機械製図I

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 機械製図I
科目番号 0039 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械知能システム工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「初心者のための機械製図(第5版)」藤本元・御牧拓郎監修、植松育三・高谷芳明・松村恵理子共著、森北出版
教材:「機械製図練習ノート」関口剛著、実教出版
担当教員 田中 裕一

到達目標

1.基礎的な機械関係図面を読める・描ける。
2.ボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素を製図できる。
3.簡単な組立図を描ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
機械関係図面の読み方・描き方時間をかければ、少し複雑な機械関係図面を読める・描ける基礎的な機械関係図面を読める・描ける機械関係図面を読めない・描けない
ボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素ボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素の基礎的な設計をできるボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素を製図できるボルト・ナット、軸、歯車等の機械要素を製図できない
組立図時間をかければ、少し複雑な組立図を読める・描ける簡単な組立図を描ける組立図を描けない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 6-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械技術者は、豊かで快適な人間の生活を根底から支えることを念頭に、新しいアイディアを盛り込んだ「図面」を創りだし、今までに存在した「もの(製品)」をさらに改良し、あるいは故障した「もの」の修理をする役割を果たしています。しかも、その活動は非常にグローバルです。この活動の源は「図面」です。この科目では、1年次の「製図基礎Ⅰ・Ⅱ」に続き、機械製図の基礎(文法)を学びます。そして、手描き製図を習得します。必要な製品は世界中のどこからでも調達できると共に、どこへでも供給できるようになりました。これに伴い、製品の規格に関しても、ISO(国際標準規格)に準拠する方向で、JIS(日本産業規格)の改正が行われています。JISに基づく「図面」を描けて読めることを目指します。
授業の進め方・方法:
機械製図練習ノートを使い、1年次の「製図基礎Ⅰ・Ⅱ」の内容を復習します。2年次で習う内容を含めて、教科書を繰り返し読み、JISに基づく「図面」を描くための基礎を身に付けます。CAD製図については、2年次後期の「機械製図Ⅱ」で時間を取ります。SOLIDWORKS 認定試験(CSWA: Certified SOLIDWORKS Associate(初級試験))を受験しましょう。合格したら、上級試験であるCSWP(Certified SOLIDWORKS Professional)に挑戦して下さい。
注意点:
〇自学について
(事前学習)
授業計画及びTeamsのチャネルで進捗を確認し、教科書の該当箇所に目を通しておくと良い。
(事後学習)
復習と宿題を心掛けること。

評価に「出席」と「態度」を加えます。教科書、機械製図練習ノート、製図道具を持参し、根気強く取り組んで下さい。また「課題」と「試験」を評価を加えます。課題の締切を守って下さい。試験を実施しない場合は、課題で評価します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入(教科書、教材、製図道具の使い方を含む)
機械製図練習ノート
機械製図の基礎の習得
2週 機械製図練習ノート 機械製図の基礎の習得
3週 機械製図練習ノート 機械製図の基礎の習得
4週 機械製図練習ノート 機械製図の基礎の習得
5週 機械製図練習ノート 機械製図の基礎の習得
6週 機械製図練習ノート 機械製図の基礎の習得
7週 機械製図練習ノート 機械製図の基礎の習得
8週 中間試験
機械製図練習ノート回収
1stQの進捗と定着度を確認
2ndQ
9週 答案返却・解説
機械製図練習ノート
機械製図の基礎の習得
10週 機械製図練習ノート 機械製図の基礎の習得
11週 機械製図練習ノート 機械製図の基礎の習得
12週 機械製図練習ノート 機械製図の基礎の習得
13週 機械製図練習ノート 機械製図の基礎の習得
14週 スケッチ
機械製図練習ノート
機械製図の基礎の習得
15週 定期試験
CSWA認定試験(希望者)
2ndQの進捗と定着度を確認
16週 答案返却・解説、まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3前1,前2,前3,前4,前8,前15,前16
製図用具を正しく使うことができる。3前1,前2,前3,前4,前8,前15,前16
線の種類と用途を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前8,前15,前16
物体の投影図を正確にかくことができる。3前2,前3,前4,前8,前15,前16
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前15,前16
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。2前8,前9,前10,前11,前12,前13,前15,前16
部品のスケッチ図を書くことができる。3前14,前15,前16
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。3前15,前16
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。3前11,前12,前13,前14,前15,前16

評価割合

出席態度課題試験合計
総合評価割合10105030100
基礎的能力10100020
専門的能力00503080
分野横断的能力00000