評価項目1 民主主義の政治体制とその諸原則、日本国憲法の原理と基本的人権の尊重といった政治学について基礎を理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
評価項目2 資本主義の仕組みや市場経済、国民所得や貨幣・金融にかんする経済学について基礎を理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
評価項目3 統治機構の仕組みや国際社会、そして近過去の政治の歴史について基礎を理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
評価項目4 財政や経済史、貿易や国際経済体制といった経済学について基礎を理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
概要:
政治分野・経済分野それぞれの基礎的な内容を解説する。とりわけ、民主主義、憲法、統治機構、国際政治(以上政治分野)、資本主義経済、貨幣・金融、財政、国際経済(以上経済分野)を教科書にそって解説し、適宜論述課題を与え、小論文・作文を作成させる。
授業の進め方・方法:
教科書に従い講義を中心に進める。新聞を中心とした主に印刷された報道・情報を収集し、教科書にない時事的な内容も織り交ぜて興味・関心を引くようにする。今日の日本の政治と経済についての基礎的な知識を獲得すると共に、有権者となったとき、積極的に選挙に参加する公民としての意欲を育てたい。また論述課題を通して、与えられたテーマについて、偏見なく他人に伝わるように論じられる論述力を養いたい。
注意点:
2単位科目 60時間。
2年以降の社会系科目の基礎となる。関連科目は世界史、倫理、日本史、4年の選択社会科科目。
授業項目1~9から出題する定期筆記試験(80%)と論述課題(20%)で総合評価し、60%以上の得点で合格とする。未提出の論述課題は0点とする。
プリントなどの配布物はきちんととっておくこと。居眠り、私語厳禁。教科書を何度も読みこむこと。そして大事なところにアンダーラインを引く。次に授業の板書事項や説明事項をよくメモして、自分なりのノートを作成して欲しい。
また授業の際は時々、意見を問うので自分の考えを述べる習慣をつけてほしい。試験の前は教科書とノートを良く見返し、復習すること。寮生はテレビを見る機会は少ないが、新聞やラジオによるニュースにはふれることができる。できるだけニュースを見る・聞く・読むそして考えるクセをつけてほしい。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 2 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |