情報化社会論

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 情報化社会論
科目番号 0132 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 建築社会デザイン工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 配布資料(Web資料・プリントなど)
担当教員 森下 功啓

到達目標

1. 情報セキュリティについて理解し、対応できる
2. 論文の作成に必要な情報を収集することができる
3. 意見や実験の結果を論文にまとめることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
情報セキュリティについて理解し、対応できる情報セキュリティ問題とその対策について説明することができるセキュリティインシデントについて、対応策を調べることができるセキュリティリスクについて、事例を挙げることができない
論文の作成に必要な情報を収集することができる自身の研究テーマに対して、新規性を見つけることができ、論文のテーマを決定できる既往研究の論文を検索でき、論文から目的や手法や結果の本質をつかむ既往研究の論文を検索できない
意見や実験の結果を論文にまとめることができる論文が書ける実験のレポートを作成できる実験レポートを作成できない

学科の到達目標項目との関係

本科到達目標 3-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータやインターネットの発展に伴い、社会の情報化が進んでいる。このような情報化社会における研究及び論文の作成という切り口で、情報セキュリティ,情報の取捨選択方法,論文の作成方法について学習する。
授業の進め方・方法:
本科目は、研究活動の一つである論文の作成を主題として取り扱いつつ、情報セキュリティとインターネット上に溢れる情報の取捨選択方法について学ぶ。論文の作成中は随時添削を行うため、少人数制とする。後期末に取り組むことになる卒研への準備として取り組んでほしい。
注意点:
教科書は使わないので、講義の要点を意識しながら、ノートを上手にまとめること。また、不明な点は必ず質問して欲しい。メールでの質問も受け付けている。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,研究活動と情報 研究活動および、研究活動と情報技術の関わりについて理解する
2週 研究のための情報収集 論文の検索ができる
3週 情報セキュリティの概要1 守るべき情報の取捨選択ができ、情報を暗号化できる
4週 情報セキュリティの概要2 攻撃の種類を把握し、安全な通信方法を習得する
5週 収集した情報をまとめた結果を発表 自身のテーマについてまとめ、発表できる
6週 論文の書き方 論文執筆の作法を学ぶ
7週 図の作成 論文に用いることができる図を作れる
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却と解説
10週 手法や結果の章の作成 手法や結果の章の書き方が分かる
11週 背景や目的の章の作成 背景や目的の章の書き方が分かる
12週 アブストラクトの作成 アブストラクトの書き方が分かる
13週 論文の作成 論文の作成方法を身につける
14週 論文の作成 論文の作成方法を身につける
15週 期末試験
16週 試験返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。2
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。2
工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3前13,前14
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3前13,前14
情報リテラシー情報リテラシー情報セキュリティの必要性、様々な脅威の実態とその対策について理解できる。3前3,前4
インターネットを用いた犯罪例などを知り、それに対する正しい対処法を実践できる。3前3,前4
専門的能力専門的能力の実質化PBL教育PBL教育工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。2
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。2
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。2
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。2
各種の発想法や計画立案手法を用いると、課題解決の際、効率的、合理的にプロジェクトを進めることができることを知っている。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。3
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。3
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。2
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。2

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合3070100
基礎的能力304070
専門的能力03030