到達目標
1.機械工学分野を中心に科学技術史に関して歴史的発展の過程を理解できる。
2.機械に代表される科学と技術の発展が歴史的必然性によって生まれ,多くの貴重な実験・経験・理論展開に学びながら絶え間のない改良がなされることで現在に至っていることを理解できる。
3.現代における科学・技術をめぐる社会的諸問題を考えることから,将来の人類の幸福や繁栄,平和の増進につながるような科学・技術のあり方を理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 機械工学分野を中心とした科学技術史に関する十分な理解があり,具体例を含みながら歴史的発展の過程について流れを説明することができる。 | 機械工学分野を中心とした科学技術史に関する理解は十分ではないが,歴史的発展の過程について大まかな流れを説明することができる。 | 機械工学分野を中心とした科学技術史に関する理解が不十分で,歴史的発展の過程を説明することができない。 |
評価項目2 | 機械に代表される科学と技術の発展における歴史的必然性と,現在までの改良の過程について,具体例を含みながら正しく説明することができる。 | 機械に代表される科学と技術の発展における歴史的必然性と,現在までの改良の過程について,多少の誤りはあるが大まかな流れを説明することができる。 | 機械に代表される科学と技術の発展における歴史的必然性と,現在までの改良の過程について説明することができない。 |
評価項目3 | 現代における科学・技術をめぐる社会的諸問題についての十分な考察ができており,将来の科学・技術のあり方について,自らの意見を明確に述べることができる。 | 現代における科学・技術をめぐる社会的諸問題についてのある一定の考察ができており,将来の科学・技術のあり方について,ややあいまいながら自らの意見を述べることができる。 | 現代における科学・技術をめぐる社会的諸問題についての考察が不十分であり,将来の科学・技術のあり方について,自らの意見を述べることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
現在,私たちが深く認識することなく享受している高度な文明社会はどのようにして発達してきたのか?これからの科学技術の未来を考えていくためのヒントが過去の科学技術の歴史を顧みることから明らかになってくる。本科目では,現代と将来の社会に責任を持つ技術者となるための発想のヒントを科学技術史,特に機械技術史に重点をおいて学ぶ。
授業の進め方・方法:
本講義では教科書を中心に講義形式で進め,「ものづくり」の基礎である科学と技術の歴史が,いかにして発展してきたかについて学ぶ。学生諸君が科学技術史を修得することにより,未来に繋がる新たな科学と技術を創造する考える力を身につけることを目標とする。
注意点:
・授業スケジュールを把握して,予習を行ない,授業での説明を理解すること.
・授業ではまとめ課題を与えるので,自分自身で考えて基礎知識の定着に努めること.
・授業では教科書を中心に進めるので,何より教科書をよく予習してくること.
・自分で考え,どうしても分らない場合は質問すること.授業に関する質問や要望は,オフィスアワーやメールなどで随時受け付ける.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | まとめシート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 20 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 20 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |