機械設計演習I

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 機械設計演習I
科目番号 0100 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械知能システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料(電子データ)
担当教員 井山 裕文

到達目標

1.機械の分解・組立を通して機構などについて理解し,空間的にイメージでき,それをスケッチによる図面に表すことにより,材料,寸法,精度記号などを含む機械の情報を伝達できる.
2.簡単な3次元モデルのモデリングを通じて,3DCADの基本操作を行うことができる.
3.スケッチから3DCADにより部品のモデリングおよび部品のアセンブリングができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械部品の構造を理解し,その形状寸法・幾何寸法から図面に表すことができる.機械部品の構造,形状寸法・幾何寸法が理解できる.機械部品の構造,形状寸法・幾何寸法が理解できない.
評価項目2簡単な3次元モデルのモデリングを通じて,3DCADの基本操作を行うことができる.3DCADの基本操作を行うことができる.3DCADの基本操作を行うことができない.
評価項目3スケッチから3DCADにより部品のモデリングおよび部品のアセンブリングができる.スケッチから3DCADにより部品のモデリングができる.スケッチから3DCADにより部品のモデリングができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目では,実際の製品設計での方法論の理解と習得を目指す.具体的には,機械製品の3次元モデリング演習を行う.本校のカリキュラムでは,社会の要求に応じて問題解決の方法を企画し,デザインするための総合科目と位置付けられた科目である.
授業の進め方・方法:
本演習は,3次元モデリングの学習修得のために,製図基礎の応用と機構等の理解力および3DCADの基本操作の修得を目
指す.さらに,3D-CADによるモデリング演習および3D-CADの応用操作の修得を目指し,現在主流になりつつある3DCADによるモノづくりの方法論を習得を目標とする.
注意点:
与えられた課題に対して積極的に自分で考えて取り組むこと.
提出期限までに必ず課題を提出するように心掛けること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 科目の概要を理解する.
なぜ学ぶのかを理解する.
2週 3D-CADの基本操作1 これまでの復習も兼ねて基本的な操作ができる。
3週 3D-CADの基本操作2 平面、曲面を有する3Dモデリングが作成できる。
4週 3D-CADの基本操作3 より複雑な3Dモデリングと、材質の指定を行うこと
ができる。
5週 3D-CADの基本操作4 3Dモデンリング後、質量、重心の位置を求めることが
できる。
6週 演習課題1-① 与えられた課題の3Dモデリング、質量、重心の位置
を求めることができる。
7週 演習課題1-② 与えられた課題の3Dモデリング、質量、重心の位置
を求めることができる。
8週 演習課題2-① 与えられた課題の3Dモデリング、質量、重心の位置
を求めることができる。
2ndQ
9週 演習課題2-② 与えられた課題の3Dモデリング、質量、重心の位置
を求めることができる。
10週 演習課題3 与えられた課題の3Dモデリング、質量、重心の位置
を求めることができる。
11週 演習課題4 与えられた課題の3Dモデリング、質量、重心の位置
を求めることができる。
12週 演習課題5 与えられた課題の3Dモデリング、質量、重心の位置
を求めることができる。
13週 演習課題6 与えられた課題の3Dモデリング、質量、重心の位置
を求めることができる。
14週 演習課題7 与えられた課題の3Dモデリング、質量、重心の位置
を求めることができる。
15週 テスト 演習課題1~演習問題7の内容を理解しているかテストで確認する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4
機械設計許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。4
標準規格を機械設計に適用できる。4

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合20800000100
基礎的能力1040000050
専門的能力1040000050
分野横断的能力0000000