意匠CAD演習

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 意匠CAD演習
科目番号 0056 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 項目毎に教材を配布する
担当教員 中村 裕文

到達目標

1)BIMを用いた製図概念の習得
2)CADによるシステマティックドローイング手法の習得

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1BIMモデル作成の各種設定を行うことができる。BIMモデル作成のための各種設定をテキストを参考にするあるいは指導を受けながら行うことが出来る。BIMモデル作成のための設定を行うことができない。
評価項目2システマティックドローイングで製図を行うことが出来る。参考書を見ながらシステマティックドローイングで製図を行うことが出来る。システマティックドローイングで製図を行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
BIM(Building Information Modeling)システムを用いた製図手法の概念を習得する。
CADを用いたシステマティックドローイングの概念と手法を習得する。
授業の進め方・方法:
BIMの概念・利用方法を講義する。
システマティックドローイングの手法について演習を通じて習得する。
対面と遠隔を併用する。
注意点:
3年次開講の建築CADで学習したCADの基本的な利用方法について復習しておく。
遠隔での講義はビデオ教材をりようするため、対応する環境を準備する。
演習はB情報教育センターを利用して行うため、授業時間内で足りない場合は放課後や休み時間などを利用して演習をすすめることが望ましい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
BIMの解説
授業の目的の理解
BIMの概念の理解
2週 CADを用いた基本的作図手法の学習(1)(オンライン) 作図の準備、基準線の作成、ブロックの作成の修得
3週 CADを用いた基本的作図手法の学習(2)(オンライン) スタイルの設定、寸法の記入とブロックの挿入、躯体の作成、階段矢印ブロックの作成、通り芯画層を表示/非表示するアクションマクロの作成の修得
4週 CADを用いた基本的作図手法の学習(3)(オンライン) 階段・収納の作図、壁の開口部の作図方法の習得
5週 CADを用いた基本的作図手法の学習(4)(オンライン) 建具の作成、建具の配置、基準線番号のダイナミックブロック化の修得
6週 CADを用いた基本的作図手法の学習(5)(オンライン) 家具ブロックの配置、床や敷石のハッチング、部屋名の記入、ドアブロックの数量拾い出し、表題欄付き図面枠ブロックの作成の修得
7週 CADを用いた基本的作図手法の学習(6)(オンライン) ページ設定の作成、ビューポートの作成と設定、図面の印刷、テンプレートと標準仕様図面の作成の修得
8週 CADを用いた基本的作図手法の学習(7)(オンライン) ブロック図形の使い方の習得
4thQ
9週 CADを用いた基本的作図手法の学習(8)(対面:演習) 作図の準備、基準線の作成、ブロックの作成の修得
10週 CADを用いた基本的作図手法の学習(9)(対面:演習) スタイルの設定、寸法の記入とブロックの挿入、躯体の作成、階段矢印ブロックの作成、通り芯画層を表示/非表示するアクションマクロの作成の修得
11週 CADを用いた基本的作図手法の学習(10)(対面:演習) 階段・収納の作図、壁の開口部の作図方法の習得
12週 CADを用いた基本的作図手法の学習(11)(対面:演習) 建具の作成、建具の配置、基準線番号のダイナミックブロック化の修得
13週 CADを用いた基本的作図手法の学習(12)(対面:演習) 家具ブロックの配置、床や敷石のハッチング、部屋名の記入、ドアブロックの数量拾い出し、表題欄付き図面枠ブロックの作成の修得
14週 CADを用いた基本的作図手法の学習(13)(対面:演習) ページ設定の作成、ビューポートの作成と設定、図面の印刷、テンプレートと標準仕様図面の作成の修得
15週 CADを用いた基本的作図手法の学習(14)(対面:演習)
課題提出
ブロック図形の使い方の習得
課題提出
16週 ポートフォリオ記入 ポートフォリオ記入

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。4後15
線の描き分け(3種類程度)ができる。4後12
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。4後13
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。4後10
図面の種類別の各種図の配置を理解している。4後13
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。4
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。4後11,後12
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。4後15
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。4後9
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。3
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。3
建築における形態(ものの形)について説明できる。3

評価割合

制作課題発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力400000040
専門的能力400000040
分野横断的能力200000020