| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
微生物の単離手法の理解 | 自然界から微生物をその対象に応じて単離するためには培地選定と前処理、適度の希釈操作が必要であることを十分理解できる。 | 自然界から微生物をその対象に応じて単離するためには培地の選択が重要であることを理解できる。 | 自然界から微生物をその対象に応じて単離するためには培地の選択がなぜ重要であるかが理解できない。 |
微生物の取り扱い手法の体得 | 実験台上において微生物を汚染させることなく移植でき、十分な無菌操作法を体得している。 | クリーンベンチ内において微生物を汚染させることなく移植でき、十分な無菌操作ができる。 | クリーンベンチ内においても無菌操作ができない。 |
微生物の分類上に位置づけについての理解 | 微生物のコロニー形状と顕微鏡観察から、細菌、放線菌、カビ、酵母のいずれに該当するかを正しく判定できる。 | 微生物のコロニーの形状と顕微鏡観察から、細菌、カビ、酵母の違いを判断できる。 | 微生物のコロニーの形状と顕微鏡観察からも細菌、カビ、酵母の違いを判断できない。 |
回分培養における細胞濃度の経時変化についての理解 | 実験データより、微生物の増殖を5つ期に分別し、比増殖速度と世代時間について正しく説明できる。 | 実験データより、微生物の増殖を5つ期に分別でき、それぞれの時期について正しく説明できる。 | 実験データより、微生物の増殖を5つ期に分別でき、それぞれの時期について正しい説明ができない。 |
卵白よりアルブミン(タンパク質)を抽出する操作の理解 | タンパク質が塩析する原理や透析膜でタンパク質の粗精製ができる原理を正しく説明できる。 | 塩濃度を変化させる意味、透析膜を使用する意味ついて正しく説明でき、実験操作中に目的物が析出しているか否か判断できる。 | 塩濃度を変化させる意味、透析膜を使用する意味ついて説明できず、実験操作中に目的物が析出しているか否か判断できない。 |
タンパク質の性質とそれを利用した定量法の理解 | タンパク質の変性や呈色の原理について分子レベルで説明でき、理論値と実験で定量した値との差について説明できる。 | タンパク質の変性や呈色の原理について分子レベルで説明できる。検量線を正しく利用して、タンパク質の定量ができる。 | タンパク質の変性や呈色の原理について分子レベルで説明できない。検量線が書けず、タンパク質の定量ができない。 |