法の原理が理解できる
10週 オイラー法 オイラー法の原理が理解できる
11週 ルンゲ・クッタ法 ルンゲ・クッタ法の原理が理解できる
12週 オイラー法とルンゲ・クッタ法のプログラム作成 オイラー法とルンゲ・クッタ法のプログラムを作成できる
13週 差分法 差分法の原理が理解できる
14週 拡散方程式 拡散方程式の差分法を用いた解法が理解できる
15週 差分法のプログラム作成 差分法のプログラムを作成できる
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

中間試験定期試験演習課題合計
総合評価割合353530100
基礎的能力353530100