概要:
「リベラルアーツ」関連科目においては、答えが与えられていない問いに対して、新たな解を探求する力を育成する。そのためには、アカデミックスキルやジェネリックスキルに関する知識を有している必要があり、また、必要な情報を組み合わせて利活用する能力、ものごとを分析して論理的・批判的に考察する能力、解を得る過程や解を共有する際に必要な表現力・協働力・コミュニケーション力が求められる。これらの能力を開発し実践的に定着させていくために、当科目では様々な概念についての基礎的な理解を得たうえで、受講者同士で協同しながら異分野の知識を組み合わせて解を見出す体験学習を実施する。関連科目における位置づけとしては、「リベラルアーツ」上位科目を履修していくのに必要な態度を養うものである。
授業の進め方・方法:
複数の教員がオムニバス方式で行う。授業の内容とその方法は、各担当者のシラバスによって実施される。評価の方法は、「学習内容の振り返り」の時間に記入する振り返りシートの記入内容により評価する。また、授業中の取り組み状況を評価に加える場合もある。
注意点:
学生諸君の主体的な活動を前提とした科目です。難しく考えずに積極的な授業参加をお願いします。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス:主体的学習に向けて |
自分のこれまでの学習態度について検証する。自分の行動や態度の特性を振り返る。
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2週 |
Our Purpose ―自分を見つめる,将来を見通す― |
これからの高専の学習で何を身につけ,どのような人間になることを目指すのかを考え,言語化する。
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3週 |
分野横断的能力(リテラシー,コンピテンシー)を理解する |
分野横断的能力(リテラシー,コンピテンシー)について理解し,自分の特性を踏まえて,今後の学習計画を立てる。
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4週 |
コミュニケーションスキル(1) |
コミュニケーションスキルのうち,教員室訪問およびメールのマナーについて学ぶ。
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5週 |
コミュニケーションスキル(2) |
コミュニケーションスキルのうち,潤滑なグループ・ディスカッションのために必要なスキルを学ぶ。
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6週 |
キャリアインタビュー(1) |
教員を対象としたキャリアインタビューの実施に向けた準備を行う。
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7週 |
キャリアインタビュー(2) |
グループでのディスカッションをとおして対象教員や質問内容を討議する。
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8週 |
前期中間試験(学習内容の振り返り) |
本時までの学習内容をまとめ,自分の取り組みを振り返る。
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2ndQ |
9週 |
アイデンティティと自己実現(1) |
豊かな生の実現に向けて、「自分とは何か」という問いに先人たちがどう向き合ってきたのかを学ぶ。
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10週 |
アイデンティティと自己実現(2) |
自己実現に向けて、具体的にどのような行動をとり経験を積めばよいかを検討し、考えをまとめる。
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11週 |
キャリアインタビュー(3) |
実施したキャリアインタビューの内容について,分野別コンテンツⅠでの学びを踏まえて報告会を行う。
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12週 |
ICTスキル活用法(1) |
インターネットを利用するにあたっての情報モラルについて、グループワーク、ディスカッションを通じて理解する。
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13週 |
ICTスキル活用法(2) |
インターネットを利用するにあたっての情報モラルについて、グループワーク、ディスカッションにより、適切な行動を選択できる。
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14週 |
ICTスキル活用法(3) |
インターネットを利用するにあたっての情報モラルについて、適切に発表することができる。
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15週 |
学習内容の振り返りⅡ |
当科目での学習内容をまとめ、自分の取り組みを振り返る。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 1 | 前2,前15 |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 1 | 前2,前3,前4,前15 |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 1 | 前2,前4,前15 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 1 | 前2,前4,前15 |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 1 | 前2,前4,前15 |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 1 | 前2,前13,前14,前15 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 1 | 前2,前13,前14,前15 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 1 | 前2,前13,前14,前15 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 1 | 前2,前13,前14,前15 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 1 | 前2,前13,前14,前15 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 1 | 前2,前13,前14,前15 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 1 | 前2,前11,前12,前15 |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 1 | 前2,前15 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 1 | 前2,前11,前12,前15 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 1 | 前2,前15 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 1 | 前2,前11,前12,前15 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 1 | 前2,前11,前12,前15 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 1 | 前1,前2,前7,前8,前15 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 1 | 前1,前2,前7,前8,前15 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 1 | 前1,前2,前7,前8,前15 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 1 | 前1,前2,前7,前8,前15 |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 1 | 前1,前2,前7,前8,前15 |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 1 | 前2,前9,前15 |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 1 | 前2,前4,前5,前15 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 1 | 前2,前4,前5,前15 |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 1 | 前2,前4,前5,前15 |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 1 | 前2,前4,前5,前15 |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 1 | 前2,前15 |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 1 | 前2,前15 |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 1 | 前2,前15 |
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。 | 1 | 前2,前5,前6,前9,前10,前15 |
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。 | 1 | 前2,前5,前6,前9,前10,前15 |
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。 | 1 | 前2,前5,前6,前9,前10,前15 |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。 | 1 | 前2,前5,前6,前9,前10,前15 |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。 | 1 | 前1,前2,前7,前15 |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 1 | 前1,前2,前7,前15 |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 1 | 前1,前2,前7,前15 |