到達目標
(1) 都市計画に関する基礎理論が理解できると共に,都市計画的な見方や考え方ができる.(定期試験,課題)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
都市計画の基礎理論 | 都市計画に関する基礎理論を用いて,各計画の歴史や立案方法について理解できる. | 都市計画に関する基礎理論が理解できる. | 都市計画に関する基礎理論が理解できない. |
都市計画的な思考 | 都市計画的な見方,考え方を用いて,今後の都市計画事業の方向性について考えることができる. | 都市計画的な見方,考え方ができる. | 都市計画的な見方,考え方ができない. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育目標 (B2)
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JABEE 2.1(1)⑤
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教育方法等
概要:
近年,都市計画は「まちづくりとは,住むための良い環境をつくるもの」という環境重視の観点が強く要請されている.そこで,本講義では,前半には従来と同じく都市計画法を中心に解説するが,後半は,都市計画法と並んで重要な建築基準法や都市の整備手法について講義と具体的な事例を解説したい.これらの一連の学習の中で,都市計画の基礎知識を踏まえた都市計画的な見方・考え方ができるようになることを目指している.
(科目情報)
教育プログラム第1学年 ◎科目
授業時間 46.5時間
RM科目
授業の進め方・方法:
近年,都市計画は「まちづくりとは,住むための良い環境をつくるもの」という環境重視の観点が強く要請されている.そこで,本講義では,前半には従来と同じく都市計画法を中心に解説するが,後半は,都市計画法と並んで重要な建築基準法や公園・緑地計画,都市景観,防災計画,都市の整備手法および最適化手法について講義と具体的な事例を解説したい.これらの一連の学習の中で,都市計画の基礎知識を踏まえた都市計画的な見方・考え方ができるようになることを目指している.
なお,授業はスライドを中心に,教科書および配布資料を用いて行い,必要に応じて課題を与える.
(単位修得の条件について)
総合評価が60点以上を合格とする.
(総合評価)
総合評価 = (3回の定期試験の平均点)× 0.8 + (課題の平均点)
(再試験について)
再試験は総合評価が60点に満たない者に対して実施するが,全課題の提出を受験資格の条件とする.
注意点:
(履修上の注意)
都市計画は,地域社会に暮らす住民の生活に密接に関連した内容を扱う.よって,都市計画に関わる情報に日頃から興味を持ち,自らの意見を持つためにも,新聞やインターネットといった媒体から積極的に情報を得ることを心がけること.
(自学上の注意)
都市計画に関する課題を与えるので,学生は自ら教科書や参考書,インターネット等を用いて調べて提出すること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.都市論 1.1 都市計画の分野 |
都市計画の全体像について解説する. 国土と地域,都市の定義を説明できる.
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2週 |
1.2 都市の機能と分類 |
都市の機能と分類方法について理解できる.
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3週 |
2. 都市計画法及び関連法規 2.1 都市計画法 |
都市計画法及び関連法について理解できる.
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4週 |
2.1 都市計画法 |
都市計画法及び関連法について理解できる.
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5週 |
2.2 地域地区に関する法規 |
地域地区および都市施設に関する法規を理解できる.
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6週 |
3. 都市計画の策定 3.1 概説,調査 |
都市計画の策定手法について理解できる. 都市計画における調査について理解できる. 人口予測の手法と応用について理解できる.
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7週 |
3.2 都市の将来ビジョン |
総合計画とマスタープランについて理解できる. コンパクトシティおよび立地適正化計画について理解できる.
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8週 |
4. 都市計画の歴史 |
日本の都市計画の歴史について理解できる.
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2ndQ |
9週 |
5. 都市構造論 |
代表的な都市構造論や都市計画思想について理解できる.
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10週 |
6. 土地利用計画 6.1 土地利用計画の必要性と種類について理解できる. |
土地利用計画の必要性と種類について理解できる.
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11週 |
6.2 用途地域,その他の地域地区 |
用途地域およびその他の補助的地域地区について理解できる.
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12週 |
6.3 土地利用計画の立案,土地利用の規制と誘導 |
土地利用計画の立案プロセスについて理解できる. 土地利用の規制と誘導の方法について理解できる.
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13週 |
まとめ |
これまでのまとめとしての内容を理解できる.
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14週 |
前期期末試験 |
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15週 |
前期期末試験の解答と解説 |
わからなかった部分を理解する.
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
7. 都市交通計画 |
交通計画について理解できる.
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2週 |
8. 建築基準法 |
建築基準法上の基礎用語を理解する.
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3週 |
8.1 敷地と道路の関係 |
建築基準法上の道路について理解する.
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4週 |
8.2 建蔽率,容積率 |
建蔽率と容積率の定義を学ぶとともに,それらの算定手法について理解する.
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5週 |
9. 公園・緑地の計画 |
緑化と環境整備(緑の基本計画)について理解できる.
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6週 |
10. 都市の景観設計 |
風景,景観と景観要素について理解できる.
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7週 |
11. 防災に関する計画 |
都市の防災構造化を理解できる.
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8週 |
12. 都市整備の手法 12.1 都市の整備事業 |
都市の整備事業の全体像およびそれらの種類について理解できる.
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4thQ |
9週 |
後期中間試験 |
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10週 |
後期中間試験の解答と解説 12.2 市街地開発事業 |
わからなかった部分を理解する. 土地区画整理事業,市街地再開発事業について理解できる.
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11週 |
12.2 市街地開発事業 |
土地区画整理事業,市街地再開発事業について理解できる.
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12週 |
12.3 事業評価 |
費用便益分析を踏まえた事業評価について理解できる.
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13週 |
12.3 事業評価 |
ヘドニックアプローチ法について考え方とその方法を理解している.
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14週 |
まとめ |
これまでのまとめしての内容と今後の方向性を理解する.
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15週 |
後期末試験 |
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16週 |
後期末試験の解答と解説 |
わからなかった部分を理解する.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 計画 | 国土と地域の定義を説明できる。 | 4 | |
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。 | 4 | |
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。 | 4 | |
土地利用計画と交通計画について、説明できる。 | 4 | |
総合計画とマスタープランについて、説明できる。 | 4 | |
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。 | 4 | |
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。 | 4 | |
風景、景観と景観要素について、説明できる。 | 4 | |
都市の防災構造化を説明できる。 | 4 | |
土地区画整理事業を説明できる。 | 4 | |
市街地開発・再開発事業を説明できる。 | 4 | |
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。 | 4 | |
重回帰分析を説明できる。 | 4 | |
線形計画法(図解法、シンプレックス法)を説明できる。 | 4 | |
費用便益分析について考え方を説明でき、これに関する計算ができる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |