機械製図I

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 機械製図I
科目番号 0039 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械知能システム工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「初心者のための機械製図(第4版)」藤本他監修、植松他著、森北出版、「新編JIS機械製図 第5版」吉澤編著、堀他著、森北出版、「機械製図練習ノート」関口剛著、実教出版
担当教員 田中 裕一

到達目標

1.機械関係図面の読み方・描き方の基礎を習得する。
2.ボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素を製図できる。
3.簡単な組立図を描ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
機械関係図面の読み方・描き方機械関係図面の読み方・描き方を活用できる機械関係図面の読み方・描き方の基礎を習得する機械関係図面の読み方・描き方の基礎を習得できない
ボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素ボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素の基礎的な設計をできるボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素を製図できるボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素を製図できない
組立図時間をかければ、少し複雑な組立図を描ける簡単な組立図を描ける組立図を描けない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「もの(製品)づくり」の国際化の流れは当然のこととなり、必要な部品は世界のどこからでも調達できるとともに、どこへでも供給できるようになりました。機械技術者にとって、「図面」を描けて読み取れることは必要不可欠です。本科目では、製図の基礎と合わせて手描き製図を習得します。ISO(国際標準規格)に準拠する、JIS(日本工業規格)における「機械関係図面を描くときの世界共通の文法」の基礎を習得します。
授業の進め方・方法:
教室では、手描きの製図やスケッチを行います。1年次の「製図基礎Ⅰ・Ⅱ」の内容を復習し、「図面」を描けるようになるための課題を与えます。1年次に扱っていない内容を含めて、教科書を繰り返し読んでもらい、図面を描いてもらいます。CSWA認定試験は3年生までに一度は受験してください。もし合格したら、上級のCSWPに挑戦してください。
注意点:
評価に「出席」および「態度」を加えます。教科書、練習ノート、製図道具を持参し、根気よく取り組んでください。スマホを使って良い時は指示します。それ以外は使わないでください。また「課題」および「試験」の評価を加えます。課題の締切を守ってください。試験を実施しない場合は、課題で評価します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
機械製図練習ノート
1年次の内容の復習と定着
2週 機械製図練習ノート 1年次の内容の復習と定着
3週 機械製図練習ノート 1年次の内容の復習と定着
4週 機械製図練習ノート 1年次の内容の復習と定着
5週 機械製図練習ノート 1年次の内容の復習と定着
6週 機械製図練習ノート 1年次の内容の復習と定着
7週 機械製図練習ノート 1年次の内容の復習と定着
8週 中間試験
2ndQ
9週 答案返却・成績確認
機械製図練習ノート
1年次の内容の復習と定着
10週 機械製図練習ノート 1年次の内容の復習と定着
11週 機械製図練習ノート 1年次の内容の復習と定着
12週 機械製図練習ノート 1年次の内容の復習と定着
13週 機械製図練習ノート 1年次の内容の復習と定着
14週 機械製図練習ノート 1年次の内容の復習と定着
15週 定期試験
CSWA認定試験(希望者)
16週 答案返却・成績確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。2前1,前2,前3,前4,前8,前15
製図用具を正しく使うことができる。2前1,前2,前3,前4,前8,前15
線の種類と用途を説明できる。2前1,前2,前3,前4,前8,前15
物体の投影図を正確にかくことができる。2前1,前2,前3,前4,前8,前15
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。2前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前15
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。2前8,前11,前12,前13,前15
部品のスケッチ図を書くことができる。2前9,前10,前12
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。2前15
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。2前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

出席態度課題試験合計
総合評価割合1010503000100
基礎的能力1010000020
専門的能力0050300080
分野横断的能力0000000