到達目標
デジタル通信システムにおける雑音,フェージング等を理解し,QPSKまでの誤り率に関するシミュレーションができるようになる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
変復調方式に関する理解 | BPSK,QPSK,SS,OFDMについて理論的に説明できる | BPSK,QPSK,SS,OFDMについて回路等を参照して動作を説明できる | BPSK変調について説明できない |
シミュレーション技術 | Octaveを使って,変復調に関するシミュレーションができる. | Octaveを使って,BPSK,QPSKに関する変復調技術のシミュレーションができる. | Ocatveを用いた変復調のシミュレーションが一つもできない |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
デジタル通信方式の変復調技術について,シミュレーションを通じその詳細を理解することを目的とする.
授業の進め方・方法:
主として,OctaveによるBPSK,QPSKの変復調シミュレーションソフトウェアの作成を行いながら,その都度説明を加える方法とする.
注意点:
・ 本科目は1単位当たり,15時間の講義と30時間の自学自習(課題レポート等)から構成される.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
講義概要・評価方法等についての説明.本学習で必要なOctave言語の文法について |
シラバスを理解する.Octave言語の文法を理解する.
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2週 |
デジタル通信技術の概観 |
デジタル通信とアナログ通信の特徴,概要について理解する
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3週 |
信号と雑音の基礎理論(1) |
信号を数学的に表現できる.実信号と解析信号について理解する.
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4週 |
信号と雑音の基礎理論(2) |
雑音の数学的表現ができる.雑音の性質について理解する.整合フィルタについて理解する.
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5週 |
変復調技術(1) |
BPSK変調について,理解しシミュレーションプログラムを書ける.
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6週 |
変復調技術(2) |
QPSK変調について,理解しシミュレーションプログラムを書ける.
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7週 |
変復調技術(3) |
QPSK変調について,理解しシミュレーションプログラムを書ける.
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8週 |
フェージング(1) |
2種類のフェージング通信路について理解する.
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4thQ |
9週 |
フェージング(2) |
フェージング通信路のモデル化としシミュレーションができる.
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10週 |
スペクトル拡散通信(1) |
スペクトル拡散技術について理解する.
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11週 |
スペクトル拡散通信(2) |
スペクトル拡散通信の送信・受信のシミュレーション技術について理解する.
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12週 |
RAKE受信機 |
RAKE受信について理解する.
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13週 |
直交周波数分割多重(1) |
周波数分割多重通信方式について理解する.
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14週 |
直交周波数分割多重(2) |
周波数分割多重通信方式の送信・受信のシミュレーションについて理解する.
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15週 |
試験 |
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16週 |
答案返却 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |